「家族だから。僕にとって一人しかいない。」
「負ける選択肢も助けられない選択肢も僕にはない。」
「なんでも合理的に判断できるほど器用じゃないから僕。」
概要
声優:小林千晃(テレビアニメ)、花江夏樹(原作PV)
週刊少年ジャンプで連載中の漫画作品『マッシュル-MASHLE-』の主人公。
魔法が全ての魔法界において魔法を一切使えないが、自衛のための筋トレを毎日続け、魔法を凌駕するほど鍛え抜かれた筋肉を持つまでに成長した。
森の奥の家で赤ん坊の時に捨てられていた自分を拾ってくれた養父レグロ・バーンデッドと二人暮しをしていたが、魔法警察に存在を知られ、ブラッド・コールマンの手引きにより、魔法学校に行き神覚者に選ばれるためにイーストン魔法学校・アドラ寮へと入学する。
シュークリームが大好物であり、いかなる時でもためらわずに食べるほど。また、自分で作ることも出来る。
人物
基本的にローテンションでほとんど表情が変わることはない。ただし、心を許した者には微笑みを見せる描写から、人並みの感情を持つ。
シュークリームが好物でシュークリームが関わるとかなり行動的でアグレッシブな性格になるが、基本的には温和でおとなしく、非常に素直な性格。
ド天然な性格の持ち主でもあり「押し戸か引き戸か迷った結果ドアを破壊する」「魔法を使う課題を筋力で強引にこなす」など、周囲を唖然させる行動も目立つ。困っている人がいると基本的には助けるが、相手の行動を疑わないタイプのお人好しではなく、ツッコミどころがあればさすがにおかしいと思う。
また、余り表情が変わらないためにわかりにくいようだが、家族や友人への想いは大きく、バカにされたり自分の周りの人間に危害を加えられたりした際には激情に駆られ、相手に対して過激な行動(報復行為)を取る事を厭わない部分も目立つ。感情表現の1つとして、人差し指を下に下げる挑発行為を行うことも多い。
女性に対して関心を見せる事がなく、レモン・アーヴィンの好意に気づかなかったり、ローレン・キャバスが魔法を使って魅了しようとしても通用しなかった。ただし、常に献身的な行動をするレモンには思うところがある節を見せている。
容姿
一見すればどこにでもいる平凡な少年に見えるが、腹筋がバキバキに浮かび上がった肉体を持っており、脱げばすごいタイプ。
身長171cm。足のサイズ26.5cm。
髪型
黒髪のマッシュルームカット。そのため、周囲からは「キノコ頭」「キノコ」などという仇名をつけられている。
服装
森で暮らしていた頃はワイシャツと黒ズボン、魔法学校にいる時は制服であるローブ、筋トレをする時や本気を出す時には黒のトレーニングウェアに身を包むなど、状況に応じて使い分ける。
顔
基本的に魔力を持っている人間は、顔に線型のアザが浮かび上がるが、魔力の存在しないマッシュには当然ながら本来は顔にアザなど存在しない。
そのため、ブラッドの手によって偽のアザを一本左頬に入れられている。
同年代の生徒のほとんどからは「ダンゴムシを飼っていそうな根暗」と酷評されているが、端正な顔立ちをしている(本人に自覚はないが)。
戦闘能力
概要に書いてある通り、魔力が無いために魔法の類は一切使えないが、それを補って有り余る筋力を持ち、戦闘の際にはそれら筋肉の名前を冠した「魔法を使う」という名目で、ただ走る飛ぶ殴る蹴る投げる極める(箇所に応じてケビンやマイクと名前をつけている)。
身も蓋もない言い方をしてしまえば、魔力のステータスを全て身体能力に極振りしているようなものであり、並はおろか優等生クラスの実力者すら容易く凌駕してしまうほどのポテンシャルを秘めている。また、彼の動きには格闘技を思わせるものもある。
※魔法界に格闘技があるかは不明だが、彼と対峙したランスはクラウチングスタートの存在を知っていた。
