概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第28弾。
対象ポケモンはレベル100のノーマルテラスタルカイリューという第9世代最強の組み合わせ。
テラスタイプにノーマルが採用されるのは3回目であり、最強のイーブイ以来久々となる。
4大サマーイベント第4弾として、開催日時は2024年8月23日(金)9:00~9月2日(月曜日)8:59。サマーイベントのテラレイドバトルの中ではこちらのみ1週間と3日での終了となる。
600族のポケモンが最強レイドとして登場するのは初である。
同時期にパルデア地方でヨーギラスとタツベイ、キタカミの里でヌメラとヒスイヌメイル、そしてブルーベリー学園でダンバルの大量発生イベントも進行する。
バージョン違いのヨーギラスやタツベイはもちろん、通常であればポケモンHOME連動でしか連れて来れないヒスイヌメイルをゲットできるチャンスである。例の如く色違いが出やすくなっている。
特殊行動
残り時間99% | あまごい |
残り時間99% | ぼうふう |
残り時間95% | かみなり |
残り時間80% | バフ解除 |
残り時間70% | デバフ解除 |
残り時間70% or 残りHP75% | バリア展開 |
残り時間20% | りゅうせいぐん |
対策
元祖600族ということもあり、隙の少ない高ステータスが脅威。
これまでの流れから、特性は隠れ特性「マルチスケイル」の可能性が高い…と思われたが「せいしんりょく」が今回が採用された。
レイドポケモンはとくせいの有無に関わらずひるみ無効である一方、NPCのいかく戦術が封じられてしまう。
カイリューは前回の★7レイドに選ばれたヘイラッシャと同様に、★6や★5のレイドで存在するポケモンである。★6は隠れ特性が確定で、★5は隠れ特性および通常特性の2つからランダムであるといった事情があって、今回の最強レイドでは通常特性の「せいしんりょく」が確定となる措置が取られた。
技構成は「しんそく」、「スケイルショット」、「じしん」、「りゅうのまい」。
特殊行動枠に「あまごい」、「ぼうふう」、「かみなり」、「りゅうせいぐん」。
特殊行動枠はいずれも1回ずつで「あまごい」と「ぼうふう」はセットのように連続で使ってくる。
案の定、★6レイドでのカイリューや最強のジュカインのように、「りゅうのまい」ガン積みからの猛攻で攻めてくるのが厄介である。ちなみに★6レイドで使用する技は「ドラゴンダイブ」、「アクアテール」、「しんそく」、「りゅうのまい」となっており、特殊行動で「ひかりのかべ」、通常行動とは別に「りゅうのまい」を繰り出してくる。
攻撃種族値134もそうだが、特攻も100と相当に高く、特殊行動枠のわざも「あまごい」を除けばいずれも特攻依存なのでただぼうぎょだけを積んでても手痛い一撃を食らう。
ノーマルテラスということでかくとうタイプが有効かと思いきや、元のタイプがドラゴン・ひこうタイプなので、「あまごい」で必中となった「ぼうふう」で弱点を突かれてしまう。
本レイド全体の流れとして特殊行動以外は「りゅうのまい」を積みつつ物理わざで攻めてくる。
「りゅうせいぐん」は特殊行動最後の特殊わざとして採用されたので特攻ダウンの影響は実質なし。
ひこう技は、「あまごい」との組合わせで特殊行動で開幕に一度ランダムに1体だけに使用する「ぼうふう」が採用されたのみ。残った雨状態も「かみなり」を必中化するが一度きりな上に天候を変えたところで命中率が0%になるわけではない以上当たるときは当たるので、いちいち張り替えるべきなのか意見が分かれる。張り替えた天候がチームのメンツによっては裏目に出る恐れがあるからだ。
そして主力となるノーマル技候補として本作に於けるカイリューの代名詞であるしんそくが選ばれ、はかいこうせんやギガインパクトは使われないことが判明。ゴーストタイプ以外はHP次第で問答無用の「しんそく」が飛んでくる。「しんそく」が読める局面で「はやてがえし」で対抗しようとしたところで今回のカイリューは特性「せいしんりょく」の効果で怯まないし、なんらかの手段で特性を消すもしくは書き換えることに成功したところでテラレイドの敵はそもそも怯まないため、HP管理は確実にしないといけない。
