概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第26弾。
対象ポケモンはレベル100のドラゴンテラスタルジュカイン。テラスタイプにドラゴンが採用されるのは、最強のリザードン以来久々となる。
開催日時は6月28日9:00〜7月1日8:59、7月5日9:00〜7月8日8:59。
特殊行動
リーフストーム(戦闘開始時)
能力アップリセット(時間85%)
テラ回収(時間80%)
バリア展開(HP70%)
能力ダウン解除(時間65%)
じしん(HP30%)
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 85 | 65 | 105 | 85 | 120 | 530 |
ただし、今回は持ち物を持たされていないため、特性はあってないようなものとなっている。
技構成は「リーフブレード」、「ワイドブレイカー」、「りゅうのまい」、「かみなりパンチ」、「リーフストーム」、「じしん」。
初手にリーフストームを放ち、その後は物理攻撃で攻めまくる戦法を取る。
開戦より暫くするとテラスタルチャージ減少やバフ消しを行い、バリアを張って来る。ただ、チャージ減少やバフ消しは序盤1回のみであるため、最初はバフ積みするより(リフレクターを張ったり、ジュカインにやけどを付与するなどの被ダメ減少対策は例外)は、テラスタルのために攻撃を当て続けることがお勧め。
何と「りゅうのまい」が通常行動へ組込まれ、相手は実質4回行動するため少ないターンで攻撃と素早さが最大となってしまう。これにより、攻撃デバフをする際はクリアスモッグを終始連打する必要があるなどとしっかり対策する必要が出て来た。
1段階しか減らせないひやみずなどは1体だけ連打しても焼け石に水なので、マルチで2人以上で連打し続けないと割に合わないので非推奨。
ただし、防御・特防を上げるバフを実装しなかったので、防御デバフや特防デバフは有効である。
また、攻撃デバフの全体攻撃「ワイドブレイカー」が通常攻撃に採用され、特性「まけんき」でなかったり、つるぎのまいを覚えていない物理アタッカーは厳しくなった。
はらだいこは「HP半分消費」の代償から、高火力攻撃が飛んで来る中盤ではバフ積み直しが難しいため、今回は非推奨。
じめん技「じしん」もあるため、くさ技対策にひこうタイプを持ち出す者もいるであろうが、でんき技「かみなりパンチ」が採用されたため、ひこうタイプ選出が非推奨となった。
特にかみなりパンチは曲者で、「複合タイプでくさ・ドラゴン技を半減に抑えようとしたら、最大強化後の等倍のかみなりパンチで大ダメージ」という事故が起こり得る。
ただ幸い、こおりタイプの弱点であるかくとう技は採用されなかった。
ソロで挑む場合、例によってケンイチのオリーヴァとかち合うと特性「こぼれダネ」で場をグラスフィールド状態にしてしまい、ジュカインの主力技であるリーフブレードの威力が1.3倍となるため、かなり厄介。
また、こちらがコータス等のやけどを狙うポケモンを使用する場合は、積極的に毒を狙おうとするツナキのドオー、ドオー程ではないが「どくづき」で積極的に毒を入れようとするユウミのドヒドイデ、「ほうでん」でマヒを入れようとするアイカのハラバリーが邪魔になりやすい(あくまでやけど付与を狙う場合の話で、やけどと頼らないなら麻痺による行動阻害は有効の可能性はある)。
攻略可能ポケモン
弱点を突けるのはこおり・ドラゴン・フェアリー。
ドラゴンに関しては互いに弱点を突き合う形となり、相手はレイド仕様で莫大なHPがあるため、突き合いで競り負けることは想像に難くないので候補外。
一方でかくとう技は採用されず、どく技やはがね技は一切覚えないためこおりタイプやフェアリータイプの優先度が高くなるが、りゅうのまいで常に攻撃力を上げてくるジュカインをどう攻略するかが鍵となる。
アタッカー枠
本レイドで最有力と思われるポケモン。
