概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
基本的に「マイク」と言われて想像する機種がこれになるだろうと思われるほど有名な機種。
1966年に発売されて以降、現在も製造されているSHUER社の代表的商品。
元々マイクはマイクスタンドに固定して使われるものであったが、1960年代にロックが人気になると、パフォーマーが「マイクを持ってステージを歩きたい」という人が増えた。
そのため、マイクとパフォーマーの位置(マイクと口元の位置)などを考えないといけなくなった。
そのためSHURE社は1965年にSM57というマイクを発売。こちらは現在楽器などに付けられるマイクとして使用されることがほとんどである。
その後1966年にSM58が発売。ボーカリストの口元など、小さな音源にマイクを近づけると低音域のレベルが上昇する近接効果というものを備えている。そのため、ステージ上でボーカルの収音、拡声に最適な特性を持つ。
近接効果についてはこの動画が分かりやすい。
しかし、発売当時SHURE社はレコーディングスタジオを中心にSM58を売り込みに行っていたが、テレビ局やラジオ局は誰もSM58に興味を示さなかった。
そのため、1970年代に入りラスベガス周辺のライブハウスにSM58を売り込みに行くとライブパフォーマンスで使いやすいということで大ヒット。そしてライブでこのマイクが使われることが多くなっていった。
このマイクは「頑丈」であることでも有名である。金属製で頑丈な持ち手であることや、落とされたり、ぶつかったりしても壊れることがほとんどない。さらに安価と言うこともありパフォーマーなどに人気である。
今となってはコンサート以外にも様々な場面で使われる、人気の高いマイクである。