概要
対象ポケモンはLv.100ひこうテラスタルジュナイパー。かくとう持ちのヒスイ種ではなく、ゴースト複合の原種となる。
元が鳥であり、進化前フクスローがひこう複合であったこともあって、これまたピッタリのタイプにテラスタルしたといえる。
配信は、2023年3月17日(金)9:00 - 20日(月)8:59・24日(金)9:00 - 27日(月)8:59。
特殊行動
(単位:%)
対策
H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|
78 | 107 | 75 | 100 | 100 | 70 | 530 |
ジュナイパー自身はくさ・ゴースト複合であり、ステータス的にもやや物理寄りではあるがゲッコウガと同じく両刀使いである。
技構成はテラスタイプ一致「ブレイブバード」、元タイプ一致「リーフブレード」及び「かげぬい」、こおり・はがね対策「けたぐり」。
特性は従来通り隠れ特性「えんかく」(繰出される技が全て直接攻撃ではなくなる)。そのため、「せいでんき」「ほのおのからだ」「さめはだ」などといった直接攻撃に対して発動する特性が無力化されてしまう。当然、「トーチカ」などの直接攻撃に対して発動する技も無力化されてしまう。
意外にも他最強シリーズと異なり、開幕先制で特殊行動をして来ない。しかし、バトル開始より程なくしてバフ・特性打消しと「フェザーダンス」でこちらの攻撃を下げられ、ジュナイパーの「ぼうぎょ」の低さをカバーされる。
幸い飛行テラスである関係上、「グラスフィールド」の効果は得られない。
本番となるのは中盤以降。
時間経過でデバフ解除し、「つるぎのまい」で自身の「こうげき」を上げる。さらには体力が低くなるとバリアを発動する(タイミングが噛み合うと、デバフ解除→「つるぎのまい」とバリアを同ターンで行って来る)。
これだけならまだ大したことがないが、あろうことかこの最強ジュナイパー、中盤より常時2回行動をする様になる(2回行動発動時には必ず「エアカッター」を2連続繰出すという特殊行動を取る)。「つるぎのまい」で強化された物理攻撃を2連続で繰出すため、「HP」や「ぼうぎょ」が低いポケモンであるとあっという間に撃沈してしまう。
弱点を突けるのはいわ・こおり・でんきであるが、いわ・こおりはそれぞれ「リーフブレード」と「けたぐり」で弱点を突かれてしまうため不利となる。
サポート枠としてはエスパーポケモンを使用するのも「かげぬい」があるため非推奨である(ヤレユータンの様にノーマル複合によってゴースト技が効かないor効きにくいポケモンであれば推奨可能)。
一方でじめん技は覚えず、向こうのひこう技も半減出来るためでんきポケモンが最適。
ジュナイパーは「ぼうぎょ」種族値が低いが、前述の通り「フェザーダンス」でこちらの攻撃を下げられるので物理アタッカーは注意。幸いランダムで1匹のみに1回しか繰出さないため、その後バフを積めば問題はない。
「とくぼう」は高めではあるが特殊関連バフ・デバフを使わないため、特殊アタッカーも有効である。
「こうげき」種族値が高い上に急所へ当たりやすい技を数種類使い、中盤からは2回行動も行うため、物理耐久が低いポケモンは非推奨。
お勧めポケモン
前述の通り、でんきポケモンがお勧め。物理型寄りであるため、「HP」や「ぼうぎょ」が高いポケモンが特にお勧めである。
ただし、複合タイプによっては不利となることがあるため注意(例えばじめん複合・スナノケガワやいわ複合・テツノイバラはくさ技が弱点であるため非推奨)。
アタッカー枠
専用技「イナズマドライブ」やドレイン技「パラボラチャージ」と攻撃面は申し分なし。専用特性「ハドロンエンジン」で「エレキフィールド」を張ることで、電気技を強化可能(後述するハラバリー等のサポートにもなる)。「じゅうでん」や「めいそう」でバフを行うことが出来、バリアが張られる前であれば「ちょうはつ」や「きんぞくおん」のデバフも使える。
「エレキフィールド」を持続させたいのであれば「グランドコート」を持たせることをお勧めする(逆に「エレキシード」はバフ消しで早々にリセットされるため非推奨)。
防御面においても「リフレクター」で味方全体の物理耐久を硬められ、マルチでバフ・デバフ要員と組めば怖いものなしである。
持ち物に「のどスプレー」、または「じしゃく」を持たせ、1ターン目に「じゅうでん」(今作では電気技を使用するまで持続する仕様となった)、相手がバフ消し行動を終えた後に「きんぞくおん」(のどスプレーを持っている場合、ここで特攻が強化される)、いけいけドンドンと手順を踏み、「イナズマドライブ」を繰出せば一撃で倒せるという報告もある。
