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旅パ

たびぱ

特に『ポケットモンスター』シリーズにおいて、シナリオで一緒に旅をしたポケモンたちのこと。
目次[非表示]

概要

「旅パーティ」の略、すなわち主人公の旅=ストーリーを攻略する際に使ったパーティのこと。
「シナリオ要員」「ストーリー要員」等と呼ばれる事も多い。

基本的にポケモンの本編(メインストーリー)というのは、それほど難易度が高くなく、従って種族値が高くないポケモンを使ってもよいし、個体値の高さもほとんど求められない。
従って単なるプレイヤーの好みで選んでも大した影響が無く、自由度が高い。

単純なポケモンそのものの強さよりも、加入時期、捕獲難易度などの入手のしやすさや、レベルアップ速度、進化の早さ、レベルアップ技(いわゆる自力技)を始めとする技の覚えの良さ、習得できるひでん技の数などの点が重視される。
ただし、プレイヤーの中には「手間をかけてでも自分の好きなポケモンを集め旅をしたい」と考え、便利さを度外視して好みでパーティを編成する者も少なくない。
公式攻略本におけるおススメパーティは加入時期やレベルアップ速度、進化の早さ、捕獲難易度などの効率面までは考慮されておらず、効率重視のプレイヤーにとってはあまり洗練されているとは言い難い内容となっている。

旅パ要員として好まれるのは、ひでん技を複数覚えられる「ひでん要員」・フィールド移動を円滑にする「そらをとぶ」用ひこうタイプ及び「なみのり」用みずタイプ・経験値稼ぎ用に複数のタイプ技を覚えられるポケモン達である。ひでん要員かつ「なみのり」まで覚えるムーランド等は手持ち枠を圧迫しない為に重宝されていた。

第7世代でからひでん技の廃止とそれに伴う秘伝要員の不要化に伴い、よりパーティの編成をプレイヤーの趣味に合わせられるようになった。

ポケモンリーグを突破するのに用いたパーティの情報はパソコンに記録される。
旅パの中でも特にこの「でんどういりメンバー」のことが記憶に残っているという人は多いだろう。とりわけ初めてでんどういり(BWのみ「クリア」)したときのパーティ、そしてそのポケモン達はプレイヤーの心に深く刻まれ、思い出のポケモン達として大事にしている人も多い。

対戦廃人からの扱い

ポケモン本編のプレイヤーの中には、対戦することにしか興味がなく、ストーリーなどさっさと終わらせて対戦の準備に入りたいと考える者もいる(曰く「シナリオクリアまでがチュートリアル」)。

それを踏まえてストーリーで共に戦ったポケモンを見ると、複数の種類のポケモンを相手にしなければならない関係上得られる努力値はバラバラになり、一切の計画性がなく中途半端になりがち。
特性に関してはマリルリのような戦力が大きく変わる場合はある程度選別がされることもあるが、厳選などは基本的にされないので低個体値、性格不一致などは当たり前。

そもそもポケモンには、初登場世代では微妙な性能で、後々の世代で花開くという種族も少なくない。
目玉要素のメガシンカキョダイマックスなども、クリア(殿堂入り)前には殆どがまず手に入らない仕様である。

結果、とても対人戦に出せるような性能ではなく、「ただレベルだけが高いポケモン」と扱われるため、ボックスの肥やしと化すか、対人戦向けポケモンの育成や金稼ぎ、別ROMに輸送してストーリーを攻略するなどの「NPC無双用ポケモン」となるかの2択になる。

最近はこの無双用ポケモンですら厳選事情や「ぎんのおうかん」による育成事情が改善された影響で、きちんと育成済みの(実質)理想個体を利用して最適効率で無双する方法などが広まっているため、専ら肥やしになりがちで、酷い場合だと「ボックスを圧迫する」という理由で使い終わったらとっとと逃がされるということすらある。
勿論このような行為が非対戦廃人からよく思われないのも事実だが、だからといって対戦を止める理由には決してならないため、両者の考えは基本的に相容れない。

なお、初代及び旧金銀クリスタル特性及び性格補正が無く、全能力の努力値(基礎ポイント)を最大に出来る。その為、運良く高個体値のポケモンを捕獲出来た場合、それを旅パに使った後、対戦用に転用する事も十分考えられる。
時間に余裕があれば、冒険途中で対人戦では有用だが1データにつき1匹しか入手出来ないポケモンを厳選して旅パに加えるなんて事も。(例:カビゴンラプラス等々)
シリーズ黎明期の比較的シンプルな仕様ゆえに厳選難易度(及びリセット回数)が低く、前述の非道な行為(使い終わったら即逃がす)が行われる頻度は旧RSE以降と比べると少ない。(それでもかなり多いが……)

近年の旅パ

そんな旅パだが、近年では旅パのポケモンであっても対人戦に耐えうる性能を持つことができるように整備が進んでいる。

第6世代・XYではスパトレが登場したためシナリオでも容易に努力値が調整出来るようになった。
また意図的なものかは不明だがXY以降、性格の厳選に不可欠な特性「シンクロ」を持つポケモンが序盤で手軽に手に入る状況が整えられている。
そのため手間はかかるが、普通の旅パと比べると圧倒的に強い旅パを作ることもできる。
特性が思わしくない場合でも、通常特性に限り「とくせいカプセル」で後から変更できるようにもなった。

第7世代ではさらに、個体値が最高のポケモンと同等になるよう調整できる「すごいとっくん」が登場。
これにより旅パの最大の欠点のひとつ「個体値が高くない」が解消され、性格に問題のない強ポケであればそのまま実戦に投入できる可能性が出てきた。
旅パを厄介払いしたりボックスで飼い殺しにすることに抵抗を覚えているなら、試してみる価値はある。

第8世代ではポケモンの性格補正を変更する「ミント」と、通常特性を隠れ特性に変える「とくせいパッチ」が登場。さらに遺伝技の横遺伝も可能になった。手間はかかるが、ようやく旅パでも対人戦でまともに戦えるようになった。

御三家や序盤鳥で固めて初心者に見せかける「旅パ偽装」構築も存在する。
レベルが統一されないUSUMまでは、50レベル未満のポケモンもランダムマッチで使用できるため、より偽装しやすかった。

関連タグ

ポケモン ポケモン廃人 ぎんのおうかん きんのおうかん

個体値 努力値 基礎ポイント

殿堂入り(ポケモン)

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