「熱くなれ太陽!いま、溢れ出す激情 抱いて 守るべきものがある それが真実」
概要
『ウルトラマン列伝』第66話〜第78話まで使用された曲。歌っているのはウルトラマンゼロの声を担当している宮野真守で、作詞も宮野氏自身が行った。
同じく宮野氏が作詞、歌を担当した第2クールのオープニングテーマ「DREAM FIGHTER」が「夢を目指す者への歌」だったの対し、こちらは「自分自身との戦い」というテーマが込められている。また、「太陽」「月」「Spirit」という、ゼロに力を与えたコスモスを思わせるフレーズも入っている。
前半は爽やかな曲調ながらもサビからはロック調の強い曲に変わり、特撮ヒーロー番組のオープニングテーマとしても非常にかっこいい曲なのだが、何と言ってもこの曲の株が上がったのはウルトラマン列伝内で放送されていた短編アクションドラマ『ウルトラゼロファイト』第二部でのことである。
ウルトラゼロファイトにて
「まだだ…まだ…俺は…俺は…!俺は!」
「俺は、まだ飛べる!!」
「守るべきものがある…俺は、ウルトラマンだ!!」
ベリアルに肉体を乗っ取られたことで自分自身の手で仲間を殺めてしまい、絶望して光を失ってしまったゼロ。しかし、その精神の中に現れた仲間達の言葉を受けたゼロは光を取り戻し、上記の言葉と共にシャイニングウルトラマンゼロとして覚醒し、見事復活を果たした。
このウルトラゼロファイト屈指の名シーンで挿入歌として使用された曲こそがこの「ULTRA FLY」である。しかも、ここで使用された部分の歌詞がゼロの復活シーンと恐ろしいほどマッチしており、この演出に思わず鳥肌が立った視聴者も多いだろう。
まさにウルトラマンゼロそのものを象徴する歌と言えるだろう。