攻略可能ポケモン
アタッカー枠
今レイドにおける最有力ポケモンの1体。
特性は「しんそく」を封じ込む事が出来る『テイルアーマー』一択。味方への「しんそく」も防ぐことが出来るのがとても優秀。
覚えるサポートわざは「両壁」や「でんじは」、「にほんばれ」、「てだすけ」、「トリックルーム」といずれも優秀。
アタッカーをする際は相手の「りゅうのまい」による能力上昇を利用する2パターンの戦法と相手の能力上昇を利用しない戦法がある。「みがわり」を交えるのはいずれも共通。
一つは「じこあんじ」と「わるだくみ」を使用した後、「アシストパワー」で攻める方法。もう一つは「イカサマ」で攻める方法。
相手の能力上昇を利用しない場合は「テラバースト」を主力としても良い。「スケイルショット」対策にフェアリーテラスに変更するのがおすすめ。
「スケイルショット」による「みがわり」貫通と事前に攻撃わざのタイプにテラスタイプを変更し忘れないように注意。「テラバースト」型以外は味方が「ちょうはつ」を使用すると機能しなくなるのでそれも注意。
また、「テイルアーマー」も味方のゴーストタイプ(特に下記のハバタクカミやミミッキュ)は恩恵を受けられない上、スキルスワップ使いのカラマネロがいると「スケイルショット」を連発されてしまうため、構成によっては壁役にもならないこともあるため、マルチでは他の人の選出に注意。
有効な回復は「かいがらのすず」と応援のみだが、「スケイルショット」が来ないことを祈りつつ、「とくせいガード」を持たせて応援のみ回復で運用することも可能ではある(運が絡むため確実性はないのは留意)。
掲示板でヒーラーを募集するのも手である。
今レイドにおける最有力ポケモンの1体。
はがねタイプだが、ひこう複合なので「じしん」は無効である。
「かいがらのすず」を持たせて3回「てっぺき」を積んでから「ボディプレス」を連打するだけで安定して戦える。ステータスを戻されても「てっぺき」を積み直せば簡単に倒せる。また、バリアを張る前限定ではあるが「ちょうはつ」で「りゅうのまい」を封じながら闘えば更に楽に闘える。
かくとうテラスタルするとカイリューから受ける技がすべて等倍になるため、バフを消された後は要注意。
また、素の状態では「かみなり」で弱点を突かれてしまうため、「にほんばれ」で対処したい。
「ボディプレス」が主力なので努力値をぼうぎょ・とくぼう(またはHP)に極振りするのが良い。
不一致テラスタルであるが、パルデア北エリアで野生テラスポケモンとして固定出現するため、すぐ用意出来る。特性もデバフ攻撃を使ってこないため、隠れ特性の「ミラーアーマー」を用意する必要はないことも魅力である。
アーマーガアと同複合のポケモンであり、戦い方や注意点は上記を参照。
アーマーガアと比較するとぼうぎょとすばやさ種族値で勝る反面、テラピースかくとうが必要なので準備しにくい点で劣る。
特性は万が一の事故死を防ぐ事ができる可能性がある「がんじょう」を推奨。間違っても「くだけるよろい」にしないように。
はがねタイプだが、特性「ふゆう」により「じしん」は無効である。ひこうタイプではないので、上述2匹と違ってかみなりで弱点を突かれずに済む。
こちらも「かいがらのすず」を持たせて3回「てっぺき」を積んでから「ボディプレス」を連打していく。
特防も無振りでも116はあるため、最初のぼうふうやかみなりが運悪く当たっても何とかなる。
見た目だけでは特性判断がつかず、マルチの場合は相手からは特性がふゆうであるかどうかは知ることが出来ず弾かれる可能性がある点に注意。「たいねつ」や「ヘヴィメタル」だとそもそもじめん技が飛んで来るので論外なのが拍車をかける。
はがねタイプだが、特性「どしょく」によりじめん技を無効化できる。
ぼうぎょ種族値も145と高く、アーマーガア等と同様「てっぺき」を積みつつ「ボディプレス」で押していく。
