概要
対象ポケモンはレベル100のバクフーン。
ゴーストタイプ持ちのヒスイ種ではなく、ほのお単タイプの原種となるが、今回はゴーストテラスタルを被っての登場という、両種が混ざったような内容である。
配信日時は、4月14日 9:00 - 4月17日 8:59、4月21日 9:00 - 4月24日 8:59
特殊行動
単位:%
時間残り | HP残り | 行動 |
---|---|---|
98 | にほんばれ | |
91 | バフ解除 | |
89 | ふんか | |
80 | シールド(耐久値30) | |
55 | デバフ解除 | |
55 | シールド | |
54 | にほんばれ | |
51 | ふんか |
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
78 | 84 | 78 | 109 | 85 | 100 |
特性はこれまで通り、隠れ特性「もらいび」。これによりほのお技は厳禁となる。…が、ソロで挑戦する場合、味方NPCのウインディとフワライドが、それぞれ「かえんほうしゃ」と「おにび」で発動させてしまうことがあるため、ソロプレイの際は味方NPCに彼らがいる際は即座に退散してパーティを変えよう。
技構成はバクフーンの存在意義である「ふんか」に加えて「シャドーボール」「じゃれつく」「じしん」「にほんばれ」の両刀型。
ほのお・ゴースト・フェアリー・じめんの豊富な技範囲を全て半減以下に抑えられるポケモンは存在しないため、各ポケモンの利点や戦術によって、等倍 - 抜群のダメージを耐え抜きながら勝つ必要がある。
無論「シャドーボール」が痛打となる大抵のゴースト・エスパー選出はNG。
ゴーストへ攻防共に有利なのはあくであるが、「じゃれつく」を持っている上、あくタイプはご存知の通り耐久が高くないポケモンが多いため寧ろ不利である。
また、かくとう技が無効化されるため、「ドレインパンチ」で回復しながら戦う戦法が使えない。「もらいび」もあるのでソウブレイズの「むねんのつるぎ」も使えない。
開幕特殊行動はないが、1ターン後に「にほんばれ」で強化された「ふんか」を連打して来る。バフ消しやバリアも割と早く展開し、前回のダイケンキと比べると大分厚くなっている。ただし開幕から展開する訳ではないので、序盤にほんばれは「ちょうはつ」で防ぐことが可能。
だが前述で触れたとおりウインディやフワライドが「もらいび」を発動させてしまうことがあり、「にほんばれ」と合わさると驚異的な火力で生半可な耐久では殲滅されてしまう。なので、「あまごい」で「ふんか」の火力を下げるのがおすすめ。
時間が半分になると再度「にほんばれ」を展開して来る。
HPが半分になると不利な効果を打消す他、最強のジュナイパー同様2回行動して来る。
幸いにもバフ消しは序盤1回、デバフ消しも中盤のみでテラスタルオーブチャージを奪って来ないため、ある程度防御・特防を鍛え、バフ・デバフを積めば弱点を突かれても数発は耐えることは可能。
しかもバクフーンの弱点である被弾はレイドでも変わらないため、後半戦は「ふんか」の火力が下がりむしろこちらが有利になって来る。
なので、今回のポイントは『どれだけ早く相手の体力を減らせるか』ということとなる。
お勧めポケモン
アタッカー枠
今回は幅広いタイプの技を使うせいでアタッカー適性者が極端に少ない。
普段もテラレイドバトルでも大活躍している彼らだが、今回も最適解クラスの活躍ができ、特にソロ攻略においては最適ポケモンであるといえる。
目玉は何といっても専用技「ふんどのこぶし」で最大威力350で弱点を突くことができる。「ふんどのこぶし」の威力上昇は倒れて復活した後も残り続けるため、1 - 2回程度ならひんしを恐れずにふんどのこぶしの火力を上げていこう。
進化後のコノヨザルは「シャドーボール」で弱点を突かれるのでしんかのきせきオコリザルの方が耐久面では勝るが、HD特化とすればコノヨザルでもある程度耐えられ、タイプ一致となるため威力最大時は驚異の実質1050というとてつもない火力となる。もしゴーストテラスタルとすることが出来れば、最大威力実質1400という最早訳が分からない数値になり、「まけんき」による攻撃バフが加われば、攻撃一切無振りでもHP30倍のおっとりバクフーンの体力を、34.7 - 40.9%一気に削ることができる。これに「ビルドアップ」や「きあいだめ」の急所が加われば……。
さらに、「あまごい」を覚えるので、「にほんばれ」の後に使えば「ふんか」の火力を下げられる他、「いやなおと」や「きあいだめ」でさらなるダメージを稼げる。
とはいえ、ゴーストテラスタルすると「シャドーボール」の弱点が残るため、今回に限ってはゴースト以外にテラスタルすることが推奨されている。
テラスタル不一致であるためダメージは伸びないはずなのだが、「ふんどのこぶし」の威力が振り切れてしまっているので、不一致テラスタルなのに問題なくバリアを粉砕できてしまう。どうなってるんだこのお猿さん達は……?
