概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第11弾。
対象ポケモンはLv.100のノーマルテラスタルゴリランダー。
開催日時は、2023年7月28日9:00 - 7月31日8:59、8月4日9:00 - 8月7日8:59。
ガラル御三家からは既にエースバーンとインテレオンが出ていたため、これでガラル御三家が全員最強レイドに揃うこととなった。
特殊行動
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
99 | せいちょう | |
80 | バフ解除 | |
80 | せいちょう | |
79 | ばくおんぱ | |
55 | ビルドアップ | |
55 | デバフ解除 |
対策
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
100 | 125 | 90 | 60 | 70 | 85 |
技構成は「アクロバット」「ばくおんぱ」「のしかかり」「せいちょう」「ビルドアップ」「ドラムアタック」「けたぐり」。
特性はこれまでの傾向通り隠れ特性「グラスメイカー」。これにより、タイプ一致のくさ技がさらに1.3倍へ強化されることとなる。いざグラスフィールドを上書きしようにも、ご存知オリーヴァがほぼほぼ再度展開してしまうため、オリーヴァがいたら撤退推奨。
ノーマルタイプの弱点はかくとうであるが、相性補完としてアクロバットを持っている。エースバーンでも示された通り道具を持たないため威力は常に2倍となり、前回同様連れて行くポケモン選びに難儀すると思われる。
ただしグラスフィールド下ではくさ半減の複合でない限り「ドラムアタック」の方が威力が高い。
またタイプからして弱点が1つのみであることから過去のテラレイドバトルと比べて撃破が困難になる可能性が高い。
開幕、または定期的に発動するせいちょうも、天候が晴れの時はステータス上昇値が2倍となる。即ち、にほんばれやひでり、ひひいろのこどうは敵へ塩を送ってしまうため非推奨である。
ソロで挑む場合、NPCでお勧めなのがパルデアケンタロス。
特性がいかくであり、かくとうタイプ故にアクロバットで瞬殺されては復活し、その度にいかくでゴリランダーの攻撃を下げてくれる。NPCは何度倒れてもペナルティとはならない他、他2匹がくさ半減なので倒れやすい=いかくを再発動させやすいというメリットがある。
とはいえ他2匹を引いても有効なので、パルデアケンタロスが来なければリセットというものでもない。
お勧めポケモン
アタッカー枠
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
ゴリランダーが覚える技をほとんど半減し、高い物理耐久をさらに上げる「てっぺき」からの「ボディプレス」、「いやなおと」、「はねやすめ」が有効。バリアを素早く破壊するためにテラスタイプはかくとうが望ましい。
サポート役としても使え、「ちょうはつ」や「うそなき」に加えて両壁を使って味方のサポートもこなせる。
隠れ特性「ミラーアーマー」であれば、「ドラムアタック」によるデパフ効果も実質無効化出来るが、そうでなければクリアが難しくなるという程でもないので、通常特性でも特に問題はない。
なお、はねやすめを使ったターン中は「けたぐり」で弱点を突かれる点には注意。素早さの関係上アーマーガアの方が後攻へ回ることが多いので、基本的に余り気にする必要はないが、アーマーガアがHPではなく素早さへ振られている(素早さ個体値が最高であれば無補正性格でも素早さへ228降れば今回のゴリランダーを抜ける)、ゴリランダーの素早さが下がっている状況次第ではこちらの方が先攻となってしまうことがある。特にソロの場合、ハラバリー等が与える「まひ」、オノノクス等が与えるすばやさ低下には要注意。
両バージョンで入手可能な上、特性も今回に限っては通常特性で良いという育成しやすさも利点。
ありがたいことに北2番エリアのチーム・カーフのアジト近くに格闘テラスタイプのアーマーガアが出現するため、この個体を捕まえてミント・アメ・とっくん・努力値振りで補正・育成してやれば即戦力として投入可能。
