概要
- 1993年4月16日生まれ、東京都出身。小学生時代に将棋と出会い、プロを志す。
- 2007年女流育成会入りし、翌2008年にプロ入り(女流2級)。師匠は中村修九段。
- 当時香川は15歳の中学3年生で、当時の現役棋士では最年少であった。
- 2009年に奨励会に入団し4級まで昇進。これまでに同会4級はおろか5級にすら合格した女流棋士はおらず、香川が最初の合格者であった。
- 2012年に立命館大学文学部に入学し、以降4年間は関西本部で活躍。
- プロ入り後は、振り飛車を主とする攻撃型の棋風で活躍し、「(女)番長」の二つ名で呼ばれるようになった。本人も「日本将棋連盟モバイル」で連載中のコラムにて「落し物バンチョー再来!」と命名するなど、お気に入りの様子。
- 2013年に女流8大タイトルの一角「女流王将」を決める女流王将戦で里見香奈との一騎打ちに勝利し、第36代女流王将を戴冠した。翌年も防衛に成功し、通算2期在籍している。
- なお、香川は女流王将戦との相性が良好なようで、2015年に里見にタイトルを奪回されて以降も2度、挑戦者としてタイトル決定戦に臨んでいる。
- 2019年にYouTubeチャンネルを設立。将棋に関する内容はもちろん、後述の趣味に関する内容の発信にも積極的で、2020年には将棋棋士史上最速でのチャンネル登録者数10万人突破を達成した。
- 2020年に、自身監修の将棋ゲームソフト「香川愛生とふたりで将棋」を発売。
人物
- 幼少期は勝気で喧嘩っ早い子供だったといい、連日のように男子と殴り合いになることもあったという。将棋にのめり込んだ理由の一つにも「作戦ひとつで(喧嘩では勝てない相手にも)体格差をひっくり返して勝てる点に魅力を感じたから」があったとのこと。
- ファッションについても、短髪・眼鏡・Tシャツ・短パンという少年のような風貌で過ごすことが多く、棋士となって以降もしばらくは短髪・眼鏡でファッションにも無頓着であったというが、関西本部移籍後に同世代の室谷由紀三段と出会い、行動を共にする中でプロとしてどう映るかを考えるようになり、ファッションや所作に対する意識を高めていったという。
- 2020年に、自身の風貌の変遷をまとめてXに投稿したところ、大バズりを記録した。その後に公開されたYouTubeの動画にて、先述の経緯などを詳しく語っている。
- 「ポケットモンスター」シリーズの大ファン。対戦でははがねタイプをこよなく愛し、特にハッサムは基本的に全パーティに組み込むほど愛している。YouTubeチャンネルでは、ゲームに限らずカードに関する動画も多数。
- 一番好きな漫画は「名探偵コナン」で、原作者・青山剛昌先生のイラスト入り色紙を家宝にしている。
- コスプレを披露することもあり、これまでに披露したキャラクターには涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)やグルーシャ(ポケットモンスター)などがいる。
- 同じくコスプレを趣味とするタレント・気象キャスターの檜山沙耶とも親交があり、檜山が香川のYouTubeチャンネルにゲスト出演した際には二人でコスプレを披露した。
関連タグ
春ゆきてレトロチカ:ゲスト出演し、その縁からか先行プレイをした動画を自身のYouTubeチャンネルにアップしたり、開発者インタビューの司会をしたりしている。
外部リンク
女流棋士・香川愛生チャンネル(YouTubeチャンネル)