概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトルの記念すべき第1弾。
配信前は、本作の★6レイドバトルが既に相当な難易度であることがプレイヤーの知るところとなっていたことに加え、元々リザードンが物理・特殊を問わず様々な技を習得可能な厄介な相手であったことから、多くのプレイヤーが戦々恐々とすることとなった。
行動パターン![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
リザードンレイドの行動を見てみると、以下の通りとなっている(HPは目測)。
- 戦闘開始時、1体に対して「オーバーヒート」を発動し、即座に自身のデバフ解除を行う。
- 通常わざは「だいもんじ」・「りゅうのはどう」・「ぼうふう」・「きあいだま」の4つ。
- HP75%以下:こちら側のバフを解除して1ターンの間特性を無効化する。
- HP67%以下:最大HPの約40%分のバリアを展開。
- HP50%以下:1体に対して「テラバースト」を発動する。
- HP40%以下:にほんばれを使用する。
- HP20%以下:1体に対して「れんごく」を発動する。
このリザードンは、以上を除く特殊行動は一切行わない。
デバフ解除は開幕時のみであるため、早い段階で特攻を6段階下げればこちらの被ダメージは大きく抑えられるし、逆に特防を6段階下げれば与ダメージが増え、上手く立ち回ればワンパンも狙える。バフ解除も戦闘序盤の1度だけなので以降は積み技をいくら使っても問題ない。
また、使用するわざのタイプはほのお・ドラゴン・ひこう・かくとうのみであるため、フェアリータイプのポケモンは弱点を突かれない。マリルリと「バウッツェル」なら「ぼうふう」以外は全て半減以下にできる。
そもそも「りゅうのはどう」以外はどれも命中率に難のあるわざばかりで、普通に攻撃を外してくれるケースも多い。
「ぼうふう」の混乱は厄介であるが、おんみつマントを持たせたポケモンであれば完全にシャットアウトできる。天候を晴れにした後は命中率も下がる。
晴れ+サンパワーが乗ったほのおわざはかなり痛いが、天候を上書きすれば2回以上「にほんばれ」は使ってこない。
といった具合に、技構成にも立ち回りにも穴が多く、対策が非常にしやすいことが判明。
後述するポケモンを用意して、耐久面と攻撃面をうまいこと調整しつつ育成すればソロでの突破も十分に難しくない範疇、通常レイドのように対策しなければ難しいが対策や立ち回りをしっかりすればきちんと攻略可能といったところで、剣盾のミュウツーレイドに比べるとかなり温情がある難易度である。
恐らくは、最初に実施される★7レイドであること、時期的にもまだストーリー攻略が終わっていない、若しくは終わらせた直後で満足な育成が出来ていないプレイヤーが多いことを想定して、幾分甘めの調整にされたものと思われる(実際、この後行われるエースバーン以降、かなりガチな技構成の最強レイドも多く登場しており、この推測は強ち間違っていなかったといえる)。
※上記は理論上の話であり、繰返せば繰返す程想定外のハプニングが発生しやすくなる点には注意。
「にほんばれを見落とし回復を怠っていたら半減のはずのほのお技で落ちた」「晴れなのにぼうふうが普通に何度も当たる(所謂フロンティアクオリティ)」「ぼうふうの存在を忘却し天候を雨にした結果ぼうふう連打で壊滅」
これら全て実際にレイドで起こった事件である。
第2弾![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2024年ポケモンデーを記念し、フシギバナやカメックスのカントー御三家に続き、2024年3月13 - 18日の約1週間に再度行われることが決定。
事実上復刻イベントであり、上述の期間内に最強のリザードンを入手出来なかったプレイヤーにとっては絶好の機会である。さらにいえば、上述の期間と異なり始めたばかりでなければプレイヤーも育成が充分に行われている時期であり、HOME解禁とDLCによりオススメされるポケモンの候補はかなり幅広くなった(勿論、安定を取って上述のニンフィアとマリルリを持ち出すのも手である)。
復刻イベントということもあり、前回と内容は同じでありリザードンの性格・ステータス・技構成も全て同じである。また、前回で入手済の場合は捕まえることは出来ない。なお、レイド報酬は前回で手に入らないものが手に入る場合がある(詳細は下記)。
対策![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