地味にこの個体は最初よりてっぺき、ボディプレス、はねやすめ、ドリルくちばしを覚えているため、ドリルくちばしをいやなおと辺りに変えるだけで良いのも利点。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
懸念されていたじめん技は採用されなかったため、攻撃を上げて「ドレインパンチ」を連打することでソロでも安定して攻略可能。
かくとうタイプでありながらでんきタイプ複合であるおかげでアクロバットが等倍(でんきテラスタイプだと半減)であり、かくとうテラスタイプであっても物理耐久の高さのおかげである程度は耐えられる。
てっぺきとボディプレスも覚えるため、上記のアーマーガア同様てっぺきからのボディプレスも可能。
思い出しで覚えられるきあいだめも有効。バフ消しでも打消されない上、ビルドアップによる防御上昇を無視出来る。ピントレンズorするどいツメを持たせれば確定急所に出来る。
ただ、等倍受けが可能とはいえ「けたぐり」は常に最大威力で受け続けることとなる点には注意。
最強レイドでは「はらだいこ」は有効ではないため、「つるぎのまい」で安全にバフを重ねること。
バイオレット版限定である点も注意が必要。
目には目を、歯には歯を、ゴリラにはゴリラをの理論といえる元祖猿ポケモン。
専用技「ふんどのこぶし」が無効化されるのが痛いが、かくとう技のドレインパンチを覚える上に、コノヨザルはテラスタルしなければゴーストタイプなので、序盤から繰出して来るのしかかりとけたぐり、ばくおんぱを無効化出来るのが強み。 ちょうはつを覚えればドラムアタックとアクロバット以外の技を無効化することが可能。
ただしかくとうテラスタルするとノーマル技が通ってしまうため要注意。「まひ」を受けたくなければ「おんみつマント」が安定。
隠れ特性であるため入手は難しいが、特性がまけんきであれば「ドラムアタック」を逆手に取って攻撃を上げられる。とはいえ「おんみつマント」が優先されるため、恩恵は少ない。
主にいつものパラボラチャージ戦法がメイン。
「アシッドボム」、「ひやみず」、両壁、「エレキフィールド」で場を整えてから攻撃に転じる。
でんきタイプなのでのしかかりでマヒにならないという利点もある。
SV本編だけでバージョン問わず入手でき進化も楽である為、手間をかけず本レイドに参加したい人におすすめ。
ソロの場合はパルデアケンタロスやムクホークなどのいかく要員と組むことで、ひやみずを使わない分、「アシッドボム」と「パラボラチャージ」だけで安定して戦える。
テラスタルしなければくさタイプ技を4分の1に抑え、高い物理耐久をさらに上げる「てっぺき」からアーマーガアより高威力の「ボディプレス」、「むしのていこう」でばくおんぱの威力を抑え、「リフレクター」も使える。バリアを素早く破壊するためにテラスタイプはかくとうが望ましい。
両バージョンで入手出来るのは嬉しいが、テラスタイプをかくとうへ変えるのはやや手間が必要。
回復技を持たないため、回復手段はかいがらのすずや適宜おうえんなどで対応する必要がある。
なお、かくとうテラスタルした場合当然ながら「アクロバット」が弱点となることには注意。実はこうげきデバフも覚えない。
『バイオレット』パッケージ伝説。
ハラバリーと同じくパラボラチャージ連打がメインとなる。こちらもでんきタイプ複合なので、のしかかりでマヒとならない、とはいえ攻撃2段階上昇時の攻撃はまともに受けると痛いため、「いかく」持ちNPCは必須。弱点ワンパンも出来ないため、出すならソロとなる。
テツノカイナ同様バイオレット版限定である点は注意が必要。
- ザマゼンタ(歴戦の勇者/盾の王)
『シールド』パッケージ伝説。
くちたたてを持っていると「けたぐり」で弱点を突かれ、外しても「アクロバット」で弱点を突かれる。そして防御デバフ・特防バフは一切なく、回復技も「ねむる」のみと、一見すると本レイドに向かないように見える。
しかし「てっぺき」+「ボディプレス」で火力・耐久共に十分であり、「リフレクター」も覚えられる。「バークアウト」もあるので「ばくおんぱ」対策もバッチリ。
弱点を突かれる問題も、むしろ「『ドラムアタック』『のしかかり』が使われにくい=すばやさが落ちにくい」と考えればプラスと考えることが可能。
ただし、盾の王の場合「かいがらのすず」が持てなくなるため、回復は応援頼みとなる。
- ザシアン(歴戦の勇者/剣の王)
『ソード』パッケージ伝説。