もっとも、ソロで行う場合は味方NPCにオリーヴァがいないことを確認するように。
また、「きんぞくおん」が外れたり、素早くコマンドを入れないと時間経過によるデバフ消し&バリア展開へ間に合わなくなるので注意。こうなったら素直にやり直すのが吉。
マルチで「アシッドボム」要員と組む場合は、「きんぞくおん」より「めいそう」の方が確実性があり、安定しやすい(その際持ち物は「じしゃく」としておこう)。
バイオレット版限定なのが難点。
専用特性「でんきにかえる」で強化した「パラボラチャージ」連打が有効。「リフレクター」や「エレキフィールド」による味方のサポートや、「ひやみず」や「アシッドボム」などのバリアを貫通するデバフ技、「なまける」も揃っているため、サポート型としても優秀。
ミライドンと異なり両バージョンで入手可能な上、特性も通常特性でOKということで入手・育成しやすいのも利点。
ただし、HP振り程度では相手の攻撃(特に2連続攻撃)に耐えることが難しい。物理耐久に特化しても良いが、敢えて素早さへ全振りして先制で「ひやみず」「リフレクター」を展開するのも有効。
持ち物は「メトロノーム」「ひかりのねんど」等が候補。なお、「おおきなねっこ」を持たせようとする諸氏がいる様であるが、相手の「HP」があり得ない程高いせいで回復量は十分間に合っているため、全く無意味。
欠点としてはでんき単タイプであるが故に、強力な「リーフブレード」を等倍で受けなければならないことか。
サポート枠
防御面での種族値が高く、どくにテラスタルすれば、ジュナイパーの攻撃を等倍以下で受けられる。「てっぺき」と「じこさいせい」を覚えるので耐久面でも申し分ない。
ハラバリー同様、「ひやみず」や「アシッドボム」によるバリアを貫通するデバフ技を使えるため、マルチにおいてのサポート役として活躍可能。
物理耐久はやや低めであるが、ほとんどの技を等倍以下で受けられる上に、特性「そうしょく」によりリフブレを無効化出来るのが強み。
「ひやみず」や「アシッドボム」が使える他、タマゴ技「いのちのしずく」で味方全体を回復させることが出来るのでサポート要員として優秀である。
お勧めは南5番エリアで徘徊しているどくテラスヌメイルより育成すること。テラスタル後は「アシッドボム」強化も可能で、元々のリフブレ半減・無効に加えて「けたぐり」のダメージを半減可能。
なお、ヒスイ種は「けたぐり」で大ダメージを食らうので非推奨。
ノーマル・エスパー複合で、「かげぬい」を無効化出来、「けたぐり」を等倍で受けられる。
「ひやみず」や「ちょうはつ」「リフレクター」の他、特性を入替える「スキルスワップ」も覚える。さらに専用技「さいはい」で味方アタッカーを再行動させることで実質的なアタッカーともなれる。
他にも「かえんだま」を持たせて「なげつける」でやけど状態とし、相手の物理攻撃力を下げる戦法も可能。
テラスタルすると返って弱点を増やしてしまうため、非推奨。
欠点は回復手段に乏しいこと。ただし、下記2体にも同じことがいえるが、「ぼうぎょ」バフを覚える関係上、応援3回全て回復へ使うことが可能。
耐久力が高く、「とける」も覚える。
「アシッドボム」に加え、相手のステータスをリセットさせる「クリアスモッグ」を覚えるので、中盤デバフリセット+「つるぎのまい」の後に使用しよう(それ以外のタイミングでは味方のデバフまで消してしまうので非推奨)。
「なげつける」も覚えるのでヤレユータン同様、「かえんだま」を持たせて開幕にぶつけてやけどを負わせることも可能。
さらに「いえき」で「えんかく」を打消すことも出来る……が、特性消しは今回必須という訳ではない上に本人の恩恵もない。
ただし、回復手段が「たくわえる」からの「のみこむ」しかないのが欠点。貴重な技欄を2枠使ってしまうので、余りお勧め出来ない。
またミライドン同様バイオレット版限定のポケモンであるため、スカーレット版では入手困難。ベトベトンでも同様のことは出来るので、そちらで代用しても良い。
非お勧めポケモン
弱点であるかくとう技を繰り出すため、非推奨。
パオジアンは「けたぐり」で4倍弱点、ディンルーも「けたぐり」だけでなく「リーフブレード」で弱点を突かれてしまう。
チオンジェンは攻撃を下げることが出来るが、やはり「けたぐり」はおろかテラスタイプ一致の「ブレイブバード」で弱点を突かれる。
イーユイは体重の軽さから「けたぐり」の威力を抑えることができるものの、こちらの有効打も「とくぼう」デバフもないためかなりダレる。
『スカーレット』版限定のポケモン。かくとう複合のせいで「ブレイブバード」で倒されてしまう。
一応、攻撃と同時に相手の攻撃を下げる「ワイドブレイカー」を覚えるが、他ドラゴンポケモン(というよりタイプ相性的にオノノクスとウネルミナモのみ)で使った方が安定する。
