概要
CV:小川満
漫画『グラップラー刃牙』に登場するプロボクサー。身長182cm、体重100kg。
アフリカ系アメリカ人であり、ヘビー級世界チャンピオン。日本では子供でも知っているほどの有名人であり、世界最強の代名詞とさえされている。作中には他にユリーとかゲランなどと言ったボクサーも登場しているが、恐らくその中でも最強は彼であろう。道路用の杭をハンマー3発で打ち込む程の腕力を有し、同じく2発で打ち込んだ刃牙と共にブラックペンタゴン看守たちを驚かせていた。
なおアニメでは諸事情でイアン・マクレガー名義になっている。
活躍
最大トーナメント編ではCブロックから出場。1回戦で韓国海兵隊のテコンドー使い李猛虎を、壁を足場にするというトリッキーな戦法で撃破。
続く2回戦では暴走族の柴千春と対決。圧倒的実力差でボコボコにタコ殴りにする。
しかし、本来ならば秒殺していてもおかしくないほどの身体能力差にもかかわらず、千春のド根性とどんな手を使っても勝つという彼のファイティングスピリットに苦戦を強いられる。
どれだけ殴られても決してK.O.されない千春の思わぬ奮戦に、遂にはグローブを外してボクサー最大の武器である素手を解禁。
再び圧倒するも、グローブを外した事が逆に仇となり千春の頭突きにより右手を粉砕されてしまう。
それでも闘志は衰えず、光成からの「二度とボクシングが出来なくなるかもしれない」という忠告に対し、「柴千春は明日を捨てて向かってきている。だったら俺もそうするまでだ」、「彼が東京代表のツッパリなら、俺だってブルックリンを代表するけんか小僧(ファイティングキッズ)だ」と答え、試合を続行。
お互い対等な条件の下、ノーガードによる壮絶な殴り合いを繰り広げるが、最終的に彼の体を気遣ったセコンドにより強制的に試合中止となり、試合はマイケル側の反則負けとなった。
互いに明日を捨てて戦った二人の壮絶な激闘は読者からの人気も高く、最大トーナメント編屈指の名勝負と称する読者も多い。
この二人のド根性を後に登場したボクサー二世は見習うべきである。
その後、愚地独歩と天内悠との戦闘に乱入した範馬勇次郎を倒すために戦いを挑むが、あっさりと倒されてしまった。
アニメ版のラストではリーガンや天内と共に飛行機でアメリカへ帰国する姿が描かれ、バイクで疾走する千春の姿を満足気に眺めていた。
それから長らく登場しなかったが第3部『範馬刃牙』にて刃牙が思い描く「イメージトレーニングのスパーリング相手」として登場し、刃牙がビスケット・オリバを倒すためにアリゾナ刑務所にわざと投獄された際にはなぜか彼も収監されていた。本人は(復帰後の枷になるため)厄介ごとを避けるために刑務所内の最強ランキングには入ってはいなかった。
刑務所上がりの一流ボクサーの復帰による権威失墜を恐れた全米ボクシング協会から刺客を送り込まれ、手の腱を切られかけるものの、純・ゲバルにより救われた。出所後はプロのリングに戻った模様。
関連項目
マイク・タイソン:どう見てもモデルだが、タイソンはバキ世界にもいるようである