懸念されていたじめん技がないため弱点を突かれる心配がなく、「つるぎのまい」と「てっぺき」が使え、攻撃手段もビルドアップを無視可能な「せいなるつるぎ」がある。
基本は歴戦の勇者を選びたいが、剣の王の場合はけたぐり以外が全半減になる為受けに強くなる。いずれにせよ初手は「てっぺき」推奨。
回復技に乏しく、また「せいなるつるぎ」をメインとする場合かくとうテラスタルが望ましく、テラピースかくとうを消費せざるを得なくなる点、おまけにかくとうテラスタル後は「アクロバット」が弱点となる点には注意。事前準備が少ないのは上記ザマゼンタの方であろう。
サポート枠
懸念されていた「はたきおとす」は採用されなかったため、安心してサポートが可能。
「ルミナコリジョン」や「リフレクター」「フェザーダンス」「どろかけ」などのサポート技の他、「はねやすめ」による回復も可能。
特性のびんじょうにより相手のせいちょうやビルドアップに乗じて防御・特攻を上げられるのも強み。デバフを消しても相手の能力上昇した場合発動するところも長所。
今回ばかりは「かそく」にするメリットはない(一応まひによる被害を抑えることは出来るが……)ため、通常特性を持って来ること。
また「ルミナリコリジョン」で極限まで特防を下げることでアタッカーともなれる。戦法としてはシールドを貼られる前に「フェザーダンス」を連打し、シールド展開後に「ルミナコリジョン」を連打してテラスタルして殴る戦法がお勧め。
本来はくさが弱点であるが、隠れ特性「そうしょく」で無効化可能。
「あまえる」や「ひやみず」「うそなき」「くすぐる」などのデバフ技が使える。「アクアリング」を使えば自動回復も可能。
バフ・特性消しに弱いためとくせいガードを持たせるか、「まもる」を入れる必要がある。
また、隠れ特性前提であるためとくせいパッチが必須になる可能性が高く、準備しにくいのが欠点。
いうまでもないが、特性「ちからもち」の「はらだいこ」前提マリルリは「ウッドハンマー」で瞬殺されるため非推奨である。
そもそも最強レイドで「はらだいこ」は余程相性が良くない限り危険であり、当のマリルリもアタッカーとしては不安定である。
問題点としては、レイドを開始するまではそうしょくを採用したサポーターなのか「ちからもち」のはらだいこ前提マリルリなのか判断出来ないため、例えそうしょくであったとしても野良であると上記のはらだいこ前提マリルリと勘違いされて解散されがちなのがネック。
心配であれば自分で募集をかけるか、フレンドとのマルチプレイで使おう。
バリア前であれば「おにび」で、バリア後であれば「なげつける」+「かえんだま」でやけどを与えられ、被ダメージを軽減させることが可能。
厄介な「ばくおんぱ」も「マジカルフレイム」でとくこうを下げて対応出来る。
初手に「クリアスモッグ」を使えば「せいちょう」も打消せる。ただし、それ以外の場面で「クリアスモッグ」を使うとデバフまで消えてしまう危険性があるため、良く確認すること。
「のしかかり」のまひにすこぶる弱いのが弱点。持ち物が「かえんだま」でほぼ固定なため、「おんみつマント」を持つことが出来ない。
物理・特殊耐久が高水準で、特性「マルチタイプ]」で自由にタイプを変更出来、「アシッドボム」「バークアウト」「ひやみず」「エレキフィールド」・両壁・「ちょうはつ」「おいかぜ」等多彩なサポート技を覚える。
素早さ種族値120であるため、素早さ個体値が最高であれば素早さ無補正無振りでも今回のゴリランダーを抜けるのも小さくない利点である。
ゴリランダーもバフ・特性消しを使うが、マルチタイプは消えないのでその点は安心して良い。
アーマーガア同様てっぺきからのボディプレスでアタッカーも可能であるが、テラスタイプをかくとうへ変更する必要があり、そうするとひこうで弱点を突かれてしまう。
いうまでもないが、使うにはHOME連携必須な点に注意。
全技マシンが使えるので基本的に何でも出来る。
懸念されていたはたきおとすは採用されなかったため、安心してサポートへ回ることが可能。
種族値もオール100族であり、決して低くはない。
アーマーガアやアルセウス同様てっぺきからのボディプレスでアタッカーも可能であるが、こちらもテラスタイプをかくとうとする必要がある。アーマーガアより少し劣る程度のダメージしか出ないので、わざわざミュウですることではない。