隠れ特性「てんねん」でりゅうのまいを無力化し、「リフレクター」を張り、相手がりゅうのまいを使い続けている隙に「ムーンフォース」を連打してテラスタルし、バフ解除の後に「めいそう」でバフ積みして「ムーンフォース」と「ドレインキッス」を連打する。
フェアリーテラスタイプであれば相手はリーフブレードしか使用しないためかみなりパンチによる麻痺の危険性が低く、ぼうぎょ努力値を極振りすれば、仮に急所に当たっても数発は耐えられる。
とくこう努力値も極振りして「めいそう」1回程度でも、HPを半分以上削られても「ドレインキッス」一発で全回復できる。体力が半分以下になりそうになったらドレインキッスや「つきのひかり」で回復を優先することを意識すれば、時間はかかるもののかなり安定して戦える。不安ならば「リフレクター」を「まるくなる」に変えて防御バフを積んでおくのも良し(コスモパワーもあるが、まるくなるの方が特防を上げないので演出が短い)。
持ち物は特性を消されないために「とくせいガード」を推奨。またはバフ消しが1回きりなことを考えて、敢えてせいれいプレートやようせいのハネなどといった他の道具を持たせ、バフ消しのターンを「まもる」で乗り切る戦略も可能。
ワイドブレイカーを無効化出来る上、「じこあんじ」で最強ジュカインを選べば即座に攻撃(とおまけに素早さ)を最大まで上げられるため、物理アタッカーともなれる。この場合、命中率に難のある「じゃれつく」ではなくフェアリーテラス後に「テラバースト」で攻撃する。能力アップの時間が節約出来るため、特殊型より素早く撃破が期待できるが早期にバリアを貼られると火力を出せなくなるためマルチよりソロ推奨の型である。
サポートとしても優秀で、前述のリフレクターの他、防御デバフの「くすぐる」(こうげきデバフでもあるが、相手がりゅうのまいを使うので防御デバフの方が主)や特防デバフの「うそなき」、「いやしのはどう」や「いのちのしずく」などの回復技、「てだすけ」、「でんじは」による麻痺付与、麻痺を防いでワイドブレイカーを弱体化させる「ミストフィールド」などがある。
欠点は隠れ特性前提であるため、場合によってはとくせいパッチが必要となるため、準備しにくいこと。
しかし、他候補が挙がるに連れててんねんピクシー一択とはいえなくなったが、タイプ相性有利且つ事故が少なく安定して戦えるというアドバンテージはかなり魅力的といっても過言ではないため、多少無理してでも用意する価値はある。
ピクシー同様隠れ特性「てんねん」でりゅうのまいを無力化でき、物理耐久もそこそこ高い。
「おにび」・「ねっさのだいち」でやけどを狙える他、回復技も「なまける」がある。
素の状態では「じしん」で弱点を突かれるものの、幸い特殊行動で1回(しかも終盤辺り)のみ使って来るだけであるため、速めにテラスタルできれば対処は可能。
欠点は隠れ特性前提である点と、防御バフがテラスタルを切らないと積むことが出来ない「のろい」しかないこと。
また、相手はドラゴンタイプなので主力技「フレアソング」が半減されるため、メインウェポンはゴーストテラスからの「シャドーボール」を推奨。ただし、この場合はのろいがバフ技として使えない。
あるいはいっそのことこおりorフェアリーテラスとして「テラバースト」に走るのも手か。
サポートとしては流石に多彩なサポート技を持つピクシーには劣るものの、上記の「おにび」・「ねっさのだいち」でやけどを狙いやすいのはピクシーにはない利点(ただし、ねっさのだいちはやけど付与率30%なので、乱数に嫌われてやけど付与できずに終わる可能性もあるので過信は禁物)。
なお、有料DLCを導入しているのであれば「テラバースト」と同威力、同命中率、同PPのフェアリー特殊技「みわくのボイス」を覚えさせることができるのでこちらでも良いが、マルチにゲストで参加した際に「みわくのボイス」を使用し、相手側が特定の挙動をした場合、技を使用したプレイヤーがレイドを継続出来なくなる不具合が確認されているため、マルチプレイでは絶対に「みわくのボイス」を使用しないように。
ピクシーやラウドボーン同様、隠れ特性「てんねん」でりゅうのまいを無力化できる。
ぼうぎょバフは「のろい」、回復は「じこさいせい」がある。