または「てっぺき」や「とぐろをまく」で積んで「アイアンテール」「アイアンヘッド」で攻める鋼テラス型もアリ。こちらはレベル・タマゴ技のみで完結しテラス変更も不要なため育成コストが安上がりな利点がある。
特防種族値がやや低いので、運悪く「ぼうふう」や「かみなり」が自分に被弾するリスクからどちらかといえばソロ向けだが、戦略上ぼうぎょ・とくぼうの防御面努力値極振り(はがねテラス戦法ならこうげき・とくぼう極振り)が可能であり、他のソロ向けと違ってリキキリンの「テイルアーマー」の恩恵を受けられることもあり、マルチでの運用もできなくもない。
「てっぺき」を積みつつ「リフレクター」を貼り、「ボディプレス」で押していく。隠れ特性の「シェルアーマー」が優秀で不意の急所による事故も防ぐことが出来るため、安定感は随一のものがある。
隠れ特性前提であるため、場合によってはとくせいパッチが必要になるため、準備しにくいことが欠点。
また、運悪く開幕の「ぼうふう」が自分に被弾しまうリスクがあるが、とくぼう種族値はアーマーガアと同値であり、努力値を極振りすれば耐えることは可能。
「ドわすれ」や「にほんばれ」+「こうごうせい」も覚える他、タイプ構成から「しんそく」を受けやすいのでリキキリンとの相性も良い。
デメリットの関係上、「ぶちかまし」だけは厳禁。
アーマーガア等と同様「てっぺき」を積みつつ「ボディプレス」で押していく。アーマーガア等と異なり元からタイプ一致であるため、大ダメージを与えられる。
通常特性「カブトアーマー」が優秀で不意の急所による事故も防ぐことが出来るため、安定感は随一のものがある。
適当に捕まえた野生のタイレーツをミント・アメ・とっくん・努力値振りで補正・育成してやれば即戦力として投入できるため、手間をかけず本レイドに参加したい人におすすめ。
ミミズズと同じくとくぼう種族値がやや低いという弱点があるが、戦略上こちらもとくぼう努力値の極振りも可能であり、他のソロ向けと違ってリキキリンの「テイルアーマー」の恩恵を受けられるため、マルチでの運用もできなくもない。
隠れ特性「てんねん」で「りゅうのまい」を無視可能。「のろい」で攻撃・防御を上げつつ「じしん」で戦う。自己回復として「じこさいせい」も完備。
あるいはかくとうテラスにして「ドレインパンチ」に走ってもいい。
「ボディプレス」も覚えるが、ぼうぎょ種族値が85とやや心許ないため、他のポケモンより威力が出ないのがネック。
「てんねん」は隠れ特性であるが、特別講師として呼んだチリが交換してくれるパルデアウパーが隠れ特性「てんねん」を持っており、この個体を親としてパルデア地方以外でタマゴを作れば隠れ特性持ち原種ウパーが産まれるため、BPさえあれば入手は難しくない。
なお、ドオーは「じしん」で弱点を突かれるので非推奨。
こちらもヌオー同様「てんねん」でバフを無視出来る。
「めいそう」+「ドレインキッス」のコンボが使え、「いのちのしずく」で回復も可能。
あるいはかくとうテラスにして「テラバースト」に走ってもいい。
防御バフは「コスモパワー」がある。
両壁に「にほんばれ」も使えるため、サポート・ヒーラー枠としても運用可能。
欠点は隠れ特性前提であるため、場合によってはとくせいパッチが必要となるため、準備しにくいこと。最強のジュカイン戦で用意していなければ、他の候補を使ったほうがいい。
ソロ専用枠(マルチ非推奨)
野良にて選出する者もいるが、一度倒れる事を前提とした戦略だったり、特殊行動に被弾したら撤退しなければならなかったりと、味方の迷惑になりかねない構成が多いため、マルチには不向き。
また、ソロ専用枠のすべてがリキキリンの「テイルアーマー」の恩恵をうけられないorリキキリンへの利敵行為になるため、リキキリン使いから避けられやすい傾向があることを留意する。
ジュカイン戦と同じ戦法で攻略可能。
「あまのじゃく」を「スキルスワップ」で押しつけ、一旦倒されてから再展開後に「ばかぢから」で積みながら「テラバースト」で押していく。
相手のカイリューはあまのじゃく付与されると「スケイルショット」でぼうぎょバフをするようになるため、「ひっくりかえす」でバフを適宜反転させる必要がある。