バフ解除を開幕以外使用しないことからデバフまき放題状態であるため、弱点を突かれないポケモンで「かいでんぱ」や「マジカルフレイム」等のとくこうを下げる技、「うそなき」や「アシッドボム」、「きんぞくおん」等のとくぼうを下げる技でデバフをまくのがかなり強力。他にもやることがなければ「どろかけ」で命中率を下げに行っても良いであろう。
今回のレイドに最有力のポケモンの1体。
フェアリータイプの中でもHP・とくこう・とくぼうが高く、「うそなき」で6段階までリザードンの特防を下げて、「めいそう」2 - 3回、「てだすけ」などからの「はかいこうせん」でワンパンを狙える。ソロでも「ドレインキッス」や「ひかりのかべ」で粘り強く戦える。ワンパンを狙うことも可能。
特性はワンパンを狙う場合は隠れ特性「フェアリースキン」が望ましいが、「うそなき」+「ドレインキッス」のみでも十分に戦えるため無理して用意する必要はない。
ちなみに隠れ特性持ちイーブイ及びニンフィアは最強のイーブイや特別講師として呼んだボタンが交換してくれるイーブイが隠れ特性「きけんよち」を持っているため、BPさえあれば入手は難しくない。とくせいパッチがあればそれを使うのもあり。
運が絡むがタマゴを産んで育てる人が多いポケモンであるためマジカル交換で隠れ特性持ちイーブイを粘る手も一応ある。
なお、似たような種族値を有するフラージェスは「うそなき」を覚えないので使うならマルチプレイが適している。
最大火力をぶつけるには「はらだいこ」が必須であり、実質HPが半減した状態からバトルをスタートさせなければならないので、やや立ち回りの難易度が高い点には注意する必要があった。また第1弾当時はフェアリー技の「じゃれつく」を使うとどういう訳か敵のHPバー表示がおかしくなり、通常の数倍のダメージを与えているように見えるなど、実際にどれだけダメージを与えているのか確認しにくくなる深刻なバグがあることまで発覚(このバグはバリア展開などの演出を挟むことで直るため、傍目には与えたダメージがじゃれつくのせいで回復しているかのように見える)。ほどなくしてマリルリはリザードン戦には余り適していないと見做されるようになり、対リザードン戦線はほぼニンフィアの一強状態となっていた。
第2弾ではバグの修正とHOME解禁、DLCで1年前よりかなり充実し、ニンフィアがいない場合の代用として有効となった。
とくこうデバフ「マジカルフレイム」、相手の技命中率不安を利用したかげぶんしん、めいそうからのドレインキッスなどのフェアリー技で戦える。
とくぼうデバフは有力なものを覚えないのが難点であるが、いやしのはどうやいのちのしずくが使えるため、サポート&ヒーラーとして活躍可能。現に、NPCのサーナイトもいのちのしずくで積極的に回復してくれる。
なお、相方及び未来の姿は共にかくとうタイプであるため「ぼうふう」で弱点を突かれるので非推奨。
とくぼう種族値がかなり高く、デコレーションやひかりのかべ、ミストフィールド、うそなきとサポート技が充実している。
こちらもドレインキッスを覚えるため、ニンフィアと同じ戦い方も可能。
「デコレーション」は確かに強力であるが、味方がマリルリばかりであると腐るので選出の際は他アタッカーを見て決めたい。
間違ってもリザードンに対して「デコレーション」を使わないように。
スカーレット限定にはなるが、HPと特攻へ努力値を252振れば上のニンフィアと大体同じ動きが可能。
特性「こだいかっせい」で相手の晴れにタダ乗り出来るため、後半に事故りにくいのも良い。
ただし、ぼうふうの混乱自傷による事故だけはどうしても防ぎ切れないため、持ち物はおんみつマントが推奨される。
こちらも「うそなき」+「めいそう」+「ドレインキッス」のコンボが使え、「つきのひかり」や「いのちのしずく」で回復が可能。
特性はやけどのダメージを無効化可能な「マジックガード」一択となる。
「アシッドボム」で特防を最大まで下げ、「めいそう」からの「アシストパワー」で戦える。
回復技も「なまける」があり、特性「マイペース」により「ぼうふう」の混乱を無効化出来、おんみつマント以外のアイテムを持たせやすいのが利点。
なお、ガラルヤドランは特殊耐久がやや低いため余りお勧めは出来ず、原種2体は「アシッドボム」を覚えないため戦えなくはないが攻略スピードがかなり落ちる。
- ザシアン(歴戦の勇者のみ)
『ソード』のパッケージ伝説。
「つるぎのまい」からの「じゃれつく」で戦える。「バークアウト」でとくこうデバフも可能。
回復技に乏しいのが欠点(かいがらのすずを持たせればある程度は対策可能)。
なお、剣の王ははがね複合であることが災いし炎技で弱点を突かれるので非推奨。
よって、参加する前に必ず「くちたけん」を持たせていないか確認すること。
いわ複合ゆえにだいもんじやぼうふうを半減出来、テラスタル前なら命中不安のきあいだまを撃たせることが可能。
「うそなき」+「ドレインキッス」のコンボも使え、「ひかりのかべ」や「めいそう」も覚える。
問題は入手手段がHOME経由でしかないことと、過去作も含めて確実に入手できる手段があるミュウやジラーチ、メロエッタなどと異なり、過去作も含めて現在入手できる手段がないのが欠点。過去作で特典やイベントで入手出来た人以外は、現状は通信交換でしか入手できない。
最悪、通信交換で改造ポケモンを掴まされてポケモンHOMEからBANされることもある。
よって持っているならお勧めであり、持っていないプレイヤーは上記のポケモンを用意することをオススメする。
サポート枠![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
今回はお得意の「パラボラチャージ」が半減されるため、「ひかりのかべ」や「どろかけ」、「かいでんぱ」、「アシッドボム」によるサポートがメインとなる。
特殊耐久はそこまで高くないものの、ドラゴン無効、きあいだま半減な上、特性「こんがりボディ」でほのおを無効化できるため、リザードンが使う技を「ぼうふう」だけにすることができる。そのため持ち物はおんみつマントにするのが良い。
サポート技は「どろかけ」「バークアウト」「しっぽをふる」「てだすけ」を覚えられる他、回復も「ねがいごと」がある。
「とおぼえ」も覚えられるが、ザシアンくらいしか恩恵がないのが難点。
アタッカーにする場合は「とおぼえ」「ふるいたてる」を複数回積んでからのフェアリーテラス「じゃれつく」がおすすめ。味方にマリルリがいるなら「はらだいこ」で上がったこうげきを「じこあんじ」でコピーするのもいい。
やけど無効、「きあいだま」半減であり、特殊耐久も高い。
むしタイプ以外で「むしのていこう」を覚える珍しいポケモンであり、確実なとくこうデバフをかけることができる。
防御系デバフも「いやなおと」「アシッドボム」があり、どんなアタッカーでもサポート可能。
バイオレットでしか入手できない点には注意。
マリルリやザシアンと組んだ時に最高クラスのサポートを実現するポケモン。
「シンプルビーム」→「いやなおと」でマリルリの「はらだいこ」+「じゃれつく」のダメージを伸ばすことができる。
逆にとくぼうデバフは覚えないため、マリルリが居ない場合はやることが無くなりがち。
ちなみに「ワンダールーム」は特防の実数値と防御のランク補正で物理技のダメージを、防御の実数値と特防のランク補正で特殊技のダメージを算出するようになる技であるため特殊技のダメージは伸ばせないため注意。
なお、他防御デバフ持ちはリザードンから弱点を突かれたり耐久に難があったりするため非推奨。
皆ご存じポケモン界のピンクの悪魔。
「きあいだま」があるため本来ノーマルタイプの選出はご法度なのであるが、このポケモンに関しては話は別で、非常に高いHPととくぼうのおかげである程度は耐えられる。
「いやしのはどう」「ひかりのかべ」「いやしのすず」「いのちのしずく」とサポートも豊富。回復技も「タマゴうみ」がある。
ただしやることがヒーラーしかなく、特殊技のデバッファーにはなりえないので時間を持て余しがち。いっそ「めいそう」持ちアタッカーになるのも手。
ハピナス程ではないが特殊耐久が高く、ハバタクカミ同様特性「こだいかっせい」で相手の晴れにタダ乗り可能。
バリアがない内に「うそなき」や「おたけび」を使えるだけ使うのがおすすめ。壁も貼れるし回復も「ねがいごと」がある。
バリアを張られたらやることがなくなりがちのが欠点。「てだすけ」を連発しても良いが、いっそのこと「マジカルシャイン」を採用してアタッカーとなるのも手。
専用特性「ヒーリングシフト」が強力で「フラワーヒール」を先制で使うことで味方のピンチを救うことができる。
「うそなき」を覚えないのが欠点。
見た目やタマゴグループで誤解されそうであるが、くさタイプは持っていないので炎技やぼうふうが等倍で受けられる。
「うそなき」・「どろかけ」・「ひかりのかべ」を覚えられる他、「ほたるび」・「ブレイブチャージ」で上がった特攻バフを「ハートスワップ」で他特殊アタッカーへ譲渡するというサポートも可能。
「アクアリング」を使えば自動回復も可能。
幻のポケモンであるが、LEGENDSアルセウスとポケモンHOMEを連携していれば入手可能なため、比較的入手が簡単なのも有難い。
炎技を弱められるため、最強のヒスイバクフーンで有効であった「あまごい」+「ねむる」+「うるおいボディ」は一見すると今回も有効に見えるが、「ぼうふう」が必中となるリスクもあるので注意。
自衛手段として「ドわすれ」を覚えられる他、「アシッドボム」や「ひかりのかべ」、「むしのていこう」、「かいでんぱ」、「おいかぜ」、「てだすけ」、「いのちのしずく」などなどとサポート技がよりどりみどり。
アタッカーならば「わるだくみ」からの特殊攻撃がお勧め。
非お勧めポケモン![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
まず前提として、タイプ相性を全く考慮しない選出は言語道断。
ドラゴンタイプであるが故に「りゅうのはどう」で普通に返り討ちにされるし、コライドンの場合は特性の「ひひいろのこどう」で開幕序盤から天候を晴れとしてしまい、あちらのほのお技威力を高めてしまう。
特に、イベント開始後間もなくはパーティにコラミラがいたために敗北を喫したというケースが後を絶たなかった。
いつも通りレイドの嫌われ者。あくタイプなので全員まとめて「きあいだま」で弱点を突かれる。
- ドレインキッス以外のドレイン技戦法
まずタイプ相性からドレインキッス以外の特殊ドレイン技は半減され、物理もウッドホーン、むねんのつるぎは半減され、ドレインパンチ(だいもんじとぼうふうの威力が同じなため半減実を持たせても使用をためらわせることはできない)、きゅうけつはテラスタルすると弱点を突かれてしまうため非推奨。
- サケブシッポ、ハバタクカミ以外のパラドックスポケモン古代種
相手が「にほんばれ」を使って来るため、一見すると有用そうに見えるが、ドラゴン・ほのお・ひこう・かくとうの技のいずれにも弱点を突かれないポケモンは僅か。
スナノケガワは弱点を突かれないが、特殊耐久にやや難があり、回復手段も乏しいため押し切られやすい。
そもそも「サンパワー」がある以上、サケブシッポ、ハバタクカミを除いて「にほんばれ」を逆手に取るのは危険である。
コライドン同様開幕序盤から天候を晴れにしてしまい、あちらのほのお技威力を高めてしまう。
相性有利なフェアリータイプであるが、ほのおやひこうに弱点を突かれるタイプ複合であることが災いし炎技や「ぼうふう」で弱点を突かれるので非推奨。
まず「いしずえのめん」以外は「ツタこんぼう」が半減される上、「ぼうふう」で弱点を突かれる。
残る「いしずえのめん」も「きあいだま」で弱点を突かれるため非推奨。
テラスタルすれば専用技「テラクラスター」で弱点を突けるが、結局は「きあいだま」で弱点を突かれるため、テラスシェルが活かし切れないのが欠点。
確かにプレートを持たせることで自由にタイプを変えることが出来るが、その場合は「ぼうふう」の混乱を防ぐことが出来ず、かといって混乱を嫌っておんみつマントを持たせると今度は「きあいだま」で弱点を突かれる。
一応ミストフィールドを覚えるので混乱自体はこれで対策出来るが、そこまでする位なら最初からリザードンに弱点を突かれないサポーターにおんみつマントを持たせれば良いだけの話であり、アルセウスを使う利点がなくなる。
クリア報酬![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
見事クリア出来れば、リザードンのゲットが可能(ただし、1度だけ。2回目以降はバトル終了と同時に逃走してしまうため捕獲不可)。折角だからお気に入りのボールで捕まえてみるのも一興であろう。
「最強」というだけあって個体値は6V固定、正確はひかえめ固定と、リザードンファンとってはこれ以上ないほどの御褒美となっている。
当然ながら孵化厳選する際の元手としても有用。タマゴグループが「ドラゴン」「かいじゅう」のポケモンを厳選する際には大いに役立ってくれる。
また、このレイドでは初回クリアでとくせいパッチが確定で入手可能な他、本作では入手にお金が掛かるリゾチウムや、普段は収集に手間が掛かるテラピースドラゴンが多めに手に入った。
このパターンは以降の最強レイドでも踏襲されて行くこととなる。
2回目の配信では、当然ながら1回目で既に入手している場合は最強のリザードンは入手出来ないが、他のカントー御三家の最強レイド同様、報酬で秘伝スパイスがドロップするため、スパイス目的で周回するのも良いであろう。
関連項目![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
★7テラレイドバトル![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
最強のリザードン → 最強のエースバーン