ラウドボーン同様素の状態では「じしん」で弱点を突かれるものの、幸い特殊行動で1回だけ使ってくるだけであるため、速めにテラスタルできれば対処は可能。
ただし、どくテラスは勿論のこと、じめんテラスでも結局は「リーフブレード」で弱点を突かれてしまうため、フェアリーテラスに変更して「テラバースト」で攻める必要がある。
また、HP種族値は高いものの防御種族値にやや難があるため、防御へは厚めに振っておきたい。
例によって「てんねん」は隠れ特性であるが、特別講師として呼んだチリが交換してくれるパルデアウパーが隠れ特性「てんねん」を持っているため、BPさえあれば入手は難しくない。
なお、いうまでもなくヌオーはくさ4倍なので論外。
『ソード』のパッケージ伝説。
防御種族値がそこそこ高く、「つるぎのまい」からの「じゃれつく」で戦える。「てっぺき」でぼうぎょバフも可能。
回復技に乏しいのが欠点(かいがらのすずを持たせればある程度は対策可能)。
なお、剣の王の場合ははがね複合になり、こうげき種族値が大幅に上昇するものの、かいがらのすずを持てないデメリットをどうカバーするかが課題となる。……もっとも、素の状態で十分攻略は可能な時点で、回復できない剣の王を採用する必要はあるのかと考えれば、無理に剣の王を採用する必要性が低い(もしくはマルチでヒーラーを募集するか)。
ドラゴンタイプだが、はがね複合なので「ワイドブレイカー」は等倍で済む。
「とける」を積みつつ「ボディプレス」で押していく。通常特性の「シェルアーマー」が優秀で不意の急所による事故も防ぐことが出来るため、安定感は随一のものがある。
もしくは「アシッドボム」でとくぼうデバフをかけつつ「ラスターカノン」やフェアリーテラスからの「テラバースト」で攻めてもOK。ドラゴンテラスだけは絶対に厳禁。
ただし、LEGENDSアルセウスからHOME経由で送らなければならないことが欠点。
また、原種のヌメルゴンは「ワイドブレイカー」で弱点を突かれるので非推奨。
サポート枠
初手で「スキルスワップ」で「あまのじゃく」を押し付けることで積み技をデバフにできる。
最強のメガニウムの時に使用した個体を流用することが出来るのも大きい。
ただし、マルチで組む場合はデバフ要員がいるとむしろ邪魔となるため、組み合わせに注意。「リフレクター」や「いばる」も入れておくと良いであろう。
これらの戦法を応用したソロ攻略枠としても非常に優秀だが、詳細は後述
種族値オール100に加えて覚える技の多さから、サポートとして有力なポケモン。
ただし、最低でも「てっぺき」だけは覚えさせておくこと。てっぺきに加えて、いのちのしずくまたはドレインキッスなどで自衛は出来る。
特防も無振りでも100はあるため、最初のリーフストームが運悪く当たっても何とかなる。
ミュウより覚えられる技が少ないが、それでもアシッドボムやトリックルーム、ミストフィールド、リフレクターなど、有力なサポート技を覚えられる。
かくとう技が非採用なため素のノーマルタイプでも問題はないが、やはり最低でも自衛のために「てっぺき」と「じこさいせい」は必要。
こちらは全種族値が無振りでそれぞれ120なので、ミュウ同様に運悪くリーフストームに被弾してもなんとかなる。
ソロ専用枠(マルチ非推奨)
トップクラスの防御に加え、りゅうのまい対策「クリアスモッグ」、防御を底上げするてっぺき、攻撃しつつやけどを撒けるふんえんやれんごく、しっとのほのおも覚えるなど堅牢な物理耐久を誇る。隠れ特性のシェルアーマーで急所への被弾を抑えられる。
メインの攻撃手段は基本的に「ボディプレス」一本。テラスタルもかくとうを推奨。
基本的に「てっぺき」を3回積んでから「ボディプレス」を連発するだけなので、準備が出来るなら最安定といって良い。制限時間85%で強化解除が来るので、それまでは何もせずにその後に積むのが良い。
回復技に乏しいのが弱点なので持ち物は「かいがらのすず」一択。かくとうテラス用テラピースも要求される。「ボディプレス」のPPがギリギリなので「ポイントアップ」で最大まで増やしておくことを忘れずに。