トップクラスの防御に加え、りゅうのまい対策「クリアスモッグ」、防御を底上げするてっぺき、攻撃しつつやけどを撒けるふんえんやれんごく、しっとのほのおも覚えるなど堅牢な物理耐久を誇る。隠れ特性のシェルアーマーで急所への被弾を抑えられる。
メインの攻撃手段は基本的に「ボディプレス」一本。テラスタルもかくとうを推奨。
制限時間80%で強化解除が来るので、それまでは何もせずにその後に積むのが良い。
回復技に乏しいのが弱点なので持ち物は「かいがらのすず」一択。かくとうテラス用テラピースも要求される。「ボディプレス」のPPがギリギリなので「ポイントアップ」で最大まで増やしておくことを忘れずに。
また、「じしん」で弱点を突かれるの点にも注意で、相手のAIの関係上「じしん」ばかり使われる可能性もある。
隠れ特性前提であるため、場合によってはとくせいパッチが必要になるため、準備しにくいことも欠点。
テラレイドで「シェルアーマー」持ちを調達する場合、星6の方は「ひでり」固定であるため星4の方で探すこと(星5の方はコータスレイド自体が出ないので注意)。
ゴースト・フェアリー複合であり、「ふうせん」を持たせることでカイリューの通常行動で使用する技を全てシャットアウトできる。ただし、「かみなり」と「ぼうふう」だけは防げないので、開幕の「ぼうふう」や「かみなり」が当たってしまったらリセットした方が良い。「にほんばれ」を使うと火力強化だけでなく「かみなり」の命中率を下げられるメリットもある。
また、テラスタイプを変更していない状態でテラスタルすると「しんそく」か「スケイルショット」のどちらかを防ぐ事ができなくなるため、テラスタイプは「ステラ」にする必要がある。
戦い方としては最初に「にほんばれ」を使い、「ムーンフォース」でテラスタルオーブをチャージし、バフ消しが来たら「めいそう」を6回積んでから「アシストパワー」で削る。
戦略上、必ず持ち物を「ふうせん」にしておくこと。「ふうせん」を持たせずに選出し、何もできずに「じしん」で瞬殺されまくる事例が確認されている。
ハバタクカミと同複合のポケモン。注意点も大体同じなので上記を参照。ただし、こうげき種族値が90とやや心許なく、「つるぎのまい」を積み切ったとしても時間内に削り切れるか疑問。
他のNPCに何回「スケイルショット」が撃たれたかによって時間内に削り切れるか左右されるが、当然ながらドラゴン無効のニンフィアやサーナイトがいた場合はその分「スケイルショット」が選択されにくくなるため、時間内に削り切れない可能性が高い。
逆に「しんそく」「じしん」無効のフワライドがいた場合はその分「スケイルショット」が選択されやすくなるが、そっちはそっちで「NPCのフワライドが」こちらのミミッキュに対して「おにび」を使用する危険が常につきまとうのがネックである。
前回の報酬。
こちらもヌオーやピクシー同様「てんねん」でバフを無視出来る。
ただし、とくぼうがやや低く、「かみなり」で弱点を突かれる点には注意。同じてんねん持ちのヌオーはじめん複合で、ピクシーは「にほんばれ」「コスモパワー」「めいそう」「ひかりのかべ」で「かみなり」を対処できるが、ヘイラッシャはそれらを持たないのでどうしても「かみなり」が自分に当たるかどうかの運ゲーを強いられがち。
両者と異なり回復手段が「かいがらのすず」と応援頼みなのも懸念点か。ただ隠れ特性前提の両者と異なり、「てんねん」は通常特性なので野生個体で間に合うのは強みである。
サポート枠
リキキリン同様特性「じょおうのいげん」で「しんそく」を対策でき、専用技「トロピカルキック」でこうげきデバフが可能。「リフレクター」「にほんばれ」「ちょうはつ」も覚えられる。
回復は「こうごうせい」がある。
「ぼうふう」で弱点を突かれる事に注意。
リキキリン同様特性「ビビッドボディ」で「しんそく」を対策でき、「ひやみず」でこうげきデバフが可能。「リフレクター」「トリックルーム」「ちょうはつ」も覚えられる。
回復手段に乏しい点と、「かみなり」で弱点を突かれる事に注意。
種族値オール100に加えて覚える技の多さから、サポートとして有力なポケモン。