ただし特性は「まけんき」が絶対となる。テラレイドでゲットしたコノヨザルを流用しやすいのは利点か。それがいない場合は「とくせいパッチ」が必須。
なお、ナッペ山にてどくテラスタルのオコリザルを捕獲できるが、「じしん」が弱点になるため微妙。
毎度お馴染み。
等倍だが、特性「でんきにかえる」からの「パラボラチャージ」により安定した攻略が可能。
「ひやみず」や「アシッドボム」、「どろかけ」、「かいでんぱ」、「あまごい」と有用な技も豊富であり、「ひやみず」でこうげきを下げれば、デバフ消しまでは「じしん」で弱点を突かれても数発は耐えることが可能。
とはいえ、HPと特防へ振らないと「はれ」+「ふんか」をまともに耐えられないので、過信は禁物。
サポート枠
突如見出された最適性サポーター。
バリア前は「おたけび」でこうげき・とくこうを同時に下げ、バリア後は「ひやみず」と「バークアウト」で交互にデバフを掛け続ける。すばやさもバクフーンを上回り、耐久面も高い。
「じゃれつく」は弱点であるが十分耐えられる上に、みずテラスタルすれば弱点も消える。
残りの技は「あまごい」が大安定。
イベントレイド限定な点には注意。
「こんがりボディ」でほのお技を無効化出来、「バークアウト」「どろかけ」「あまごい」でサポートできる。「とおぼえ」による味方強化も可能。
バフ特性解除が危険なので「とくせいガード」を持ちたいが、「シャドーボール」の追加効果も怖いため「おんみつマント」も欲しくなり、悩ましい。
こちらも「おたけび」を持ち、「うそなき」も覚えられる。どちらもバリアに効かないが、バリア中は壁技の他、「とおぼえ」を使うと良い。
相手の「にほんばれ」に便乗して耐久が上昇するのも利点。
スカーレット版限定な点には注意。
ノーマル・エスパー複合でゴースト技無効であり、さらに「スキルスワップ」でバクフーンのもらいびを奪える。
サポート面に関しても、「ちょうはつ」や「あまごい」、「ひかりのかべ」に加え、「さいはい」でアタッカーを再行動させることが可能。
バリアを張られると置物となりがちな器用貧乏サポーターの代表であるが、今回は活躍可能。
耐久が高く、「バークアウト」「どろかけ」「あまごい」などが有効。「じゃれつく」が弱点であるが、バリア前なら「あまえる」で凌ぐことは可能。
相手の「にほんばれ」を利用して「つきのひかり」で体力を3/4回復出来るのも地味な利点。
ただし、「スキルスワップ」は厳禁。通常特性「シンクロ」はこちらに状態異常が拡散される可能性があり、隠れ特性「せいしんりょく」は「いかく」を無効化されてしまう。
非お勧めポケモン
いうまでもなく、特性「ひひいろのこどう」で相手へ塩を送ってしまう他、「じゃれつく」で4倍弱点を突かれ、主力攻撃である「アクセルブレイク」や「ドレインパンチ」はかくとうタイプ技なので無効化されてしまう。勿論「フレアドライブ」なんか使おうものなら、もらいびでさらに悪化するため厳禁である。有効打もタイプ不一致のかみくだくしかないので、上述のお勧めと比べると心もとない。
ちょうはつやいやなおとによるサポートに関しても、他ポケモンを使えば良い話となるため、残念ながら、前回のダイケンキのように活躍は出来ない。
ハラバリーがクリア出来るならミライドンでも行ける……とは限らず、こちらは「じしん」以外にも「じゃれつく」で弱点を突かれ、さらに「リフレクター」以外に相手の攻撃を下げる手段がない。
とくぼうデバフもバリアに効かない上に命中不安な「きんぞくおん」しかない。
