CV:
プロフィール
年齢:20代(推定)
身長:185cm
体重:72kg
ファイトスタイル:喧嘩殺法(千春流)
概要と見せかけて—、事実—、書くのは概要なんだよなぁ
暴走族「機動爆弾巌駄無(がんだむ)」の特攻隊長。格闘技経験は全くゼロの素人。その強さの秘密は並々ならぬ不良根性である。
刃牙曰く、その不良根性は気迫、魂、気骨、気合、根性、土性骨、負けん気、矜持、気概、狂気、無茶、無謀、がむしゃら、向こう見ず、無策、無鉄砲…様々に言い表せようが闘志天翔、精神力だけで強くできるレベルを彼一人で押し上げているの評。
だからと言って決して戦いが弱いわけではなく、死ぬほど明け暮れた喧嘩の中で鍛え上げた腕っ節と勝負所を見極める勘の鋭さはプロの格闘家にも劣るものではない。
強くなるために鍛錬を積むことすら女々しいとする花山薫の人間像に憧れていて、格闘技を学ぶことすら女々しいと公言している。マイケル戦の前には試合を花山に贈ると述べ、試合後花山からの賛辞を受けて涙を流した。背中にキングギドラ(アニメでは版権上の都合からか三つ首のドラゴンと説明)の入れ墨を彫っている。
因みに自称千春一の子分が10人以上いる人望が有り、東京マラソンに出場したら根性で優勝できると言うほど、その精神力には絶対の信頼を置かれている。
活躍
最大トーナメント1回戦、畑中公平戦で腕を破壊されると、その腕を自ら更に破壊し、怖気づいた畑中を蹴り倒す。過去の抗争で敵のバイクに轢かれても戦い続けるなど、その耐久力は格闘のプロと比較しても勝るとも劣らない。
だが2回戦でのアイアン・マイケルとの対戦では自分で割った石膏で殴りつけ、砂で目潰しを行い、その隙に互いの足をサラシで巻きつけるサラシデスマッチを決行。他ナイフを隠し持っていたり(使用したのは足のサラシを外す時のみ)、反則だらけの試合をする(とは言っても、千春自身はマイケルとの格の差を充分理解しており、マイケルと互角に渡り合う為にはこの対戦方法しかなかったと言うのが真相である)。最後はマイケルが「ブルックリン代表の喧嘩小僧(ファイティングキッズ)」を自称したことに感じる物があったのか、同じ不良同士として「きれいな喧嘩」をしようと宣言し、マイケルと真っ向から殴りあい、頭突きでマイケルの両拳を粉砕。セコンドの乱入(マイケルの反則はこれ一本である)によって反則勝ちとなった。ボロボロになりながらも勝利した後の姿は、キリストにも似た崇高な姿と称された。
辛うじてマイケルに勝利したがドクターにより試合続行不可能を宣告され、リザーバーのアレクサンダー・ガーレンと交代する。本人は納得いかずガーレンにかかっていったが、敵うわけもなく投げ飛ばされて天井に突き刺されてしまった。だが、結果としては公式戦では無敗のまま試合を終えた事になった。この後、範馬勇次郎が麻酔の前に倒れたのを負けとすると、主要人物では唯一トーナメント無敗の人物である。
マイケルとの殴り合いから目覚めたのか、最凶死刑囚編ではナイフを使って喧嘩をしようとした若者を「負い目のなさが勝ちを生むんだ」と叱りつけている。その後は花山と親交を持っているようである。『バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-』では、総動員で参戦し、花山側に着いた。
第3部では花山の命令により、範馬刃牙を喧嘩の押し売りをするような形で襲撃する。刃牙は(この時点で既にマイケルよりはるかに強いため)最初はナメてかかっており、事実千春はアッパーをクリーンヒットさせたのに拳が砕け、刃牙の攻撃で何度もダウンさせられるという圧倒的な差を見せ付けられている。
しかしそれでもなお立ち向かってくる圧倒的な不屈の闘志に見せ、刃牙に勇次郎に挑む自分に足りなかったものを実感させることとなった。
この時刃牙に前述のような弱点を武器にするスタイルを「柴千春流」と心の中で名づけられておりそれを真似られ、パンチやキックに頭突きをされて右拳を砕かれ足を折られるという前述のマイケル戦と逆になったような形で攻撃を返されて動揺し、最終的には眼突き(と見せかけて寸前で拳に変えて殴る)を眼で突かれて指を折られ戦意を喪失、事実上敗北した。
千春流
柴千春の喧嘩の流儀の通称。
本来は防御すべき顔面などの急所や負傷部位を自ら相手の攻撃に叩き付けることで相手のプライドごと肉体を破壊する。
バキ外伝 花のチハル
なんと、主人公として登場。
本編ではほとんど出番が無かったが、本作では主人公として千春の喧嘩や生き様がふんだんに描かれている。
余談
花山の子分として描かれているが、おそらく千春の方が花山(19歳)より年上である。