ただし、最低でも「てっぺき」だけは覚えさせておくこと。てっぺきに加えて、いのちのしずくまたはドレインパンチなどで自衛は出来る。
特防も無振りでも100はあるため、最初のぼうふうやかみなりが運悪く当たっても何とかなる。
ミュウより覚えられる技が少ないが、それでもアシッドボムやトリックルーム、にほんばれ、リフレクター、サイコフィールドなど、有力なサポート技を覚えられる。
素のノーマルタイプでも問題はないが、やはり最低でも自衛のために「てっぺき」と「じこさいせい」は必要。
こちらは全種族値が無振りでそれぞれ120なので、ミュウ同様に運悪く「ぼうふう」や「かみなり」に被弾してもなんとかなる。
「しんかのきせき」で耐久を確保し、「ちょうはつ」「あまえる」で攻撃デバフ、「しっとのほのお」「おにび」で火傷付与を狙う。特に耐性の関係上りゅうのまいまたはスケイルショットのみ撃たれるため主流となるボディプレス勢への間接的な火力増強ができる。
ただし、バリア中はやることがなくなりがちであるがムウマが動けば動くほどカイリューの防御が下がる為、放置せず火傷を付与後に応援等でサポートするか「てだすけ」で味方へのささやかな火力増強を行う。
ただし、上記の構成では回復手段が応援のみ(「ドレインキッス」を採用するなら上述の技のどれかを諦めざるを得ないが、この中だと「おにび」を諦めるのが無難か)なので、回復は余裕を持って行うように。または掲示板でヒーラーを募集すること。相手のバリア後にこうげきおよびすばやさが上がりきっていない場合、「しっとのほのお」が非常に有効である。
非お勧めポケモン
まず前提としてタイプ相性を全く考慮しない選出は言語道断。
- ドラゴンタイプ
当たり前だが、相手は元ドラゴンタイプで、今回はタイプ一致「スケイルショット」が採用されたため非推奨。特にミライドンは特性の関係上敵に塩を送る為、非推奨。コライドンは晴れ状態は可能だが、ハバタクカミが適任である。
野良やマルチで考えなしに選べば即解散(またはデメリット上等の強制終了)もあり得る。
はがね複合で対抗しようにも「じしん」が採用されたため、技や特性でこちらのぼうぎょバフで受け切ろうとしたところで相手は「りゅうのまい」のこうげきバフで対抗するため結局受けきれず返り討ちに遭うのがオチ。
確かにノーマル技やドラゴン技を半減出来るが、残念ながらじめん技で弱点を突かれるので非推奨。
ただし、ドータクンやアーマーガア、エアームド、ミミズズといった例外はいる。
- ゴーストタイプの技を主力としたゴーストタイプ
今回はノーマルタイプであるため、当然タイプ一致のゴースト技は無効となる。カイリューのノーマル技が無効となるものの、ドラゴン技は勿論、場合によってはひこう技対策もしなければならないため厳しい。
サーフゴーも相手側が「じしん」が採用されていることに加え、火力デバフ技を一切持たないため「りゅうのまい」で強化された一撃で返り討ちに遭うのがオチ。
「しんそく」を防ぐ目的でコノヨザルをゴーストテラスで運用する者も見られるが、結局はより威力が高い「じしん」を連発されるのがオチであるため、ビルドアップで強化してもやはり苦戦しやすい。
- 耐久が低いかくとうタイプ
今回はテラスタイプがノーマルであるためかくとうタイプのみ弱点を突ける。しかし初手の「ぼうふう」の他、「かみなり」や「りゅうせいぐん」などの強力な特殊攻撃が飛んでくるため、特殊耐久が低いと即死する可能性も出て来る。これらに一発でも当たったなら即逃亡した方が良い。
言うまでもないが、相手は高ステータス&「りゅうのまい」で常に強化されているためぼうぎょととくぼうが下がる「インファイト」だけは絶対に厳禁(夏休み期間中もあってか、火力ばかりを注視してインファイトを連発する地雷プレイヤーが、野良に蔓延っていることが確認される)。
よって耐久に自信がないかくとうタイプはお勧め出来ない。
使うにしてもソロ推奨。素のとくぼう種族値が高めで「ドレインパンチ」を覚えられるエビワラーやエルレイド、ズルズキン、
「バークアウト」が使えるウーラオス(いちげきのかた)などが望ましい。