また、「クリアスモッグ」は「りゅうのまい」によるバフを消すことで隙を作ることが出来るが、マルチで組む場合はデバフ要員(特に「アシッドボム」)がいるとむしろ邪魔となるため、組合わせに注意。
隠れ特性前提であるため、場合によってはとくせいパッチが必要になるため、準備しにくいことも欠点。
テラレイドで「シェルアーマー」持ちを調達する場合、星6の方は「ひでり」固定であるため星4の方で探すこと(星5の方はコータスレイド自体が出ないので注意)。
コータス同様「てっぺき」を積みつつ「ボディプレス」で押していく。コータス等と異なり元からタイプ一致であるため、大ダメージを与えられる。
通常特性「カブトアーマー」が優秀で不意の急所による事故も防ぐことが出来るため、安定感は随一のものがある。
適当に捕まえた野生のタイレーツをミント・アメ・とっくん・努力値振りで補正・育成してやれば即戦力として投入できるため、手間をかけず本レイドに参加したい人におすすめ。
ただ、特防種族値がやや低いので、運悪く「リーフストーム」が自分に被弾してしまったらリセットした方が良い。
ピクシー等より遥かに用意しやすいためかマルチでも比較的よく見かけるが、そもそも「リーフストーム」が自分に当たらないかの運ゲーを強いられる時点でマルチには向いていないことを理解すべきである(これは下記のコノヨザルやドドゲザン、テツノカイナにも同様のことがいえる)。
ちなみに隠れ特性は「ワイドブレイカー」をトリガーに攻撃バフを行える「まけんき」であるが、タイレーツの場合は「カブトアーマー」で急所被弾を防ぎつつ「てっぺき」+「ボディプレス」で攻めるのが手軽かつ安全なので、無理して用意する必要はない。
隠れ特性「いかりのつぼ」で、リーフブレードを逆利用してこうげきランクを最大まで上げ、「アイスハンマー」でワンパンを狙うという戦略ができる。
ただし、あくまでも相手がりゅうのまいで強化し切る前にリーフブレードで急所を突かれたらの話であり、リーフブレードではなくワイドブレイカーやかみなりパンチの方が飛んでくる可能性も十分にある。また、いくら「いかりのつぼ」でも最大まで強化されたリーフブレードの急所命中で瞬殺されたら意味がない。
よって、時間をかければかけるほど不利な超短期決戦型である。一応、「ビルドアップ」や「ドレインパンチ」があるとはいえ、あまり長期戦したくない。
こちらも運悪くリーフストームが被弾したら以下略。
こちらはワイドブレイカーを逆利用してバフ積み出来る。
ただし、ワイドブレイカーばかりが飛んでくればの話であってリーフブレード急所命中で追い詰められる可能性もある。幸い両者共に「ちょうはつ」が覚えられるため、ケケンカニと異なり、ジュカインの序盤の強化を封じることができる……が、バリア中はちょうはつが効かないのでバリア破壊はちょうはつが解けるまでに迅速に行うこと(最悪、ちょうはつが解けるタイミングでバリアが張られる危険性もある)。
例のごとく、運悪くリーフストーム以下略。
コータス等同様「てっぺき」を積みつつ「ボディプレス」で押して行く。
「カブトアーマー」等は持たないが、物理耐久が高めなのである程度は耐えられる。
「エレキフィールド」は利敵行為としかならない点と、バイオレット版限定な点には注意。
そして例の如く、運悪くリーフ以下略。
なお、今回は「りゅうのまい」ガン積みからの猛攻が激しいため、いくらテツノカイナといえど考えなしに「はらだいこ」を積むのは危険である。
よって、「ドレインパンチ」戦法を取るなら今回は「はらだいこ」より「つるぎのまい」の方が安全。
ちなみに、見た目からは全く想像出来ないが「じゃれつく」を覚える。
もっとも、わざわざフェアリーテラスしてまで使う価値があるかというと疑問であるが。
特性「あまのじゃく」を敵味方に活かした、攻防一体に安定した攻略が可能。
初手に「スキルスワップ」で「あまのじゃく」を押し付け「りゅうのまい」をデバフとすることで攻撃を大幅に弱体化させた後、「ばかぢから」を連打して自らの防御を下げることで1度倒れる。相手のデバフ次第ではひっくりかえすを入れることで倒されやすくなる。
