曖昧さ回避
概要
水深900から1500m辺りの中層部に生息する。
タチウオに似た鱗のない光沢のある細長い身体に、深海魚らしい長い牙の生えた口を備えた頭、そして背中に走るバショウカジキのそれを彷彿とさせる大きな背鰭が特徴。
深海魚としてはかなり巨大な部類に当たり、大きいものだと全長2m近くまで成長するという。
ちなみにミズウオ(水魚)という名称は筋肉に大量の水分と脂肪分が含まれているため、煮たり焼いたりするとその水分が抜けて肉が縮みまるで水に溶けてしまうかのような状態になることからきている。
毒や有害物質はないのだが、上記の通り調理がしにくいことや狙って獲れる魚ではないことなどから、一般的には食用にはされない。
一方で新鮮なものを刺身にすると魚風味のこんにゃくのような風味で珍味だという。