概要
CV:柳沢栄治
『グラップラー刃牙』に登場するファイター。
ロシア(連載時にはソビエト連邦ロシア共和国)という「国家」に対して絶対的な忠誠心を持っており「ロシアに服従したい。己がロシアの支配下にあるという証が欲しい」という理由で手に枷を付けるのを大統領に要求する程の愛国者。シベリアのウラン鉱山で永久凍土にトラック2000台分の大きさのクレーターをわずか2年で掘り上げた。
体格、身体能力共に作中トップクラスであり「只の一度もレスリングの練習をした事が無い」、つまり持って生まれた身体能力だけで世界最強のレスリング選手として君臨している(この辺は同じパワータイプの花山に通じる所がある)。
なお、空想科学読本で知られる柳田理科雄氏によると、彼が採掘していたウラン鉱石はトロッコ1個あたり60t分らしい。
活躍
最大トーナメントにはロシア民族の最強を示す為に徳川光成の主催者推薦として参戦(アニメでは「最後のリザーバー」と呼ばれている)。国辱と称し、烈海王に1回戦負けした同じロシア出身のセルゲイ・タクタロフに控室で鉄拳制裁を加えた。
柴千春を一撃で天井に突き刺し、プロボクサーを10mほどぶっ飛ばす怪力の花山薫のパンチを意に介さず逆に投げ一発で沈め、スペシャルマッチで行われた体長25m以上の巨大アナコンダを相手にレスリングで圧勝。そのままジャック・ハンマーとの怪物対決に突入し、互角の戦いを繰り広げた。
しかし「ロシアの明日のために」戦うガーレンと、「今日の最強のために明日を捨てて」戦うジャックとの差がでてしまったのか、途中からドーピングの効果が開放され始めたジャックに完敗。ロシア民族の最強を示す事は叶わなかった。
ジャックとの戦いの最中、右手小指と薬指を噛み切られ欠損。続編でも治療はしていない模様。
最凶死刑囚編でも序盤に登場するが、天井から襲ってきたシコルスキーに倒され、車椅子の生活となって療養中(ロシア軍曰く「これは格闘試合ではないのだ! シコルスに(ガーレンが)闘争で勝てるわけがない!」とのことなので正々堂々戦えば善戦くらいは出来たのかもしれない。今でもトラウマらしい。
スピンオフ作品の「バキ外伝 ガイアとシコルスキー ~ときどきノムラ 二人だけど三人暮らし~」にて再登場。
先の襲撃の際に受けたシコルスキーへのトラウマは、手配書を病室に埋め尽くすように貼ってシコルスキーに囲まれるという荒療治と溢れる愛国心で克服したようだが、本人と対面した際は恐怖で震えてしまっていた。
再脱獄しガイアへのリベンジを目論むも結果ガイアとの奇妙な同居生活を送る事になったシコルスキーとのリベンジマッチのため、ガイアが住む四畳半のアパートを訪れるも、シコルスキーからは存在を忘れられていた。ガイアにみかんの種を植えて先に木になった方が勝ちという代理勝負を提案されるも拒否。戦いを始めようとするもガイアのアパートの大家のおばあちゃんの介入で失敗に終わる。結局ミカンの木の成長を見届けるという名目でガイアのアパートの庭に穴を掘り、地下室を作ってそこを住居にしてしまった。
大家さんを交えたダヴァイ論争の後は、休戦状態を維持してガイア、シコルスキーとは一緒に激辛料理を食べたり河原でバーベキューをしたりなど結構楽しんでいる模様。
漫画の中の立ち位置は、ぶっちゃけボケ役であり、体格故に缶蹴りで身を隠しきれなかったり、体格故に着られる服もなくファッションの輪の中に入れなかったり、バーベキューの際は大家さんが水着を忘れてしまったと呟いた際は3人の中でひとりだけ舌打ちをしている。