概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第14弾。
対象ポケモンはレベル100のほのおテラスタルヒスイバクフーン。
ゲーム画面上の名義はバクフーンと同じ。
開催日時は、2023年 11月3日9:00〜11月6日8:59、11月10日9:00〜11月13日8:59。
特殊行動
単位:%
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
100 | おにび | |
95 | にほんばれ | |
85 | デバフ解除 | |
80 | テラスタルオーブチャージ回収 | |
70 | 70 | バリア(40%) |
60 | バフ解除 | |
60 | 2回行動 | |
45 | にほんばれ |
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
73 | 84 | 78 | 119 | 85 | 95 | 534 |
特性はこれまでの傾向通り、隠れ特性「おみとおし」。こちらの持ち物がバレるくらいであり、実質効果はなし。
使用技はかえんほうしゃ、ひゃっきやこう、きあいだま、おにび、にほんばれ。
厄介なのは開幕に使用し、以降も通常行動で使用する「おにび」と、ゴーストタイプの専用技「ひゃっきやこう」。
「ひゃっきやこう」は30%の確率でやけど状態となる上に状態異常の相手に対して威力が2倍となる。
よって1度やけど状態となると、「ひゃっきやこう」連打とやけどダメージで追い込まれる。
「かえんほうしゃ」も「ひゃっきやこう」に比べると10%と低確率ながらやけどになるため、やけどには常に警戒する必要がある。
相手の追加効果を防ぐおんみつマントや「ミストフィールド」などで防ぐのが第一手のように思えるが……(後述)
「きあいだま」を使用するため、「ひゃっきやこう」を無効化出来るノーマルタイプだけでなくほのお半減いわタイプ、ゴースト半減あくタイプ運用が難しくなった。
特に状態異常を防げるキョジオーンとネッコアラが対策として厳しくなったのは痛い。
さらに定期的に「にほんばれ」を使用する他、最強のジュナイパーや最強のヒスイジュナイパー同様、後半より確定で2回行動するようになる。
おまけに「ふんか」がないため、原種との戦いで使えた「攻撃することで相手の火力を下げて行く」という作戦も使えない。
お勧めポケモン
基本的にはほのおタイプの弱点であるみずタイプや、ほのおタイプ技を軽減可能なドラゴンタイプのポケモンがお勧め。
また、やけど状態を優先して発動させようとする傾向にあるため、特性「うるおいボディ」「みずのベール」「こんがりボディ」で解除・無効化することで、相手の行動を縛ることが可能。
また、デバフ解除からバリア展開まで時間が少しだけあり、1回しか解除して来ないため、特にソロならこの間に変化技を可能な限り入れてしまうことが重要。
開幕からバリアを張らないため、「にほんばれ」と「おにび」対策にちょうはつを繰出すことが出来る。
なお、じめんタイプは弱点を突けるが、ほのお技に耐性がないためお勧めはできない。
アタッカー枠
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
種族値オール100で特性「うるおいボディ」を持ち、「あまごい」を使うだけで「やけど」状態がターンの終わりに治る。
更に、とくこうが3段階も上がる「ほたるび」、状態異常回復と同時にとくこう・とくぼうを上げられる「ブレイブチャージ」が非常に優秀。
また、「うるおいボディ」で治る状態異常に「ねむり」も含まれるため、「あめ」を維持できれば「ねむる」をお手軽回復技として使うこともできる。
加えて自力で「うそなき」を覚えられ、相手がデバフ解除を1回しか使わないため、マルチはおろかソロですらワンパンが可能。
「ひかりのかべ」も覚えられる他、「ほたるび」で最大まで上がった特攻バフを「ハートスワップ」で他の特殊アタッカーに譲渡するというサポートも可能。
みず技を強化する「しんぴのしずく」や、瞬間火力を利用した回復目的「かいがらのすず」、あまごいを持続させるための「しめったいわ」など、持ち物選択肢バリエーションが多い。