元がかくとうタであるが、でんき複合であるお陰でひこう技が等倍(でんきテラスタイプであると半減)。
ただし、「はらだいこ」は一切推奨されず、「つるぎのまい」や「てっぺき」で安全にバフを積んでから「かみなりパンチ」で確実にダメージを与える必要がある。
これを分かっていないトレーナーが多く、「はらだいこ」を無駄に使ってバフを消されて即死、という案件が後を絶たない。中にはかくとうテラスタルで戦ってしまうケースすらある。
よって「戦術的には推奨されるが、トレーナーの練度的に非推奨」という何ともいえない立ち位置にある。
もし戦うなら、少なくともテラスタルをきちんとでんきとするべきである。
テツノカイナ同様でんき・かくとう複合。
「エレキフィールド」の他、相手の特性を自分のものと同化させる「なかまづくり」、バリアを貫通して相手を確実に麻痺させる「ほっぺすりすり」、相手の「こうげき」を2段階減少させる「あまえる」などサポート技が豊富。
しかし、テツノカイナと比べて「HP」「ぼうぎょ」種族値が低い上に、「ぼうぎょを」上げるバフ技が「ビルドアップ」しかないという頼りなさが足を引っ張る。「あまえる」もバリア発生後は通用せず、バリアの上から通る「こうげき」デバフは確率10%「じゃれつく」しかない。
さらに、「なかまづくり」に関しても自分が「ちくでん」であるとジュナイパーにでんき技が効かなくなり、逆に味方の足を引っ張ってしまう。
くさ・ひこう技を半減し、ゴーストタイプの技が等倍。物理耐久が高いポケモンが多く、ニャイキングをサポート型として運用しようとするプレイヤーもいる。
しかし、上述にある通り、最強のジュナイパーはかくとう技「けたぐり」を使用するので、2倍ダメージで撃沈しやすい。特に2回行動して来る中盤からは1ターンに2回けたぐりが飛んで来る地獄と化す(おまけに、けたぐりの命中率は100%)。
ダイオウドウやテツノワダチ等の重量級はがねポケモンの場合、「けたぐり」を1発喰らっただけでほぼ即死が確定する。
- 物理耐久が低いでんきポケモン
今回、ジュナイパーはでんき技を繰出して来ないが、元タイプ・テラスタイプと合わせて等倍範囲が広いため、物理耐久が低いと瞬く間に瀕死となってしまう。例を挙げると前回の最強レイド報酬であるピカチュウやその進化系であるライチュウが該当する。
おまけにピカチュウはみずテラスタイプであるため、迂闊にテラスタルしてしまうとリーフブレードが2倍弱点になってしまう。早期購入特典のひこうテラスタイプのピカチュウも、弱点は突かれないものの、やはり耐久面の弱さより非推奨である。
報酬
Lv.100のひこうテラスタイプ、さらに「さいきょうのあかし」を持つジュナイパーをゲット可能。
特性は隠れ特性「えんかく」、性格は「ゆうかん」で固定。
技は「かげぬい」、「ブレイブバード」、「けたぐり」、「リーフブレード」。
初回のみ「とくせいパッチ」とわざマシン164「ブレイブバード」を入手出来、周回でテラピースひこう(最低でも10個以上)及び、タウリンとリゾチウムをドロップする。
テラスタルタイプ自体はタマゴから孵化させた元ひこうポケモンであるモクローが持って生まれて来る場合もあるため、1度手に入れた孵化余りをマジカル交換で流す可能性を考慮するとひこうテラスタル持ちジュナイパー自体の入手難易度は低く、テラピースを集める必要は余りないといえる。このため、他★7テラレイドバトルと比較するとレアリティはそこまで高くはないといえるであろう。
ただし、「さいきょうのあかし」持ちはゲットしたジュナイパーのみである。加えて、孵化厳選に有用な6V個体という点も見逃せない(現状タマゴグループが「ひこう」のポケモンで6V確定個体はこの最強ジュナイパーのみ)。
余談
現時点で『ポケモンSV』内においてヒスイジュナイパーに進化させる方法は不明であるが、今後ポケモンHOMEと連動可能となれば、『LEGENDSアルセウス』より連れて来れるようになる可能性がある。
前回の最強のピカチュウ同様、今回もピックアップレイドバトルはなし。
ミライドンやハラバリーといった既存のレイド攻略用ポケモンでも十分戦えるということが理由と予想されたが、以後もピックアップレイドバトルがないため単なる仕様と思われる。
2回目では大量のテラピースが入手可能なハピナスレイドと同時進行された。
最強ジュナイパーレイドが配信される3日前の3月14日には、『ポケモンGO』のスポットライトアワー(※)で、偶然にもモクローがピックアップ対象となっていた。
※ 1時間の間、特定ポケモン出現率が大幅にアップするイベント。本編における大量発生に近いものと考えて良い。