概要
フクロウ目メンフクロウ科に分類される鳥類の一種。
ハート型の白い顔とつぶらな黒い目がとっても愛らしいフクロウ。完全な夜行性で、黒い目とハート型の顔は、闇夜でも良く見えるため、そして獲物のかすかな音でもキャッチできるようパラボラアンテナのように発達した顔盤(がんばん)によるものである。
ヨーロッパや南北アメリカ、オーストラリアなど、世界中に広く分布するが、残念ながら日本には野生ではいない。動物園や、一部ペットとして飼育されている個体もいる。
納屋や教会に巣を作ることから、英語ではBarn Owl(納屋のフクロウ)と呼ばれている。農作物を食い荒らすネズミを駆除してくれるので、ヨーロッパでは大事にされている。
寿命は飼育下で15〜20年。
フクロウ世界を舞台にしたキャスリン・ラスキーのファンタジー小説『ガフールの勇者たち』には、主人公を始めとして、メンフクロウ属による世界征服をもくろむ武装集団「純血団」の面々など、さまざまな種類のメンフクロウたちが登場する。
2010年秋に同作を原作にしたフルCGアニメ映画「ガフールの伝説」が公開された。
シロフクロウ、アフリカオオコノハズクの次に大ブレイクするのは彼らかもしれない?
(純血団による世界征服への布石らしいが、詳細は不明)