幻のポケモンだが、LEGENDSアルセウスとポケモンHOMEを連携していれば入手可能なため、比較的入手が簡単なのもありがたい。
ちなみに、「ほたるび」「うそなき」こそないものの「ブレイブチャージ」があるためフィオネでも安定攻略は可能。フィオネしかいないという人は試してみるのも良いであろう。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
特性「こんがりボディ」でほのお技を無効化しつつ防御を上げ、上がった防御を用いて「ボディプレス」を使う戦法がお手軽かつ強力。
「バークアウト」のとくこうデバフ、「どろかけ」の命中率ダウンと、便利な技を一通り覚えている。
「あまごい」も覚えるが、ソロの場合ほのお技を誘発出来なくなるため、使うならマルチで。
元の火力が低く、特性を打ち消されるターンで炎技を喰らうのが致命的なので「まもる」を覚えさせるとよい。
「ひゃっきやこう」を受けた場合のやけど状態は防げないので、「おんみつマント」が欲しくなるが、そうすると「かいがらのすず」を持たせられない。
回復技は「ねがいごと」しか覚えないので、即時回復したい場合応援へ頼ることとなる。
若干運も絡むが、「メトロノーム」を持たせて「ボディプレス」をひたすら連発する手もある。この場合は「ひゃっきやこう」でのやけどにより注意する必要があるが、ほのお技の頻度が高ければバフ解除を使われる前にHPを削りきることも可能。
なおソロでテラスタイプフェアリーで突っ込んでいる例をいくらか見掛けるが、かくとうテラスタルでないとバリアの上からまともにダメージを与えられなくなるため、要注意。テラピースが足りない場合マルチで「バークアウト」「あまごい」中心のサポートに回るのも手。
「ミストフィールド」も覚えるが、自身(と同族)や味方のマナフィなどへ「おにび」が飛んでこなくなる(=特性ハメが成立しなくなる)可能性があるため、使用は慎重に。
また、素早さ種族値が同じのため、個体値最大で4振りする必要がある。
今レイドにおける最有力ポケモンの1体。
マナフィ同様「うるおいボディ」を持ち、かつ特殊耐久はこちらの方が高い。技の揃いも似ているが、バフ技は「めいそう」のみ。マナフィ同様、出来る行動の多さから持ち物選択肢が多い。
「うるおいボティ」が隠れ特性のため、厳選やとくせいパッチが必要なのが難点。
幸い、オージャの湖でみずテラスタルのシャワーズが固定出現するため、テラス個体用意自体は簡単。
なお、ややイレギュラーだが、個体値最大ですばやさに全振りすると、バクフーンに先手を取れるようになる。
「アシッドボム」と「パラボラチャージ」を交互に使い、テラスタルして攻撃、という動きで攻略可能。
ただし、今回は特防へ振っておくか相手にとくこうデバフを掛けないと後半2連続攻撃を耐えられない。
「かいでんぱ」も使えるので、デバフ解除後に3回放つとかなり安定して戦えるが、晴れ対策をしないと急所のリスクも高まるので「あまごい」もあると良い。
状態異常を解除する手段を持たず、「ひゃっきやこう」のダメージには警戒が必要なので、「おんみつマント」を持たせておくのがよい。攻撃技のみしか使わないのであれば、「とつげきチョッキ」を持たせておきたい。
ほのお半減であり、上記のシャワーズ同様特性「うるおいボディ」を有し、「あまごい」や「ねむる」を使える。「うるおいボディ」は通常特性なので厳選も容易。
持ち味の特殊耐久も存分に活かせる。
こちらは「めいそう」ではなく「アシッドボム」でデバフを掛けて行くこととなる。
「なみだめ」でとくこうデバフも掛けられるため、バリアがない間に使えるだけ使っておきたい。
攻撃技はみずテラスタイプで「なみのり」を使うことになるが、等倍の「りゅうのはどう」でもややギリギリだがクリアは可能なので、テラピースが足りない場合はそれで間に合わせてもよい。
また天候を雨にする場合は「なみのり」より「ウェザーボール」推奨。こちらの方が「なみのり」より威力が10高い。
なお、ヒスイヌメルゴンははがね複合なのでほのおが等倍で通ってしまい、「きあいだま」で抜群を取られてしまうため非推奨。
シャワーズと同じくブイズの1匹。
比較的高めのとくぼうと「めいそう」によりかなりダメージを抑えられ、特性「もらいび」によりほのお技も無効化でき、シャワーズと異なり通常特性で良いという利点もある。
