概要
舞台版:京典和玖
イーストン魔法学校レアン寮の生徒であり、その中枢を担うグループ『七魔牙(マギア・ルプス)』の一人。位はリーダーであるアベルの次に高い第二魔牙(セカンド)。
人物
身長175cm、体重64.5kg、7月5日生まれの18歳
長髪で後ろで髪を束ねているが、普段は仮面を付けてフードでそれを隠している。組織のリーダーであるアベルを慕っている。
女の子のことを「女子(おなご)」と言うほど女子に耐性がない。
朝食はブラックコーヒー1杯で済ませるタイプであり、食事時は仮面を外している。
仮面は普段からつけていたものと思われ、後述する世間から忌み嫌われる能力を持つ目を宿していたために仮面をつけていた。
その目が発現したために実の両親からさえ恐れられ、幼少時代は存在が知られぬよう実家の地下に監禁されてしまい、挙句の果てには彼のことによる心労で疲れ果てた肉親によって殺されそうになった。
そうした経験から「自分は生まれてくるべきではなかった」と感じて苦しむも、アベルが自分を必要としてくれたことから七魔牙(マギア・ルプス)に入り、たとえ利用されているとしても彼に期待に応えようとしていた。
そして後に、拐われたレモンや生徒たちを救出するために、七魔牙(マギア・ルプス)の本拠地へ乗り込んできたマッシュたちと対峙し、自身はマッシュと交戦する。
上述した経緯と後述する理由からマッシュが魔法を使えないことに気づいていたために、自分と同じく世間から必要とされず忌み嫌われる彼に親近感を抱くも、同じ境遇にありながら家族と平和に暮らすことを望む彼を当初は嫌悪していた。
しかし彼との戦いに敗れた後、自身の経歴を語り自分と違って親に愛され、素直な彼を羨ましく思っていたことを話した際に、「気持ちに寄り添うことはできないけど、良ければ友達になりたい」と申し出たマッシュに最初は断るも、
「君の目がどんなにこの世界で望まれていないものでも、それが理由で周りから何と言われようとも」
「僕の君に対する態度は、変わらないよ」
「だって魔法の使えない僕が、じいちゃんにそうやって育ててもらったからね」
と語られ、今度一緒にシュークリームを食べる約束をする彼に一筋の笑みを浮かべている。
能力
使用魔法
- アクセレイズ
矢印が向いた方向に自分自身を加速させ超スピードで移動できる魔法。魔法自体には攻撃力は無いため、彼は杖と一体化させた剣で加速に合わせて斬りつけて攻撃する。作中では珍しいマッシュと同じく近接戦闘を得意とするタイプ。
- アクセレイズスフィア
複数の矢印を相手の周囲に渦状に展開し、連続で高速移動する魔法。そのまま剣を超スピードで連続で斬りつけていく技。
- アクセレイズセコンズ フォースフィールド
アクセレイズのセコンズ。相手と自分の周囲に結界を展開し、相手のスピードを減速させ、その分自分のスピードを上げる魔法。減速させてる相手には下向きの矢印が、加速する自分には上向きの矢印が浮かび上がる。
相手の動きをスローモーションにするが、あくまでスピードを落としてるだけなので、遅くともパワーなどの威力は据え置き。
イヴル・アイ
相手の魔法を一時的に使えないようにする力を秘め、魔法を使える者たちにとっては天敵といえる能力。
しかし「悪魔の目」という名称の通り、魔法が神から授かりし力として崇められているこの世の中では、その魔法の存在を否定する力として忌み嫌われている。
察してる人も多いかもしれないが、マッシュに対しては全く役に立たない。
そのため作中で最初にマッシュが魔法を使えないことに気づく。