「彼のような者がこの世界の認識を変えると 儂は信じておる」
概要
演:岡幸二郎
イーストン魔法学校の校長。
一流の魔法使いを育て上げることを学校の使命ととらえる真摯な老人で、編入試験の最終面接を担当した。
実は元神覚者であり、世界の在り方に疑問を持ち「心優しき者が損をする世界はあってはならない」という考えから、「魔法局の中枢を担う神覚者は人の心を慮れなければならない」とする『ノブレス・オブリージュ』の思想を掲げ、校長に赴任してきた。
このような心持ちになったのは、成績が悪くて体も気も弱くて不登校気味だったかつての自分が恩師アダム・ジョブズに救われたからこそ。
実は一本線から神覚者に至り、そして魔法学校の校長になったという努力の人。
使用魔法
古代魔法
巨人が処刑台のようなものを操作し処刑台に括りつけられた人形に対象者の大切な人の魂を移し破壊するというえげつない魔法。
試すためだったとはいえ本気でレグロの魂を抜いている恐ろしさを見せつけている。
固有魔法『スペーズ』(空間魔法)
空間を操る魔法。空間ごと物体を削り取る事も可能。
サモンズの名称は『天空の神(ウラノス)』で、スティック状の杖から大きなロッドの杖になる。
スペーズ サクリファイス
空間を切り取りどこかへ飛ばすレーザー砲を放つ。
スペーズ バウト
杖を振るった範囲の空間を切り取る。魔力を高めることで範囲を増大させることが可能。
『スペーズサーズ ウラノスインクラネイション』
巨大な神の像を呼び出して放つ回避不能の空間削除魔法。
命もこれまで貯め込んできた魔力も全て込めたその魔法は、一たび出せば使用者が戦闘不能でも稼働し続け、標的を抹消する。
ウォールバーグの孫
本編終了後から一年後となる特別読切で登場。使える魔法は洗濯バサミを出す魔法のみ。
かつてのウォールバーグのように落ちこぼれ且つ気が弱い性格であり、エリート家庭教師ミミズの野次のような指導と周囲の冷たい目と祖父と自身の差による劣等感で魔法もやめたくなっていた。
しかしイーストン見学の時に会ったマッシュとの会話を経て人を励ませるような人を目指すようになり、実技だけでなく座学にも力を入れて勉強するようになった。
実技が苦手だった為に本に逃げていたと本人は言っているが、それによって得た知識を実戦に活かせる辺り優秀な頭脳をしている。
因みにミミズは神覚者のランスを見習わせようとイーストン見学をさせたのだが、マッシュの方が滅茶苦茶目立っててそれどころではなくなった。
最後の手段としてミミズは野生のドラゴンをエキサイズ(魔法)で興奮させてマッシュにけしかけようとするが自分が標的になってしまい、すんでの所でマッシュと自身の生徒に救われた。