デバフ解除を凌いだ後に「うそなき」で6段階特防を下げ、「どろかけ」でテラスタルオーブのチャージのついでに命中を下げてじめんテラスタルからの「テラバースト」でかなり安定して戦える。ほのおタイプでありながら「あまごい」を使えるため、サポートに回ることも可能。
テラピースを消費するか、運良くじめんテラスのイーブイを見つけなければならないのが難点。
また、こうげき種族値が高いため、「テラバースト」が特殊技になるためには「とくこう>こうげき」である必要がある。普段は意識する必要がないが、バフを解除された直後などに事故が起こりかねない。
こちらもブースターと似たような戦法が可能。
どろかけは覚えないが代わりにバークアウトが使える。
ただし、特攻が低めなため決定力はブースターにやや劣る。
また、隠れ特性「ひでり」はマルチプレイでは他のプレイヤーに迷惑をかけるだけなので避けるように。序盤から定期的に「にほんばれ」を使用してくる上に当人はほのお半減、そこそこ特防が高い、テラスタイプに注意すれば弱点を突かれる心配はないものの、前述の理由から今回は「もらいび」を優先してほしい。
なお、言うまでもないがアローラキュウコンは「かえんほうしゃ」で抜群を取られてしまうため論外である。
ちなみに、当初お勧めされていたカイオーガだが、
・「おにび」→「ひゃっきやこう」のコンボを防げない
・「あめふらし」が「にほんばれ」ですぐ打ち消される(ただし、あまごいは覚えられる)
・バフ・デバフが「めいそう」と「ひやみず」しかない
・「ひやみず」は今回のレイドで役に立たない
などのことから、お勧めから外れた。
ただ、いくらかカイオーガを用いてクリアしたという報告はあるため、「全く推奨されない訳ではないが、上のポケモン達の方が安定的に攻略出来る」といった方が正しい。
サポート枠
やけど無効、「きあいだま」半減であり、特殊耐久も高い。
むしタイプ以外で「むしのていこう」を覚える珍しいポケモンであり、確実なとくこうデバフをかけることができる。
防御系デバフも「いやなおと」「アシッドボム」があり、どんなアタッカーでもサポート可能。
バイオレットでしか入手できない点には注意。
プレートで自分のタイプを変えられ、「バークアウト」、「アシッドボム」、両壁、「ちょうはつ」とサポート技を多数覚えられる。
ただし、「ちょうはつ」は「おにび」誘発が出来ないため、味方のポケモン次第では使わない方が安全。
サポートに回る場合、プレートはやけど状態とならないひのたまプレートがよい。
シャワーズと同様に特殊耐久面に優れており、「ひかりのかべ」、「いのちのしずく」、「しんぴのまもり」、「あまごい」が使える。回復も「いのちのしずく」の他に「じこさいせい」がある。
技によるバフ・デバフに乏しいため、主にヒーラーとしての役割を担うこととなる。
ただし、「しんぴのまもり」は「ミストフィールド」と同様の懸念点があるので、使用は良く考えること。
なお、素早さにある程度振ることで先手で「しんぴのまもり」を使えるため、素早さには厚めに振っておきたい。
ご存じポケモン界のピンクの悪魔。
「きあいだま」があるため本来ノーマルタイプの選出はご法度なのであるが、このポケモンに関しては話は別で、非常に高いHPととくぼうと併せて、ラッキーの場合は「しんかのきせき」のおかげである程度は耐えられる。その上で「ひゃっきやこう」が無効。
「あまごい」、「いやしのはどう」、「ひかりのかべ」、「いやしのすず」、「いのちのしずく」とサポート技も豊富。回復技も「タマゴうみ」がある。
こちらもミロカロス同様デバフに乏しく、「ひかりのかべ」以外に相手の火力を下げる手段を持たないのが弱点。
なお、ハピナスの場合はしんかのきせきラッキーに比べ耐久面で劣るが「おんみつマント」を持たせられ、追加効果による事故を防げる。どちらを選ぶかは好み。
特性は確率で味方のやけど状態が治る「いやしのこころ」がお勧め。
非お勧めポケモン
前回のテラレイドバトルで大活躍したポケモン達で、やけど状態とならないのが強みであるが、「ひゃっきやこう」で弱点を突かれるため非推奨。
ブースターのように別のテラスタイプで「テラバースト」を使うということも出来なくはないが、テラスタルチャージ回収があるため時間が掛かり、その間に押し切られかねない。