いうまでもないが、こちらも使うにはHOME連携必須な点に注意。
物理・特殊耐久が高く、両壁に「しろいきり」「しんぴのまもり」「どろかけ」を覚えられる。
回復手段も「つきのひかり」、「みかづきのいのり」を覚えるので申し分なし。
ただし、火力や耐久デバフ手段に乏しく、基本的にヒーラー専門。
非お勧めポケモン
相性有利のかくとうタイプであるのであるが、ゴリランダーは開幕に「せいちょう」を使うせいで、特性「ひひいろのこどう」が最悪の利敵行為となるため、非推奨。
いつも通りレイドの嫌われ者。弱点であるかくとうタイプ技を繰出すため、非推奨である。
パオジアンは「けたぐり」で4倍弱点、ディンルーも「けたぐり」だけでなく「ドラムアタック」で弱点を突かれてしまう。
チオンジェンは攻撃を下げることが出来るが、やはり「けたぐり」や「アクロバット」で弱点を突かれる。
イーユイは体重の軽さから「けたぐり」の威力を抑えることができるものの、こちらの有効打も特防デバフもないためかなりダレる。
今回はノーマルタイプであるため、当然タイプ一致のゴースト技は無効となる。ゴリランダーののしかかりとけたぐりが無効となるものの、くさ技・ひこう技の対策もしなければならず、物理耐久の低さからどちらも厳しい。
サーフゴーはまだ戦えそうに見えるが、火力デバフ技を一切持たないためジリ貧。
- 物理耐久が低いかくとうタイプ
今回はテラスタイプがノーマルであるためかくとうタイプのみ弱点を突ける。しかし「アクロバット」を持っている上に、せいちょうやビルドアップで火力を上げて来るため、物理耐久が低いと即死する可能性も出て来る。
よって物理耐久に自信がないかくとうタイプはお勧め出来ない。
- 適切なプレートを持たせていないアルセウス
上述した通りアルセウスは物理耐久の高さや豊富なサポート技によりサポート役としての活躍が期待出来るポケモンではある。
だがそれは適切なプレートを持たせた場合の話であり、プレートなしは勿論ゴリランダーから弱点を突かれるタイププレートを持たせるのは論外といっても過言ではない。
アルセウスを使う場合は、せめてゴリランダーから弱点を突かれないタイププレートを持たせておこう。
特にくさ・いわ・はがね・あく・こおり・むし辺りは非推奨。
HOME連携と同時に解禁されたダイヤモンドおよびパールのパッケージ伝説。
禁止伝説なだけあってステータスは十分高く、ディアルガは「てっぺき」も覚えられるが、はがねタイプなのでけたぐりで弱点を突かれてしまう。一応「ボディプレス」を覚えるが、ザマゼンタよりも出力が落ちる。
対であるパルキアはみずタイプであるがドラゴン複合故に草技を等倍に抑えられ、「ひやみず」・「アクアリング」を覚えるのでディアルガよりは向いている。
だが、あくまでも「ディアルガよりはマシ」というだけであり、防御が低いせいで「ドラムアタック」が結構なダメージとなってしまう。
よってどちらも推奨出来ない。
いうまでもなくグラスフィールドで強化されたくさ技で弱点を突かれてしまう。
特にグラードンは日照りにより敵へ塩を送ることとなる。よってどちらもレイドで出すのはお勧め出来ない。
報酬
これまで通り6V確定個体で、初回はとくせいパッチが、さらにわざマシン066「のしかかり」を確定入手出来る。周回で大量のけいけんアメやインドメタシンを入手可能。
テラピースは現在レート対戦で猛威を振るうご存知カイリューが良く用いるテラスタイプであるため、廃人にとってもありがたいレイドであったりする。
そして、初回のみ特性「グラスメイカー」で最強のあかし持ちのゴリランダーを確定入手可能。
性格は「ようき」。技構成はドラムアタック、アクロバット、のしかかり、けたぐり。
また、エースバーンやインテレオン同様、サルノリ系統をオシャボ厳選可能な初めての機会であることも忘れてはならない。なお、DLC藍の円盤でサルノリ・ヒバニー・メッソンが野生出現するようになったため、通常プレイでオシャボ厳選が可能になった。
余談
現状、DLC配信前にデータ上確認されている過去作御三家ポケモンは、今回のレイドで全員揃った。
DLCの前編配信日が9月13日であることを踏まえると、DLC配信前に実施される御三家を対象とした最後の最強レイドとなる可能性が高い。
その後前編でジャラランガが参戦し、多くのプレイヤーが『もっと早く使えれば…』と思ったとか。