瀕死後の再展開で「あまのじゃく」を取り戻してからは「ばかぢから」で攻撃と防御を上げながらステラテラスタイプにテラスタルし、「テラバースト」連打で押し切る。
攻撃しながらバフを掛けて行くので積み技の必要がなく、1度倒れるデスペナルティ込みでも余力を持って攻略出来る。
自力で回復技を持たないため、持ち物は「かいがらのすず」一択。
上述の通り、一度ひんしになることを前提にした戦術であるためソロ攻略専用といって良く、デスペナルティで迷惑を掛けかねないマルチプレイは非推奨。
そして例の如く、運悪く以下略。
マルチ専用枠
「おにび」「れんごく」「しっとのほのお」による火傷のエキスパート。ジュカインの技の関係上「ほのおのからだ」で火傷を狙えるためこちらを推奨。
「クリアスモッグ」も覚えられるため「しっとのほのお」を使いやすくする他、ジュカインの「りゅうのまい」を誘発して事実上の行動阻害が期待可能。
また、「トリックルーム」の採用により、「りゅうのまい」で先手を取られても「クリアスモッグ」で先手を取り積みを帳消しと出来るのも利点。
耐久力も「しんかのきせき」でカバー可能である上、攻撃力上昇状態での被弾が少なく火傷もあるため数値以上の耐久力を持つ。遺伝で「とける」も覚えられる。
特殊行動「じしん」が懸念点であるが、キタカミの里にいる野生草テラス個体を使用することで容易に対策出来る。技がほぼ攻撃技の関係上テラスするタイミングには困らないはずである。
回復手段が乏しいのが欠点。
なお、シャンデラであると他道具を持てる代わりにきせきランプラーより物理耐久が低くなるので余りお勧め出来ない。
「おにび」「れんごく」「しっとのほのお」による火傷のエキスパート。
「クリアスモッグ」で「りゅうのまい」を消しながら火傷を狙う。
こちらは「リフレクター」「じこさいせい」で耐久面のカバーができ、安定して火傷付与ができる。
ただし、1回限りとはいえ特殊行動「じしん」が4倍弱点なので、油断はしないこと(特にデバフリセットによる火傷解除後)。
特殊型だが防御種族値が高く、「てっぺき」も覚えられる。
「クリアスモッグ」は勿論、「おにび」によるやけど付与、そして「アシッドボム」による特殊アタッカーへのサポートも可能(ただし、効果の都合上クリアスモッグとアシッドボムの併用は出来ないので、バフリセットととくぼうデバフのどちらにするかを良く考えておくこと。…今回の仕様上クリアスモッグに軍配が上がりそうであるが)。
他にも「リフレクター」や「てだすけ」、「トリックルーム」、かえんだま+「なげつける」も使える。
欠点は回復手段が応援とかいがらのすずだけなことと、スカーレット限定であること、そしてスキルスワップを覚えないので隠れ特性「くだけるよろい」が非推奨であること。
また、ソロで運用するにも有効打がテラスタイプを変更してのテラバーストしかなく、準備に手間がかかる上にそこまで有用ではない(何だったらコータスの方が良いという結論となる)。
バイオレット限定の相方であるソウブレイズは「むねんのつるぎ」が半減されるため非推奨。
「カラマネロ」がいる際のみ真価を発揮するサポーター。通常カラマネロが「スキルスワップ」で「あまのじゃく」で渡すと以降は攻撃や防御などのステータスへのデバフは厳禁であるが、特性「かたやぶり」により「あまのじゃく」を無視することが可能。
これを利用し、「フェザーダンス」や「とびかかる」で攻撃を下げることを得意とする。
他にも「コーチング」で味方をサポートしたり、「ちょうはつ」で積み防止、HP管理用「はねやすめ」も覚える。特に「ちょうはつ」は先制で「ジュカイン」に「スキルスワップ」出来ない「カラマネロ」ともシナジーがある。
ステータスデバフを打ちそうな味方に「なかまづくり」で特性を「かたやぶり」へ変更し裏目に出ないようにすることも出来る。
隠れ特性のため「とくせいパッチ」が必須で、「かたやぶり」や「なかまづくり」の仕様への理解も必須。なにより味方の選出に依存する上に毎ターンの行動を4人分監視しないと運用出来ないため使用難易度は高い。その分使いこなした際の貢献度は相当のものとなる。