このため、今回に限ってはブースターの方が適性がある。
特性「ひひいろのこどう」で逆にほのおタイプの威力が増してしまう。
……とはいえ、今回は割と序盤より定期的に「にほんばれ」を使用して来る上に当人はほのお半減であるため、利敵という訳ではない。
当人は「おにび」に弱いものの、「いやなおと」と「バークアウト」を駆使すれば何とソロでならクリア可能なことが判明している。
問題はやはり、ほのお技を使って来る相手に天候を晴れとするポケモンが出るとマルチでヘイトを買いやすいところ。もし挑むならソロにしたい。
- パラドックスポケモン古代種
相手が「にほんばれ」を使って来るため、一見すると有用そうに見えるが、ほのお・かくとう・ゴースト技のいずれにも弱点を突かれないポケモンは僅か。
おまけに物理主体ポケモンが多いせいでやけどにも弱め。
ウネルミナモについても、ほのお技1/4なので適性があるように見えるが、「おにび」→「ひゃっきやこう」のコンボを防げず、またバフにも乏しいため、根負けしやすい。
いつも通りレイドの嫌われ者。かくとうタイプの「きあいだま」が採用されているため、全員弱点を突かれてしまう。
チオンジェンとパオジアンに至っては命中安定の元タイプおよびテラスタイプ一致の「かえんほうしゃ」で弱点を突かれるため厳禁である。
イーユイは特性により味方の特防を下げてしまうため、前述の理由と併せて選出してはいけない。
ディンルーに関しても今回のレイドの行動パターンから特殊アタッカーが多くなりがちなので、やはり前述の理由と併せて選出してはいけない。
なにより、タイプ相性を考えない選出自体が言語道断。
お面を持てばほのおが等倍となる上にかまどのめんならやけどにもならないが、他アイテム(特に「かいがらのすず」)を持てなくなる。
かといってお面を外すと弱点を突かれるため、全く適さない。
まずマシマシラは「ひゃっきやこう」で弱点を突かれるため論外である。イイネイヌは弱点こそ突かれないが、やけどに弱い。
キチキギスは他2匹と比べるとまだサポートとして生き残る芽はあるが、それなら上のお勧めを使った方が確実である。
上記にある通り、じめんタイプはほのお技を軽減できない。
しかも繰り出すと「ひでり」で晴れになってしまい、相手のほのお技で大ダメージを受けるだけに終わる。
コライドンと異なりデバフ技も少ないのでソロでも厳しい。
確かにほのおの弱点を突けるが、残念ながら相手の「きあいだま」で弱点を突かれる。
メイン火力となるいわ技の大半が命中率がやや低いことや、いわタイプは一部例外を除いて物理型適性が高いため、やけどにすこぶる弱く、大半が「ひゃっきやこう」を軽減出来ない点もマイナス。
特性抜きで「ひゃっきやこう」を軽減可能なバンギラスも「きあいだま」で4倍弱点を突かれるため、命中不安や「すなあらし」の特防アップを加味しても流石に無理がある。
報酬
これまで通り6V確定でさいきょうのあかし持ち隠れ特性ヒスイバクフーンを入手出来る。
初回のみとくせいパッチとわざマシン107「おにび」を確定入手可能。
性格はひかえめ固定。技構成はひゃっきやこう・かえんほうしゃ・おにび・きあいだま。
ヒスイバクフーンは現状パルデアでは進化させる方法がないため、ソフト単体では初めて入手できるチャンスでもある。もし持っていないなら挑戦する価値はあるであろう。
余談
先のヒスイジュナイパーに続いたことで、ヒスイ御三家最後の1匹・ヒスイダイケンキの最強レイド開催の可能性が高まった…と思いきや、次回の最強レイドはヒスイダイケンキではなくこれであった。
ヒスイバクフーンの元タイプがほのお/ゴーストであるが、先週のイベントではハロウィン目前であったことを踏まえてゴーストタイプポケモンと遭遇しやすくなったり、レイドでムウマージが出現するなどゴーストタイプポケモンが目白押しであった。
そしてその流れからなのか、今回のイベントも引続いてのゴーストタイプ関連である。(テラスタイプはほのおタイプであったが)
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★7テラレイドバトル
最強のヒスイジュナイパー→最強のヒスイバクフーン→最強のイーブイ