ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ピクル

ぴくる

『ピクル』は板垣恵介による日本の漫画、及び主人公の名前。漫画作品『刃牙シリーズ』に登場する架空の人物である。
目次 [非表示]

CV:草尾毅


概要

1億9000万年前の地層(岩塩層)から、蘇った野人。「刃牙」世界の中生代は現実世界と大きく異なっており、彼はティラノサウルスの死体のすぐそばから見つかった。

岩塩層から発見されたことからピクル(塩漬け)と名付けられた。


プロフィール

年齢:1億9000万歳(外見は20代)

身長:200cm前後(海外wikiでは245cm)

体重:130kg前後(後の発言では200kg)

流派:我流

好物:強者の肉


来歴

「刃牙」世界で初めて生まれた彼は、自分にケンカを挑む恐竜達を次々に返り討ちにし、激動の中生代を生き抜いてきた。しかし、ある日、地球に落下した隕石により地球全体が凍り付き、ピクルもまたその時戦っていたティラノサウルスと共に岩塩層に埋まってしまい、そのまま1億9000万年の眠りにつく。


それから1億9000万年後、アメリカ・コロラド州にある核廃棄物隔離施設内地下701mの岩塩層にてアメリカ人学者アルバート・ペイン博士によってティラノサウルスの死体(こちらはペイン博士曰く「損傷が激しく再生は不可能だった」らしいが、それでも見事な保存状態で発見されており、ピクル同様凄いお宝である事は言わずもがな)ごと発掘され、蘇生プロジェクトを担当した研究員のアレン冷凍室で保存されているティラノサウルスのステーキ(200g)にして食ってみようと着火したせいで、大好物の匂いを嗅ぎ取り約2億年ぶりに目を覚ます。


目を覚ましたのちに勇次郎の友人ストライダム大佐によって在日米軍基地に運ばれるも、彼は『自分に襲い掛かってくるもの』しか食べないという習性があった。

仕方がないので一旦地下闘技場に運ばれ、徳川光成老から裏ルートで手に入れた大型シベリアトラを秒殺して捕食した(なお、この虎は独歩が倒したトラより遥かにデカい)。


この頃、日本全国の格闘家達はピクルを相手に戦いたいという原始的な欲望に狩られ、先刻の習性を好機と見定め、次々に挑戦していく決意を口にした。最初に挑んだ烈海王を圧倒的なパワーでねじ伏せ、「こんな強敵を殺さねばならないとは」と嘆きながらも脚を食い千切り、放っておけば全身を喰われるところだったが、これを看過できなかったペイン博士により麻酔薬で眠らされてしまう。

その後隙を見て脱走して夜の街に繰り出し、通行人を倒して衣服を剥ぎ取り変装。自分を撥ねたトラックを怪物と勘違いし破壊、中に積んであった牛肉をペロリと平らげてご満悦な所を花山薫に発見され、彼と互角の力比べをし、そこで範馬刃牙と出会う。


そのまま闘技場に戻って刃牙を秒殺すると、今度は地下ではなく東京ドームで「空手を終わらせた愚地克巳と対決し、マッハ突きに翻弄されながらも彼を「好敵手」と認め、涙ながらにを食いちぎる。続いてジャック・ハンマーと対戦し「格闘漫画って何だっけ」読者に思わせるような噛み付き合いを行い、が効き始めて暴れ回るジャックを叩き伏せる。

その後病院から抜け出したジャックと再び対面。ドーピングと現代医療という自分の(自然界の)常識に当てはまらないジャックを見て「動かなくなったヤツが生き返った」と恐怖におびえるがこれを自力で克服、ジャックを倒し「最高のごちそう」としてに括り付ける。


そしてついに刃牙と再戦、鞭打象形拳を駆使し、回避の極致に目覚めた刃牙に翻弄されながらも、金的を食らったことで激怒し、野性のパワーを完全開放した『最終形態』(関節を移動させた獣のような姿勢)へと変貌を遂げ、最後に正面からの殴り合いで刃牙を圧倒するも、敗北する恐れから勇次郎からラーニングした合気で刃牙を倒した。直後に戦意を喪失し、彼の新生代での激戦に終止符が打たれた。


刃牙の戦い後、ピクルの処遇に付いては世界中で議論が沸騰した末に投票が行なわれることになり、結果は『元の岩塩層に戻すべき』に500001572票/『共に現代に生きるべき』に500000543票と、僅か約1000票差で元の場所に返す冷凍睡眠処置が取られることになる。しかしピクル自身は世界に反して現代の人間社会で生きる道を選び、ストライダムとペイン博士に「感謝の印」として上記のティラノサウルスの頭をプレゼントし、アメリカ軍に別れを告げ、夜の東京の街に消えた。ちなみに、アニメではこの際にピクル本人が喋っている。


