概要
CV:中田雅之
『グラップラー刃牙』最大トーナメントに登場した用心棒(バウンサー)。
身長181cm、体重129kgのふてぶてしい顔の巨漢で、シカゴのクラブで警備員をやっている。
全選手入場で「ルールの無い喧嘩がしたいからバウンサーになった」と称されている通り好戦的な性格であり、後述したタフネスぶりを活かしたバトルを得意としている。試合にはタキシード姿で臨んだ。
常に葉巻を咥えており、試合前に20杯ものカクテルを適量と称して飲み干すなど、愛煙家にして酒豪。
一回戦で愚地独歩相手に豪快に殴り合う(独歩曰く「オレの大好きなジョン・ウェインの西部劇映画のよう」)が、フィジカルはともかく技量に差がありすぎたために敗れた。
その後、他の闘士たちと共に乱入した範馬勇次郎迎撃に向かうがあっさり拳を砕かれ、金的で倒されてしまった。
アニメ版では天内悠らと共に飛行機でアメリカへと帰国する姿が描かれている。
ファイトスタイル
リチャードは全くといっていいほど格闘に関してはセンスが無く(加藤清澄曰く「ただのテレフォンパンチ」)、技量はお世辞にも高いとは言えない。
その真価は鍛え抜かれた鋼の筋肉その物にあり、木製バット三本で殴られても逆にバットがへし折れるほどの頑健な体を持つ。これにより相手の攻撃に耐え、逆に殴り返すという豪快な戦法を得意とする。そのタフさと来たら、人生で一度も攻撃を避けたことが無く、ヘビー級プロボクサーのパンチすら真っ向から受け絶え凌いだとされている。
パワーもなかなかのもので、(その拳を避けずに真っ向から受けた)独歩相手に鼻血を出させてふらつかせ、観客席に辿り着くまで一苦労させたことからもその剛力ぶりは窺える。
余談
モデルとなっているのはプロレスラーのディック・ザ・ブルーザー(本名ウィリアム・リチャード・フィルス)。漫画『タイガーマスク』にも登場したことでも有名。元アメフト選手で、電話帳を引き裂くほどの怪力で知られる。ちなみに酒場でガードマンをしていたというのはギミック(プロレスラーとしてのキャラ付けのための設定)である。