戦闘能力が筋肉に極振りされていることと、真っ正面からぶっ飛ばす性分のせいで目立たないが、戦闘の際には咄嗟の機転で相手を自分に有利な局面に持ち込む策や罠を積極的に多用しており、戦闘に関しては意外にも結構頭脳派。
体力は常人レベルを遥かに超えており、マーガレット・マカロンの音魔法などによる「相性の悪い」攻撃によって倒れてもおかしくないほどの重傷を負っても平然としている。
更に運動神経も抜群というか異次元レベルであり、幼児の頃に平然と二回転宙返りを決める他、後述するように身体面・技術面の全てにおいてもおかしいレベルで長けている。
会得している可能性のある格闘技
基本的には筋力に物を言わせて相手の魔法を真っ向から迎え撃つのがマッシュの戦法だが、作中では筋肉だけではなく格闘技系の技術を使うことも多い。
ボクシング
プロレス
- 素行の悪い上級生とつるんでいた女子生徒に対し、ジャーマンスープレックスを使用する。
- 寮生のトップにパイルドライバーを使用する。
空手あるいはムエタイ
- 自分を退学させようとした教頭に対し、顔面に飛び膝蹴りを使用する。
柔道
- 影の魔物に三角絞めを繰り出す。
合気道
- 自分の友達をリンチしていた上級生の頭をつかみ、一瞬で地面に叩きつける。
- 自分よりはるかに大きい巨大森サソリを相手の力に己の力を加えて遥か彼方へと吹き飛ばす。
カポエイラ
- 逆立ちして相手の頭を両足でつかみ、回転して体勢を崩して叩きつける投げ技を披露した。
鉄の杖
後にみんなで休日を過ごした際に、立ち寄った杖の店で床にめり込んでいるのを発見し、店長によれば店に古くからある(1000年以上だという)が、重すぎて誰も持つことができず、その下には素晴らしい杖を作ることができるエルフの水が湧き出ているとして、マッシュはこれをいとも簡単に取り出し、そのまま譲り受ける。
以降はこの杖を使っても攻撃を行うようになるが、その攻撃方法というのが凄まじい握力と腕力で杖の形を様々なものに変えて使用するというもので、使ったあとはどうやっているのか元に戻っている。
テニスラケット
カルパッチョ戦で変形させた。杖を初めて使用した戦いでもある。
ビリヤードのキュー
神覚者選抜最終試験で変形させ、敵の魔法による巨大虫を全て弾き出した。
野球のグローブ
レヴィ戦で変形させた。見事なフィールディングで棘付き鉄球を全て捕球する。何故か質量が増えている。
バット
同じくレヴィ戦で変形。10m先から時速8000kmで飛んでくる超電磁砲(レールガン)を芯で捉えて打ち返した。
使用魔法(※自称魔法であり、実際に魔法は使えないが相応以上の威力を持つ。)
- ハムストリング魔法『ビッグバンダッシュ』
ランス戦で使用。クラウチングスタートの構えから全速力でダッシュする。
その速さは崖を降りて瓶を拾い、登って戻ってくるという芸当をランスの反応より早くこなせるほど。
ハムストリングとは、人間の下肢後面を構成する筋肉の総称である。
- トライセップス魔法『バリスタナックル』
先のジョルトブローで実力者である上級生の膝をつかせ、後のボディブローで完全にダウンを奪った。
トライセップスとは、上腕三頭筋を意味する言葉である。
- フル・マスクルズ魔法『ハリケーンラッシュ』
「グリューツ」(Gluteal:臀筋)
「フォラーム」(Forearm:前腕筋)
「クアドリセップス」(Quadriceps:大腿四頭筋)
「ペクトアル」(Pectoral:胸筋)
「イリオソアス」(Iliopsoas:腸腰筋)
と筋肉の各部位をフルに使った追い討ちを呪文を詠唱するが如く叩き込み、四方八方の空間を飛び回る連撃から、とどめに宙を舞った相手をバックドロップの体制に固め込み
「エリクトリアスパイン」(Erector Spinae:脊柱起立筋)
の詠唱と共に同ジャンプのこの奥義が如く地面に叩きつける大技。相手の魔法領域を粉々に砕くほどの威力を持つ。
恐らくFull muscles魔法のもじり。文字通り全身の筋肉を使って相手を滅多打ちにする奥義である。