NPCに「いかく」持ちがいれば勝てないことはないが、それであればハラバリーの方が安定する。
いつも通りレイドの嫌われ者。「じゃれつく」や高火力のほのお技が怖くて出せたものではない。
イーユイはほのお技に耐性があり「じゃれつく」はこの中で唯一等倍で受けられるが、どのみち「じしん」で弱点を突かれてしまうため非推奨。
特性「もらいび」でほのお技を無効化出来るが、どちらもゴーストタイプ技で弱点を突かれてしまう。加えて、ソウブレイズ「むねんのつるぎ」ももらいびで無効化されるので回復手段に乏しいし、グレンアルマは「ワイドガード」を覚えるがシャドーボールは防げないのでドヒドイデやキョジオーンなどの方が向いているという始末である。
残念ながら「スキルスワップ」も覚えてくれない。
- 最強レイドポケモン達
多くは特殊耐久は低く、唯一高めなジュナイパーもふんかやシャドーボールで弱点を突かれてしまう。
また過去のいずれのテラスタイプもバクフーンに弱点を突くことができず、リザードンやエースバーンに至ってはメインのほのお技がそもそも効かない。
みずタイプのゲッコウガやダイケンキも耐久に難があり、しかも耐久面でのバフを覚えないし、回復手段が乏しいため不利である。
バクフーンによるミラーマッチでは唯一弱点を突けるが、火力バフを覚えない上素では「じしん」で、テラスタル後は「シャドーボール」で弱点を突かれてしまうため攻略はまず不可能である。
同様に耐久面に難があるパルデア御三家もお勧めされない。唯一耐久がまともなラウドボーンもシャドーボールが弱点かつ微妙な特防のせいで残念ながら今回も不向きである。
報酬
Lv.100のゴーストテラスタイプ、さらに「さいきょうのあかし」を持つバクフーンをゲットできる。
これまで通り6V確定個体で、性格は「おっとり」固定。
また、仕様なのかミスなのかは不明であるが、今回ゲット出来るバクフーンは最小サイズ確定となっているため、「ちっちゃいあかし」も付けられる。
ちなみに、SNS上では「ゲットしたのに最小サイズではなかった」という報告も多数挙げられているが、「ちっちゃいあかし」は最初から付けられている「さいきょうのあかし」とは異なり、テーブルシティにいるやまガールに判定してもらわないと、いつまで経っても付けてもらえないので注意。
レイド報酬は初回はとくせいパッチとわざマシン114「シャドーボール」が確定入手、他にも大量のテラピースとリゾチウムを入手可能。
『SV』のHOME提携が解禁されれば『LEGENDSアルセウス』(ヒスイ地方)に連れていくことでヒスイバクフーンへ進化させられるようになると思われる。
厳選の元手としてこの最強バクフーンを入手しておくに越したことはないといえるであろう。
ただ、ヒスイバクフーンの隠れ特性は「おみとおし」と、他のヒスイ御三家の隠れ特性と比べると少々見劣りするものとなってしまっているのが残念なところ。
余談
前回の「最強のダイケンキ」に続き、大方の予想通りヒスイ御三家の原種が最強レイドで登場することとなった(奇しくもいずれのテラスタイプもヒスイ種に対して弱点を突けるテラスタイプとなっている)。また、今回のバクフーンの登場により、ヒスイ御三家を含むヒスイのすがたを持つポケモンは全員『SV』に内定することとなった。
ピックアップレイドバトルは今回もなし。
前回までと同様、2回目の配信時にイベントレイド(ハピナスレイド復刻)が同時進行する形で開催される予定。
バクフーンレイド1回目の配信が開始された2023年4月14日は、奇遇にもアニポケの新シリーズが放送開始した日でもあった。