物理耐久はそこまで高くないものの、くさ/フェアリー複合により、ジュカインが使う技全てに耐性を持つ。
特性「いたずらごころ」が優秀で、防御を3段階上げられる「コットンガード」の他、「あまえる」「うそなき」「くすぐる」「トリックルーム」「てだすけ」「おいかぜ」「ちょうはつ」「ミストフィールド」を覚えられる。秘技「かえんだま」+「なげつける」も。
「やどりぎのタネ」を使えば自動回復も可能。
バリアを張られたらやることがなくなりがちな点と、「リフレクター」を覚えられない点が欠点。
連携マルチ専用枠
①カラマネロは「スキルスワップ」で「あまのじゃく」をマホイップに渡す。
※マホイップの特性は通常特性「スイートベール」と隠れ特性「アロマベール」の2種類があるが、今回はどちらを選んだところで戦局に全く影響は出ない。
②特性が「あまのじゃく」になったマホイップは「なかまづくり」で「ジュカイン」の特性を「あまのじゃく」へ変える。
③カラマネロはマホイップへ再度「スキルスワップ」し、「あまのじゃく」を返してもらい、基本的には前述のサポーターの項目で記載された通りの「ばかぢから」やステラテラス「テラバースト」等でバフへ専念する。余裕があれば味方のマホイップに「つぼをつく」しても良い。
④マホイップはジュカインがバリアを展開するまでは「デコレーション」で攻撃方面のデバフを重ねる。バリアを展開された後は、攻撃や「じこさいせい」でダメージ稼ぎや回復の仕事に切り替える。
この戦術はプレイヤー間同士で理解が必要なため、間違っても野良マルチではしないように。
非お勧めポケモン
まず前提としてタイプ相性を全く考慮しない選出は言語道断。
ジュカインのタイプはくさタイプ、そしてテラスタイプはドラゴンであるため、これら2つのタイプのどちらかに弱点を突かれるタイプは避けた方が良い。
また、相手は物理型なので最大まで攻撃バフを積んだジュカインの攻撃に(バフ込みでも)最低でも2発以上耐えられるポケモンが望ましい。耐久が貧弱なポケモンや防御バフが使えないポケモンの選出は避けた方が良い。
- 物理耐久が低過ぎるor被ダメージ減少手段がないポケモン
特にサーナイトとニンフィアとハバタクカミ。この3匹はフェアリータイプであるが防御種族値がニンフィアとサーナイトで65、ハバタクカミで55と低過ぎる上に、防御バフがニンフィアはのろいとリフレクターだけ、サーナイトはリフレクターだけ、ハバタクカミに至ってはリフレクターものろいも覚えないという心許なさが足を引っ張る。例え防御努力値を極振りしても、中盤以降は高威力攻撃で即死やジリ貧もあり得るため非推奨。
このように、タイプの相性は良くとも種族値や使えるバフの相性が最悪なポケモンも少なくなく、しっかり考えて選考しなければならない(ピクシーも物理耐久が低いが、あちらは特性「てんねん」のおかげで安定して戦えるからこそ有力視されている)。
てんねんは「りゅうのまい」に有効となる特性であるが、どちらも草技で弱点を突かれてしまう。
特にヌオーはくさ4倍なので論外。
「てんねん」の場合であればこそ今回のレイドでアタッカーとして有用となり得るのであり、そうでない場合は「りゅうのまい」ガン積みからの猛攻に対処出来ず即死したり、立て直しが困難となったりする可能性が高い。
使用する前に特性を確認し、「てんねん」でなければとくせいパッチを使ってでも必ず特性を「てんねん」としておくこと。
- 回復手段を未所持のままの攻略可能ポケモン選出
……非常に稀であるが、ドレイン技、または回復技やかいがらのすずを持たせずに上述の攻略可能ポケモンを考えなしに選出する者がおり、ただただ殴ってはダメージor死ぬを繰返して無駄に制限時間を減らし続ける(例えば、上述のまけんきコノヨザルで「ふんどのこぶし」ばかり使い、「ドレインパンチ」はおろか「かいがらのすず」すら持たせていないというもの)。