- エリクトリアスパイン魔法『ヘル・フォール』
背後に回り込んで相手の体に組み付き、体勢を崩してパイルドライバーを叩き込む。
- クアドリセップス魔法『ギロチンキック』
彼を地中に引きずり込み首だけ出た状態から、顔面に全力の蹴りをぶち込む。
- バイセップス魔法『パイソン・チョーク』
爆発的な腕力によるスリーパーホールド。
炭素魔法でダイヤ並みの硬度となった彼を打撃では倒せないと見て、背後に回り込んで首を締め上げて1秒とかからず低酸素血症にして失神させた。
バイセップスとは、上腕二頭筋を意味する。
- ブレイキアラズ魔法『バーバリアンショット』
鉄の杖を長く伸ばしてビリヤードのキューの形に変え、凄まじい勢いで打ち込む。しかもそれで飛ばした敵の操る肉食昆虫たちを文字通りビリヤードのように全て弾き飛ばし相手にぶつけている。
- ショルダー魔法『ミサイル・スローイング』
鉄の杖を野球グローブの形に変え、敵の魔法の鉄球を捕球し思いっきり投げつける。スピンが加えられており、スピードの速さも相まって相手の磁力魔法の防御を突き破るほど。
その他のスペックかつ偉業
※単行本最新刊以降の内容を含みます。
- 初登場から自分の体より2回りも大きなバーベルを顔色ひとつ変えずにものすごい速さで上げ下げする。(空想科学によれば、バーベルの重さは10t近くあり、更にマッシュが行っているのは持久力を鍛えるトレーニングなので、本当の20%程の力しか出していない模様)
- 街中の魔法を使った商売を「手でできることだ」と一蹴する。
- 力んで握りしめただけで硬貨をへし曲げ、さらに自力で完全に修復する。
- 警察の制服をいとも簡単に引きちぎる。
- ドラゴンを追い払う威力(らしい)のエネルギーボールを素手で叩き落とす。
- 一帯を吹き飛ばせる威力のエネルギーボールを素手で弾く。
- エネルギーボールをお手玉したりドリブルする。
- 杖を投げて木製の壁に突き立てる。
- 空気イスをしながら読書をする。
- 魔法で動き回る文字を気迫で静止させる。
- 岩を親指1本で持ち上げる。
- 水の上を走る。
- 錠の鎖を平然と破壊。
- 厚さ1mの壁を突き進んで破壊。
- 杖を握りつぶす。
- 校長の使用する魔法を両手でせき止める。その際に負傷した両手から血だまりができるほどの大怪我を負っている。
- 南京錠を引きちぎる。
- 箒を投げて追いついて飛び乗る。
- 上級生の頭をつかみ、一瞬で地面に叩きつける。
- 教頭の顔面に膝蹴りを入れる。
- 素手で一瞬で地面を掘る。
- 大ジャンプをした直後に(箒に乗った状態で)足をバタバタさせてホバリングする。
- ボールに自分の方へ戻ってくるほど強いカーブをかける。
- 巨木の根を引き抜く。
- 重力がかかった状態で動く。
- 崖を一瞬で駆け下りて戻ってくる。
- 凶暴化したマンドラゴラを一撃で鎮める。
- 腹に鉄による攻撃をもろに受けても平然と懐のシュークリームの心配をする。
- 実力者の上級生を二発でダウンさせる。
- 自分よりはるかに大きいサソリを吹き飛ばす。
- 人形のボタンを噛みちぎり、吹き飛ばして弾いたコインを吸い戻す。
- 泳いだ経験がないにもかかわらず、己の勘で鮫を置き去りにする速度の泳力を身につける。
- 巨大な扉をテコの力でこじ開ける。
- 上級生の攻撃で全身に切り傷を負わされたにもかかわらず、腹部に刺さった剣を腹筋に力を入れて固定する。
- スピードを殺された状態で地面や剣を叩き割る。
- 時速8000kmで放たれるエネルギーを正面からバットを使い、打ち返すことが出来る。
- 前述の必殺技を寝る前のイメージトレーニングだけで使えるようになる
- 腕を一振りして山を消し飛ばす、校舎よりもデカい亡者という怪物と綱引きをして勝った上に投げ飛ばす。
- 超絶重い腕輪で普段はパワーをセーブしている。
- ブレイクダンスの回転で竜巻を起こす。
