概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』から新たに登場した交換方法。ミラクル交換の交換中には別のことをすることができないという点が改善され、プレイをしながらの交換が可能になった。またミラクル交換と違いローカル通信でもやることができる。そのため、インターネットに繋がってないことに気付かずにマジカル通信を起動し30分してもマッチングがしないという声も見かけられた。
また、ミラクル交換の相手を探している間は他のプレイヤーのマックスレイドバトルには入れないので、参加する場合は一旦交換をキャンセルする必要がある。
交換時のBGMは『ポケットモンスター 赤・緑』の交換で使われたゲームボーイの音源が再現されている。
『ソード・シールド』ではグローバルトレードステーションも削除されたために需要が増している。
傾向としてはポケモン厳選で余ったレベル1のポケモンや、とある事情で入手しやすくなったレベル60近いポケモンが流れてくることも多いが、中にはキョダイマックスが可能な高個体値のポケモンが流れてくることも(特に出現率アップキャンペーン中の場合)。本作では性格やタマゴ技を(少し限定的になるが特性も)入手後に変更する方法も用意されているので、道具さえ揃っていれば対戦の即戦力として使えるかもしれない。
ニンテンドー3DSからNintendoSwitchにプラットフォームが移ったこともあって改造配信者の勢いが高まり、『ソード・シールド』の終盤にはおおよそ1ボックスに2体程度の頻度で改造個体が送り付けられるようになった。『スカーレット・バイオレット』ではさらに加速し、2024年4月には1BOXに4体程度のペースで飛んでくるようになった。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも続投。しかし孵化厳選の利便性が改悪されたこと、「ぎんのおうかん」による育成のハードルが大幅に下がったことなどから『ソード・シールド』の頃ほど盛り上がっておらず、2022年のクリスマスの昼頃は交換会にうってつけな日であるにもかかわらず(しかも日曜日)動画サイトなどの交換会配信が盛り上がっていなかった。単に隠れ特性やオシャレボールの個体が欲しいなら、SNSや動画サイトの配信などで交換相手を募って通常のオンライン交換をした方が余程合理的。せいぜい役に立つとしたら偶然有用なテラスタルのレイド産が手に入った場合ぐらいなものであり、後は個体難民がリージョンフォームや隠れ特性を集める場合ぐらいか。
問題点
『スカーレット・バイオレット』時点でマジカル交換は仕様上交換後に必ずレポートが自動で実施される。
上述にもある通り特に改造が疑われる点が多数見受けられるポケモンであっても確認の余地もなく問答無用でレポートは始まるため、意図せず受け取ったということは交換を行うほど遭遇しやすい。
このマジカル交換後のレポート自体を通常プレイヤー側で止める手段が無い。
現状としては受け取ったポケモンが普通ならあり得ない技を覚えてる等により怪しいと感じたら素直に逃すしか手段がない。