いつもの嫌われ者。
この四体の中で特に選出してはいけないのはパオジアンとイーユイ。
前者は自身の特性のせいで敵に塩を送るのが問題。後者は「じしん」で弱点を突かれる上に、特殊行動で繰り出される高威力特殊技が味方に飛んでしまえば自身の特性のせいで目も当てられなくなる。
チオンジェンの場合は一度だけ繰り出される弱点の「ぼうふう」で手痛い一撃を食らう上に、自身の特性でカイリューを弱体化しようとしたところで焼け石に水。むしろ、ノーマルタイプの唯一弱点であるかくとうタイプの技は物理技が多く、味方の火力が弱体化してしまうデメリットが重いので非推奨。
残るディンルーもカイリューに有効なバフ技もデバフ技も覚えないし、「りゅうのまい」で強化されたカイリューの攻撃を何発も受けるのは流石に厳しいためやはり非推奨。
てんねんは「りゅうのまい」に有効となる特性であるが、どちらも「じしん」で弱点を突かれてしまうため非推奨。
「てんねん」の場合であればこそ今回のレイドでアタッカーとして有用となり得るのであり、そうでない場合は「りゅうのまい」ガン積みからの猛攻に対処出来ず即死したり、立て直しが困難となったりする可能性が高い。
使用する前に特性を確認し、「てんねん」でなければとくせいパッチを使ってでも必ず特性を「てんねん」としておくこと。
「ふゆう」や「どしょく」の場合であればこそ今回のレイドでアタッカーとして有用となり得るのであり、そうでない場合は弱点を突かれる「じしん」で返り討ちとされる可能性が高い。
使用する前に特性を確認し、「ふゆう」「どしょく」でなければとくせいカプセル等を使い必ず特性を「ふゆう」「どしょく」にしておくこと。
- 特性「テイルアーマー」ではないリキキリン
「テイルアーマー」の場合であればこそ今回のレイドでアタッカーやサポーターとして有用となり得るのであり、そうでない場合は「りゅうのまい」ガン積みからの「しんそく」に対処出来ず即死したりする可能性が高い。
使用する前に特性を確認し、「テイルアーマー」でなければとくせいパッチを使ってでも必ず特性を「テイルアーマー」としておくこと。
- マルチプレイにおけるソロ専用枠の選出(特にハバタクカミ)
しつこいようだが、上記のソロ専用枠ポケモン達はいずれも一度倒れる事を前提とした戦略だったり、特殊行動に被弾したら撤退しなければならなかったりと、味方の迷惑になりかねない構成が多いため、マルチには向いていない。
特にハバタクカミは運が良ければカイリューを完封できるため攻略サイトで紹介されていることも多く、ネット上での「ハバタクカミが最適」と言う情報だけを聞きかじったとおぼしきプレイヤーがマルチプレイで使用するケースが多く、そういったプレイヤーは「ぼうふう」「かみなり」が被弾して「ふうせん」が割れた途端に何もできずに「りゅうのまい」ガン積みからの「じしん」で退場を繰り返すデクノボウになりかねないため、マルチプレイでは絶対に選出してはならない。
報酬
これまで通り6Vのカイリューを入手出来る。初回クリア報酬枠にはとくせいパッチが確定ドロップ。わざマシン200(スケイルショット)も確定ドロップ。2回目以降はノーマルテラピース、とくせいカプセルやパッチ、タウリン、けいけんアメ・換金用アイテム・秘伝スパイスなどがドロップされる。
特性は「せいしんりょく」だが貰ったとくせいパッチで「マルチスケイル」に変えてしまうのも手。
余談
ヘイラッシャ同様レギュレーションにおいて使用率の上位より選出したポケモン。
★6レイド時点で「マルチスケイル」によるワンパンを許さず、「りゅうのまい」ガン積みからの猛攻で多くのプレイヤーを絶望のどん底へ叩き落としたカイリューであるが、そんなトラウマ級のポケモンの★7レイドとななると、一体どんな怪物になってしまうのかとプレイヤーたちは戦々恐々としていた。
★6では「あまのじゃく」に特性を変えられても「りゅうのまい」を使うので次第に弱くなっていたが、今回のカイリューは下がると判断すると「りゅうのまい」を使わなくなり、代わりに「スケイルショット」を連発するようになる。