- 容赦せずにラッシュを繰り出す。(漫画の一コマの間に65536回の超乱打を行える)
語録
彼はその容赦なく制裁を下す様から、一部では天然ドS などと称されることもある。
以下はそんな彼の一面を表す言葉である。
- 「お前ら全員地獄行き」
彼の人差し指の挑発行為もこの言葉と一緒に行われたのが最初である。
- 「次僕の家族に手出ししたら、殺すぞ」
- 「その時はボコボコにしてあげますよ。グーパンで。」
- 「謝るのは お前の方」
「自分にされたらどう思うか」ということを言外に伝える皮肉もこもっている。
- 「それに一人やったら二人目も一緒だし」
周囲からは「殺人鬼の理論!!」と突っ込まれている。
- 「あなたが僕をいつでも退学させられるように、僕もいつでもアナタを埋められる。
牢屋に閉じ込められようと体が半分なくなろうとも這いずってでも埋める。」
自分を退学させようとした教頭を口封じに生き埋めにしようとした上で言い放った言葉。
- 「あれ? 君も本当は 這いつくばるの好きなの?」
- 「いい加減しろよお前ら…………
上等だよ。今度は僕が10回勝負 受けてやる。
かかってこい ゴミ野郎。」
弱者を一方的にいたぶり、その信念を嗤い飛ばした上級生に言い放った激怒の言葉。
また、この前にも不意打ちで腹を攻撃されたことも彼を怒らせた要因の1つと考えられる。
なお、この時大好物であるはずのシュークリームを相手の口枷に使っている。
- 「今ので2回。10回耐えるんでしょ?
格の違い 見てみたいな。
あと8回 残ってるし。」
上級生を完膚無きまでに叩き潰し、座った上で言った言葉。
もう一撃も耐えられない上級生にとってこの言葉は死刑宣告 同然であり、この言葉で完全に屈服してしまった。
- 「もうやめにしようか。 なんかカワイソウだし。」
この言葉を聞いた上級生は緊張が切れ、意識を失った。
- 「大丈夫。 僕は
男女平等に扱うから。」
上級生とつるんでいた女子生徒を背後から叩きつけて言った言葉。
なお、男女平等と言っているが彼にとって地面という武器を使うことは手加減しているとも考えられるため、この場合いは程度は違うが制裁は平等に下すという意味と考えられる。実際、その女子生徒はたんこぶ程度の軽傷だった。
関連イラスト
関連タグ
マッシュル-MASHLE- 主人公 脳筋 ポーカーフェイス 根暗 天然ドS 怖かっこいい
共通点のあるキャラクター
- 範馬刃牙(グラップラー刃牙):鍛え抜かれた筋肉と様々な格闘技を武器に闘う主人公の大先輩。
- 影山茂夫(モブサイコ100):容姿が酷似している主人公。ただし、彼の場合は超能力が武器であり、純粋な筋力は皆無である。ただ、己を変えるために日夜筋力トレーニングに励んでいると言う点も繋がりがある。
- アスタ(ブラッククローバー):同様に魔法が使えて当たり前な世界で、魔力が無いので魔法が全く使えないが、マッシュ同様に鍛え抜かれた筋肉を武器に戦うジャンプ主人公。性格は真逆だが絶対仲良くなりそう。
- ウィル・セルフォルト(杖と剣のウィストリア):魔法至上主義の世界観で魔法が使えず落ちこぼれ扱いされているが優れた洞察力と怪力の持ち主つながり。
- ロック・リー(NARUTO):忍者ではあるが、忍術が全く使えず、鍛え抜いた体術のみで戦う忍者を目指しているマッシュと似たタイプ。
- サイタマ(ワンパンマン):限界を超えて鍛えた肉体が武器で、無気力な表情と基本的にローテンションな性格が特徴の主人公繋がり。
- 宮前魅斗(恋か魔法かわからない!):本作同様に魔法が使えて当たり前の世界観の中で、当初は魔法が使えずにいたが、それ以前に格闘術を身に着けていた為に、武術に長けているマッシュと似たタイプ。
その正体(※ネタバレ)
神覚者の選別試験を襲撃してきた犯罪組織『無邪気な深淵』の一人で、以前も一度戦った組織の幹部であるセル・ウォーから、マッシュが何者なのかについて語られた。
