「今の師範でわたしが倒せるとでも思っているのですか」
概要
CV:柳沢栄治
身長189cm、体重112kg。キャッチレスリングの全欧チャンピオン。レスリングの神様、レスリング界の至宝、ジョイント・フェチなどとも呼ばれる。
モデルはプロレスの神様カール・ゴッチと言われる。
幼い頃より嵌っている物・繋がっている物を見ると外さずにはいられないジョイントアレルギーを持っており、恋人同士の手ですら外して歩くという変わり者だった。
それ故にレスリングを志してからは関節技を極め、遂には師をも超える。やがて人間相手に飽き足らず、アフリカに行って野生のライオンを襲撃して関節技をかけたことすらあった(ライレーが放った凶弾にライオンが即死してしまったため「なんてことを!」と嘆いていたが、見立てによればあと10秒ホールドしていればライオンは昏倒していたらしい)。
最大トーナメント一回戦で、独歩の養子・愚地克巳とのⅡ世対決を行う。
開始と同時に素早いタックルを決めて関節を外そうとするも遊び好きの克己の100m10秒台のスピードの逃走術と言う防禦に翻弄され、激昂して我を忘れたところを壁を土台にして放った頭突きを顔面にカウンターに喰らってしまう。だが直撃した刹那、克己の右腕を取り肩と肘の関節をプラモデルでも壊すかのように瞬時に片手で外してジョイントフェチの面目躍如の腕前を見せるも、克巳の一本拳により掴んだ手を離され、更に克己に与えたダメージも彼が素早い右腕の手刀を行い、それによる遠心力で一瞬にして関節を嵌めて回復してしまう。
再び対峙しての攻防は素早いタックルを仕掛けたイスタス以上の早さの克己の後ろ蹴りがカウンターで顎に決まり、仰け反ったところをその肩に飛び乗り足がかりにした状態の克己の正拳突きを受けたイスタスがダウンを喫する事となる。
勝敗は明らかに思われ、それでも猶も下段突きで止めを刺そうとする克己に審判から「勝負あり」の言葉が発せられようとした程であったが、その瞬間、イスタスはかって範馬刃牙が鎬昂昇を破った虎王(に酷似したホールド)をかけて形勢を逆転させる。
あと僅かで左腕関節を破壊すると思われたが、克己は技を掛けられていない右腕だけでイスタスごと逆立ちし、更に片腕のみのジャンプで身体をイスタス共々立った状態にするという想定外の腕力でその技を外す事に成功する。
決定的と思われた己が関節技を力だけで外され茫然自失状態のイスタスは克己にサンドバッグ状態にされ、遂に掴んでいた左手を離したところを一本拳の突きで右目を潰され、思わず目を押さえ無防備になった瞬間に顔面に蹴りを受け前歯をすべてへし折られイスタスは敗北した。
危険な状態として医務室に運ばれるイスタスだが、その途中、試合を見に来ていた師ライレーから「ナイスファイト、ナイステクニック、ナイススピリッツ。君は私の誇りだ」とその戦いぶりを賞賛された。
その後、最大トーナメントをぶち壊しかねない程に荒れた範馬勇次郎の迎撃に鎬紅葉ら有志と共に向かったが、地上最強の生物には関節技は通じず、あっさり関節技を返され敗北している。