その後は東京の下水道隠れ家にして暮らしているようである。勇次郎VS刃牙の最後の親子喧嘩も持ち前の視力で、高層ビルの屋上から観察。そのまま勝手に乱入し、勇次郎と戦おうとするが、刃牙に追い返されてその戦いの一部始終を見届けた。


未だに路上生活を送っており、流石に上記の『自分に襲い掛かってくるもの』しか食べない生き方は現代では通用しないと妥協したのか、無責任な飼い主に下水に放流された違法ペットトカゲ大蛇カメetc.)や、その内の1匹で有る神田川に現れた巨大なワニと戦いこれを捕食した。


ピクルを発見した徳川一派は同じく太古から甦った宮本武蔵との対決を熱望。ペイン博士の反対を押し切り、世紀の戦いが幕を開けた。

その圧倒的な筋骨は武蔵から「肉の宮」と讃えられ、武蔵をして無刀では殺害不能と驚嘆させた。戦いは一度中断となり、後日6日間の絶食を経た野生のベストコンディションにて武蔵と対決する事になった。


武蔵の愛刀を一度は筋力で止めるが、不慣れな刀を扱おうとした隙を突かれて刀を奪還され、肉の薄い関節部を斬られる。さらに攻撃直前の脱力を狙われ、刃牙らが決着を確信するほどの深手を負う。

その戦力差は関節を組み替えた最終形態でもなお及ばず、最後は武蔵に自信が苦手とするのイメージを見出して戦意喪失。誰はばかることなく悲鳴を上げながら四足で逃走した。


そして闘技場の廊下で控えていた本部以蔵に助けを求め本部もまたその声に応える様に、死闘の末、武蔵を撃破しピクルを守護るのであった。ちなみに試合終了後、現代医学では禁じられている人間のクローン技術と非科学的な除霊で復活した武蔵を孤独な存在と断じる本部だったが、ピクルに対しては長い時間冬眠していただけの存在の為か「人類の財産」で自分達の"仲間"だと語っている。


武蔵本人も実際に孤独を感じていた様で機動隊を虐殺し追跡される中、ピクルの住む下水管へ侵入。同じく遠い時代からやってきたピクルに共感を覚え、彼に語り掛ける。ピクルには言葉が通じないものの武蔵の顔は満足気であり、刃牙との最終決戦に向け、その場を後にした。


刃牙達と二代目野見宿禰を中心とした本編には登場しなかったが、最終回で登場。

東京都心狩猟民族として完全に現代社会に適応しており、下水道だけではなく公園に放たれ野生化したペットや川などに生息する生物を食し生活していた。


噛技を極め「噛道」と名乗り、実際にそれで宿禰を撃破したジャック・ハンマー。その闘争心の純度に勝る者はいないと語る本部に対し、弟子のガイアはピクルの名を挙げ、ジャックvsピクルの噛み付き合い対決の再戦を匂わせる終わり方となった。新シリーズ「刃牙らへん」での活躍を心して待てッッ!!


能力

過去に恐竜をぶっ殺して食ってきただけのことはあり、大型トラックを真正面からタックルで後部まで拉げさせ、人間をドーム球場の中央から二階席まで蹴り飛ばすほどの怪力を持つ。範馬勇次郎に純粋な筋力で並べるという希有な存在。


その頑丈な皮膚はゼロ距離から撃ち込まれた拳銃弾をも皮膚下で食い止める強度を持ち、引き締まった五体は烈・克巳・ジャックといった強豪たちの攻撃も意に介さず、軍用のパワードスーツの首ひねりにも微動だせず、それどころかパワードスーツが逆回転してしまった。力勝負で範馬勇次郎に「俺に技を使わせやがった」と言わしめた数少ない力の持ち主。武蔵の斬撃ですら「肉に阻まれ、決して骨身に届かない」と言わしめるほどの体躯はまさに並ぶものなしと言ったところか(ただし、さすがに「真剣を使えば失血死は免れまい」と語っている)。

また、本来の闘争法を解放した際のスピードは恐竜の反応速度を上回り、ジャックの動体視力をもってしてもその動きを追うのは困難だった。


考え方が現代人とは根本的に違っており、戦いも基本は襲ってきた相手に対して「喰らう為」に戦う。ただし、戦士としての誇りのようなものも持ち合わせており、それを傷つけたジャックや自分を挑発して見せた武蔵には己の全力を持って襲いかかっている。


反面、精神面は弱く、トラウマに怯えて戦闘を放棄する時はあっさり尻尾を巻いて逃げる程に野性的。

武蔵からは「物怪(もののけ)ではあっても武士(もののふ)ではない」と評されている。


あと、異性に対しては捕食対象と見ておらず来日した際に迂闊にインタビューしてきた女子アナウンサーを性的に捕食している。…彼が本来生きていた2億年前に人類の女性は居たのだろうか?


関連項目

刃牙シリーズ 原始人

関連記事

親記事

グラップラー刃牙 ぐらっぷらーばき

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1347640

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました