概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第15弾。
これまでは対象ポケモンのテラスタイプがバラバラであったのであるが、今回は初めてテラスタイプ被りが発生した。
開催日時は、2023年11月17日9:00 - 11月21日8:59。
今回は日程が前半と後半に分かれていないため、取りこぼしがないよう注意したい。
なお、メイン画像のイーブイはオス(尻尾先端の白い毛がギザギザ)であるが、実際の最強のイーブイはメス(尻尾先端の白い毛が花のような形)である。
特殊行動
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
100 | シールド(全体力) | |
98 | つぶらなひとみ | |
95 | デバフ解除 | |
90 | テラチャージ回収 | |
80 | バフ解除 | |
65 | デバフ解除 | |
40 | バフ解除 | |
40 | 確率で2回行動 |
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 | 55 | 50 | 45 | 65 | 55 | 325 |
ただし、進化前の最強レイドバトルということで、最強のピカチュウのように一筋縄では行かない。
開幕から体力全体を覆うバリアを張って来るため、バリアを貫通しないデバフ技は通じない。
ただ、最強のピカチュウや最強のミュウツーと違い、持ち物は持っていない。
しかし、ミュウツーやピカチュウ同様戦闘中のみ努力値が振られておりH6A252C252振りとなっている。
技構成はノーマル技は「すてみタックル」と「ハイパーボイス」、ゴーストタイプ対策「かみつく」、相手の攻撃を2段階下げる「あまえる」、初手に繰出す「つぶらなひとみ」の5種。
進化前といえど、Lv.100テラスタル込威力240はまともに食らうとまあまあ大きなダメージとなる。舐めて掛からず、バフ・デバフや回復など、テラレイドの基本の立ち回りを心掛けるようにしたい。
「ちょうはつ」等が使えるポケモンを連れて行きたいところであるが、上述した通り低種族値をカバーするために開幕から全体力バリアを張って来るため「ちょうはつ」で対策する戦法は通用しない。
一部例外を除き、物理アタッカーは攻撃デバフ対策にクリアチャームが必須。
テラスタルチャージ回収は1度しか行わないが、早めにテラスタルしないといけないのはピカチュウレイド同様。
お勧めポケモン
懸念されていたアシストパワーは採用されなかったため、基本的にはノーマルタイプの弱点であるかくとうタイプポケモンがお勧め。
ただし、テラスタルのために技を3回使う関係上PPが枯渇しがちなので、ポイントアップを惜しまないように。
なお、かくとうタイプ技が有効であるためか前回大活躍したバウッツェルを稀に見掛けるが、前回と異なりほのお技は飛んで来ない上にバウッツェルは防御バフを一切覚えない点に注意!
アタッカー枠
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
「きあいだめ」や「ビルドアップ」を使い、「ドレインパンチ」を使う戦術が強い。
特性は「てつのこぶし」がお勧めであるが、隠れ特性なのが難点。通常特性2つでも元火力が高いため、用意が難しければそちらでも可。
特性や技でこうげきデバフを防げないので、持ち物は「クリアチャーム」1択。
DLCやポケモンHOMEとの連携が必要なのが難点。通信交換による進化なので、1から育てるとなると難易度が高いのも欠点である。
他の「ドレインパンチ」持ちにもいえるが、PPが足りなくなりがちなので、体力に余裕があるなら「ドレインパンチ」以外の技を使ってPP節約も考えよう。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
イーブイが主に使う攻撃技がノーマルタイプであるため、序盤の被ダメージを抑えることが可能。
3回「てっぺき」を積んでから「ボディプレス」を連打するだけで安定して戦える。ステータスを戻してもてっぺきを積み直せば簡単に倒せる。
また、「あまえる」を特性「ミラーアーマー」で跳ね返せるので被弾も抑えられる。ただし、通常特性で「あまえる」等を受けても「ボディプレス」に影響はないので、用意が難しければそちらでも構わない。
物理型でありながら「クリアチャーム」を持つ必要がないのも利点の1つ。
かくとうテラスタルするとノーマル技が等倍になるため、バフを消された後は要注意。「ハイパーボイス」の被ダメージに注意しながら「てっぺき」を使いたい。
不一致テラスタルであるが、パルデア北エリアで野生テラスポケモンとして固定出現するため、すぐ用意出来る。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
かくとう・ゴースト複合。隠れ特性「まけんき」で「あまえる」、タイプ相性で「すてみタックル」、「ハイパーボイス」を無力化させるため、イーブイの序盤技を「かみつく」だけとすることができる。HDへ極振りし、物理方面を「きあいだめ」や「ビルドアップ」で強化すれば「ドレインパンチ」連発で突破可能。火力補強アイテムとしてくろおびなどを持たせればバッチリ。
「まけんき」は隠れ特性であるが、用意できない場合でも「クリアチャーム」を持てば問題ない。
テラレイドにおける主力技「ふんどのこぶし」は今回無効なので、覚えていても使わないこと。
かくとうテラスタル後はノーマル技が効いてしまうので、不意の急所に注意。
進化は面倒であるが、かくとうテラスタルより変える必要がなく、1匹用意しさえすれば他レイドへも流用可能。DLCがあるならキタカミの里で野生個体が出現するため、進化させる手間も省ける(テラスタイプかくとうの確率は1/2となるが)。
パラドックスポケモンの1体。
「はらだいこ」で攻撃力を最大まで上げ、そこから「ドレインパンチ」を連打することで突破可能。能力をリセットされたとしても再度積み直せば問題なく、つぶらなひとみやあまえるは「クリアチャーム」で無効化可能。ただし、クリアチャームを持たせるとクォークチャージが発動出来ないため、特性を発動したい場合はエレキフィールドを使う必要がある。
無振りではイーブイより遅いが、素早さへ44振ればイーブイに先制出来るようになる。
急所連発は流石に受けきれないので、HP自傷に不安がある人は「つるぎのまい」がお勧め。「きあいだめ」も覚えられる。
バイオレット限定な点には要注意。
テツノカイナ同様、「はらだいこ」からの「ドレインパンチ」で攻略可能。
火力やHPこそテツノカイナに劣るものの、適当に捕まえた野生のマクノシタをミント・アメ・とっくん・努力値振りで補正・育成してやれば即戦力として投入出来るため、テツノカイナを入手しにくいスカーレット版では代用として比較的有用。
テツノカイナ同様素早さへ44振るのがお勧め。
Lv.100までの必要経験値がテツノカイナと比べ物とならないくらい高いのが最大の弱点。スカーレット版でアメが足りなければ下記コライドンへ任せよう。
またテツノカイナと異なり、「つるぎのまい」は覚えない。
『スカーレット』のパッケージポケモン。
他かくとうタイプにない利点として「ワイドブレイカー」と「バークアウト」による両デバフを揃えている所が挙げられ、被ダメージを抑えつつ早めのテラスタルが実現できる。
「はらだいこ」はないが、「つるぎのまい」で十分過ぎる火力が出せる。「ドレインパンチ」で回復しながらの攻撃や「アクセルブレイク」で畳み掛ける等で確実にダメージを積み重ねよう。
なお、当然ながら「クリアチャーム」は必須。
防御種族値が高く、「てっぺき」と「ボディプレス」を覚える。「ボディプレス」なら「あまえる」等を気にせずに戦えるため、クリアチャームが不要なのが利点。アーマーガア等と異なり元からタイプ一致であるため、大ダメージを与えられる。
また、特性「ぼうおん」であれば「ハイパーボイス」を無効化可能。ぼうおんは通常特性であるため、野生個体で間に合うのが強み。
ただし、バフ消しされた直後は「ハイパーボイス」を喰らってしまうので要注意。とくせいガードを持たせれば特性を守りつつ安定して戦えるが、回復ソースがなくなるのが懸念材料。
また、テラレイド産以外のジャラコはかくとうタイプを持っていない=テラスタイプがドラゴンで固定であるため、頑張って進化形・ジャランゴを探すか、そうでなければテラピースかくとうが必要。
なお、「ドレインパンチ」と「はらだいこ」も覚えるが、攻撃種族値がテツノカイナどころかハリテヤマにも劣るため今回は非推奨。特殊型もバフ技に乏しく余りお勧め出来ない。
- ザマゼンタ(歴戦の勇者/盾の王)
『シールド』パッケージ伝説。
こちらも防御種族値が高く、ジャラランガ同様に「てっぺき」と「ボディプレス」を覚える。「ハイパーボイス」は「バークアウト」で対策可能。
両壁と「とおぼえ」も覚えるため、ある程度のサポートも可能。
歴戦の勇者でも戦えるが、盾の王の場合はイーブイが使う技が全半減となり、防御種族値も高くなる。ただし、回復技が「ねむる」しかないため、「かいがらのすず」を持てないハンデをどう乗り切るかが課題。
6つ前のレイドボス。こちらも防御種族値が高く、「てっぺき」と「ボディプレス」を覚える。「はらだいこ」+「ドレインパンチ」も可能。回復技も「こうごうせい」を覚えるので申し分なし。
最強レイド個体が性格わんぱくなので、テラスタイプをかくとうへ変更し努力値を振るだけで戦える。
特殊技「ハイパーボイス」には注意。テラピースかくとうも必要。
コノヨザル同様特性「まけんき」を有し、「あまえる」等に強い。
専用技「らいめいげり」で防御デバフを入れつつ戦えるので、マルチでサポートも可能。物理面を強化できる技は「ビルドアップ」と「きあいだめ」がある。
特性関係で「クリアチャーム」を持つ必要はないので、持ち物は「かいがらのすず」で問題ない。なお「はねやすめ」は覚えない。
ただし、上のザマゼンタにもいえるがポケモンHOMEとの連携が必要なのが難点。
主にいつものアシッドボム+パラボラチャージ戦法がメイン。「ひやみず」や両壁も使えるため、かなり安定して戦える。
素早さが低いため、持ち物は「かみつく」による怯みを消せる「おんみつマント」を推奨。
普段他レイドで使っている個体をそのまま使い回せるため、手間を掛けず本レイドに参加したい人にお勧め。
なお、残念ながらミライドンは「きんぞくおん」が無効のため、今回は留守番の方が良い。
アーマーガアやザマゼンタ同様に「てっぺき」+「ボディプレス」で攻略可能。回復技も「じこさいせい」がある。特性は今回に限り不問。
元の素早さが低いため、持ち物は「かみつく」の怯みを防げるおんみつマントがお勧め。
サポート枠
- 特性「いたずらごころ」で変化技を先制で使用出来、両壁、「ひやみず」、「ソウルクラッシュ」が使えるオーロンゲ。
- プレートを持たせることで自由にタイプを変更出来、両壁、「ひやみず」、「バークアウト」、「アシッドボム」が使えるアルセウス。
- 「じごくづき」で「ハイパーボイス」を止め、「ひやみず」で攻撃を下げて安全に戦わせやすくするヤルキモノ(しんかのきせき必須)。
- 「ひやみず」で攻撃デバフ、なみのり*うのミサイルで防御デバフorマヒ撒き、はねやすめで回復が可能なウッウ(ただしスカーレット限定)。
など。
これ以外にも、攻撃デバフ「ひやみず」「とびかかる」と、特攻デバフ「バークアウト」「むしのていこう」を双方覚えるポケモン(ハッサム、アメモースなど)であれば、デバフに専念することで強力なサポートとなる。
非おすすめポケモン
今回は様々なポケモンによる討伐報告が多数挙がっており、これといって非推奨となるポケモンはいないのであるが、そんな中でも特に非推奨となるポケモンについて説明する。
- ゴーストタイプの攻撃技をメインとするポケモン
今回はノーマルタイプであるため、当然タイプ一致のゴースト技は無効となる。
ただし、あくまでも非推奨なのはゴーストタイプ攻撃技で戦うポケモンであり、ゴーストタイプポケモンをサポートへ専念させる事自体は(余程相性が悪くない限り)基本問題ない。
「かみつく」が採用されているが、複合や物理耐久、持ち技次第でサポートは可能。
- 変化技しか覚えていないポケモン
今回のレイドはバリア耐久100%である。よって、変化技は相手に一切通らない。マルチで挑む場合は注意されたい。
例えばブラッキーなどでサポートしようとするとこれとなりがち。当のブラッキーはダメージとともに相手の攻撃を下げる技を持たない(両壁や「バークアウト」、「てだすけ」は覚えるが)ので今回は不適といえる。
いつも通りレイドの嫌われ者。
今回は弱点を突かれないが、ご察しの通り、敵だけでなく味方も弱体化するだけなので足手まといになるだけに終わる。
なにより、タイプ相性や戦術を考えない選出自体言語道断。
報酬
これまで通り6V確定でさいきょうのあかし持ち隠れ特性「きけんよち」のイーブイを入手可能。
せいかくは「がんばり」や、性別は♀、報酬はノーマルテラピース、とくせいパッチ、とくせいカプセル、けいけんアメの他に進化石5種とネコブのみやマトマのみなどの努力値を下げて懐き度を上げるきのみを2種入手可能。進化すれば、ランクバトルで活躍出来る頼もしいポケモンとなるだろう(なつき進化は、条件を満たした上でふしぎなアメを使えば可能である)。
なお、最強のピカチュウが持っていた特別な道具は一切ない。
ついでにいえば、今までの最強レイドで落としていたわざマシンは落ちない。
また、前述した通り今回登場するのは♀固定であり、最強レイドで♀ポケモンが報酬として出てくるのはマフォクシー以来である。
余談
報酬に進化の石となつき度を上げられるきのみは何れもイーブイの進化条件に当てはまる道具である。フェアリー技「あまえる」を覚えているため、ニンフィアへの進化も技の変更なしで行える。
ただし、当然ながらエーフィまたはブラッキーへ進化させたい場合は「あまえる」を忘れさせる必要がある。
これまでは最強のヒスイジュナイパー、最強のヒスイバクフーンと2回連続でヒスイ御三家が続いていたため、次の最強レイドはヒスイダイケンキを予想する方が多く、今回のイーブイレイドに多くのプレイヤーから驚きの声が上がった。
配信日程の最終日である11月21日は日本記念日協会から認定された『イーブイの日』であり、それ故にイーブイがレイドボスに選ばれたのであろう。
なお、同時期にイーブイの大量発生イベントも並行して発生する。証持ちのイーブイを入手したい人はこちらも必見。
期間中は丁度ポケモンSV発売1周年に当たり、発売後最初のイベントテラレイドは奇しくもイーブイであった。SV発売日とイーブイの日が僅か3日違いのため、SV発売1周年と大多数のポケモンプレイヤーやポケモン公式より推されているイーブイを同時に祝うためのイベントテラレイドではないかと考察出来る。
他★7レイドと比べると、未進化ピックアップ、日程が短い(厳密にいうと最強のピカチュウの時よりは約9時間長い予定)、異色ずくめの要素が多い。
最強のゴリランダーとテラスタイプが被ったため、一部ユーザーが提唱していた『最強のテラレイドバトルは各タイプから1つずつ採用される』という予想は外れることとなった。
もっとも、最強のピカチュウや最強のミュウツーのような、記念日にちなんだ特別なテラレイドであるともいえるため、法則対象外である可能性もある。
もしそうであるとすると今後、最強のテラレイドバトルに登場するであろうヒスイダイケンキのテラスタイプがみずタイプである可能性が高くなる。勿論、他ポケモン、他テラスタイプになる可能性も十分にあり得るため、あしからず。
その後ヒスイダイケンキレイドバトルが開催されることが決定したが、そちらのテラスタイプはみずとなった。
関連タグ
★7テラレイドバトル
最強のヒスイバクフーン→最強のイーブイ→最強のヒスイダイケンキ