素早く相手を倒せれば回復はいらなくなるだろうが、それは相手を確実にワンパン出来るならの話である。火力の高さで短期戦を狙うにしても、その前に時間切れになったら意味がない。
くさとフェアリーに耐性を有し、コータス同様「てっぺき」と「ボディプレス」を覚えられ、「ミラーアーマー」で「ワイドブレイカー」のデバフを反射可能。回復も「はねやすめ」があるため一見すると本レイドに向いているように見える。
だが飛行複合であることが災いし、「かみなりパンチ」で弱点を突かれてしまう。それで(付与率10%とはいえ)麻痺になってしまったらなおのこと行動が狭まってしまう。
よって、レイドへ出すのはお勧め出来ない。
いつも通りレイドの嫌われ者。
ディンルーは草タイプに弱く、イーユイもドラゴンタイプに炎技を半減され、じしんで弱点を突かれるため避けるべきであろう。
ただ、チオンジェンはワイドブレイカー以外の攻撃を半減に抑えることが可能で、わざわいのおふだで攻撃を下げてくれるため、味方に物理型がいなければサポーターとしての一考の余地はある。変化技もりゅうのまいを一時的に止められる「ちょうはつ」や物理ダメージを抑えられる「リフレクター」と役立つものは一通りある。
なおパオジアンの場合、こおり技を多数覚えて場合によってはこおり状態にすることが可能ではあるものの、特性の影響で味方まで防御が下がってしまうため、野良レイドは絶対厳禁。肝心のパオジアン自身もワイドブレイカーで火力低下に繋がってしまうためNG。
メインウェポンの電気技を半減され、こちらはドラゴン技で弱点を突かれるため非推奨。特性「ハドロンエンジン」も、かみなりパンチが採用されたため利敵行為となってしまう。
今回は特性で利敵行為とならないが、結局は「ワイドブレイカー」と連続りゅうのまいを凌ぎ切れないため非推奨。
前者は「グラスメイカー」、後者は「こぼれダネ」の影響でグラスフィールドを展開し、塩を送るため、非推奨。
相性有利なフェアリーであるが、いずれも草技や電気技で弱点を突かれるタイプ複合であることが災いし、リーフストームやリーフブレード、かみなりパンチで弱点を突かれるため論外。
なお、マリルリもくさ弱点であるが、特性「そうしょく」個体に限り活躍出来る可能性があると思われたが、まさかのかみなりパンチが採用されたため、どのみち弱点を突かれてしまうため非推奨(フェアリーテラスになるまで耐えられる手段があれば別であるが、少なくともただでさえ耐久が低いので「はらだいこ型」はNG。使えるにしてもかなり面倒な手順が必要で、運が悪いとテラスタル前にかみなりパンチが飛んで来る可能性があるのが怖い)。
「いしずえのめん」以外は主力技「ツタこんぼう」が半減されるため、あまりお勧めできない。
特に「かまどのめん」はテラスタルを切ったら「じしん」で、「いどのめん」はテラスタルを切ったら草技で弱点を突かれるので論外。
残る「いしずえのめん」も、テラスタルを切ったら草技で弱点を突かれるので非推奨。
一応「じゃれつく」を覚えるものの、オーガポン自身のテラスタイプを変更できないため、バリアを張られたらジリ貧となりがち。
報酬
これまで通り6Vかつ隠れ特性のジュカインを入手可能。初回のみ技マシン222「ワイドブレイカー」ととくせいパッチが確定ドロップ。この他ドラゴンテラピース、とくせいカプセルやパッチ、インドメタシン、けいけんアメ・換金用アイテム・秘伝スパイスなどがドロップされる。
ジュカインはさいきょうの証持ちで特性は「かるわざ」、性別はオス、性格は「せっかち」固定。技構成は「リーフブレード」、「ワイドブレイカー」、「りゅうのまい」、「かみなりパンチ」。
余談
ドラゴンテラスタイプなのは、メガシンカのメガジュカインがドラゴン複合であることや、ブルベリーグ四天王の1人であるドラゴン使いのカキツバタが手持ちへ入れていることが理由として考えられる。
なお、今回のジュカイン登場により、ホウエン御三家及びブルベリーグ四天王が手持ちに加えていたパートナーポケモンは全て最強レイドで実装されたこととなった。
関連タグ
★7テラレイドバトル
最強のエンブオー→最強のジュカイン→最強のピカチュウ(2回目)