彼自身の正体は、組織の首領であるイノセント・ゼロが、ある目的のために儲けた6人の子供の内の一人であり、つまりマッシュはゼロの生き別れた実の息子である。
その目的とは、6人の血の繋がった人間の心臓を使って不老不死の心臓を造り出すという闇魔法である「造体禁忌魔法」を完成させるためであり、ゼロはマッシュに対して親の情など微塵も持ち合わせておらず、自分を更なる高次元の存在へと進化させるための「パーツ」としか思っていなかった。
セル・ウォーは、自分を差し置いて敬愛するゼロに選ばれたマッシュに強烈な嫉妬と敵愾心を抱いており、魔力の無いマッシュを「どうせ無価値な人生だから使ってもらえて良かっただろう」と嘲笑う。
しかし…
マッシュ「えーおもた……」
セル・ウォー「…」
マッシュ「…」
マッシュ「おもたいななかなか…僕の人生…」
マッシュ「とりあえず」
マッシュ「一回寝ます…ZZZZZ…」
セル・ウォー「寝るな」
マッシュ「はっ」
マッシュ「ダメだ… 起きても現実だったぽい…」
自分に関するメチャメチャ重たい話を聞かされショックを受けたにもかかわらず、本人はこのマイペースぶりである。
更にはセル・ウォーは話してる最中にマッシュの拳を食らう。
その直後にマッシュは後述の台詞を言い放つ。
「人生おもたかろうと」
「無価値な人生だろうと関係ないね」
「無敵なんで自分」
「かかってこいよ」
マッシュのメンタルは全くブレることが無かった。
セル・ウォー撃破後、ウォールバーグ・バイガンの救出の際に実父ゼロと再会し、実父に「貴様のような魔法が使えない人間はこの世界で生きていけない」と吐き捨られるも、「筋肉で倒しがいがある宿敵」として認識すると同時に宣戦布告している。
また、神覚者選定最終試験にて生き別れていた実兄の1人であるドミナ・ブローライブと再会しているが、本人はゼロの下で暮らしていた頃の記憶を無くているため、「家族はじいちゃんしかいないから兄弟はいない」と公言している。
実は、第一話からずっと両手首に付けている腕輪はレグロが制作した超絶重い腕輪であり、一種のリミッターとなっている代物。水面に軽く落としただけで、バッゴーンという音を立て数十メートルはあろう水柱を起こすほど。
- フルマスクルズ魔法『アンリミテッドフィジカルモード』
超絶重い腕輪を外し、セーブしていたパワーを解放する強化形態のようなもの。じいちゃんに「いざと言う時以外は外すでないぞ、マジで危ないから」と止められていたと前置きし「出しましょう、全力を」と言い戦闘態勢に入る。発動している間は肌が少し色黒になり、前髪が逆立つ。
マッシュが腕輪を外す直前、勝ちを確信していたドミナだったが、突如自身がタコ殴りになる残像が見える程の殺気を感じ取る。マッシュを凝視していたドミナは何が出来ると高を括っていた。だが、一瞬でドミナの「水の神」で作った水流を吹き飛ばしてしまう。そして、マッシュは「ハッ?」と驚愕するドミナとの間合いを一瞬で詰め「フルマスクズ魔法・アンリミテッドフィジカルモード」と呟く。更に驚愕するドミナだが、マッシュは高速で死角に入って、ピースサインをする余裕を見せる。
マッシュはドミナが放出した水をすごいスピードでバケツで回収し、階段から破棄。更に時々、ドミナの前に戻り残像を作り出す事であたかもそこにいる様に錯覚させていた。この作業を一瞬のうちに一人で数万回行った。
- アンリミテッドハンマー
- アンリミテッドバイセップス魔法『スクアッド(2乗)パンチ』
その名の通り連続で使用する事で2乗ずつ増えていくパンチ(ラッシュ)を打ち込む技。
たった5回の攻撃で『2→4→16→256→65536』と某一族の末裔のラッシュも顔負けの、ねずみ算式にパンチがどんどん増えていく。
このパンチの一発一発が(ドミナ曰く)鉄で殴られているかのような威力を誇り、作中では計6万5814発食らわされた。