マダームは、ポケットモンスター金銀に登場する予定だった没ポケモン。カモネギの進化形。
ここでは、後にマダームのスロットに置き換えられた、ウパーとヌオーの系列と思われる没ポケモンについても解説する。
概要
ポケットモンスター金銀に登場する予定だった没ポケモン。カモネギの進化形。
基礎データ
進化
カモネギ → マダーム(Lv.24)
図鑑説明
めったに みかけない ちんしゅ。
もっているのは ねぎぼうずと
さいきんの けんきゅうで わかった。
備考
カモネギの進化形として計画されていたポケモン。ベネチアンマスクを付けているかのような目と、図鑑説明にある通りネギ坊主のようなものを持っているデザインとなっている。
マダームが没になったため、カモネギの進化形は「ポケットモンスター金銀」には登場しないことになった。
英語表記は「Madame」(非公式であるが「Empressive」と記されることもある)。
ネギガナイトとの関係
その後2019年に発売された「ポケットモンスター ソード・シールド」では、カモネギのリージョンフォーム(いわゆる亜種)である「ガラルカモネギ」が登場し、ガラルカモネギが1バトル中に急所に3回あて勝利することで進化する「ネギガナイト」というポケモンが登場した。
マダームが発見されたのは「ポケモン金銀 Nintendoスペースワールド'97 ベータ版」であるため、そこからおよそ22年の時を経てカモネギの進化形ポケモンが正式に登場することとなった。
ゲーム系WEBメディアのAUTOMATONでは、カモネギの進化形「ネギガナイト」のルーツは『金銀』の没データにあり?元々の名前は「マダーム」かという記事で考察されている。
その一方で、ヨーロッパのゲーム系メディアEUROGAMERにおけるポケモン剣盾開発者の大森滋氏へのインタビューにおいて、「カモネギは金銀で進化形(マダーム)がボツになりましたが、そのデザインに基づいていますか?」という質問に対し「(マダームに基づいていない)まったく新しいデザインです。」と回答され、マダームの存在については認めつつも、それがネギガナイトのルーツであることは否定されている。
プロトタイプのウパー
四足歩行で、ウパーの進化前のようなデザインになっている。
ポケモン金銀開発中のロムである「Nintendoスペースワールド'99 ベータ版」では、マダームという名前で、後のウパーの進化前のような姿のポケモンが登場している。
これはマダームがウパーになったのではなく、カモネギの進化形として登場しなくなったマダームのスロットにウパーの原案となるポケモンが新たに置き直され、最終的にウパーが採用されたと考えられる。
関連タグ
没になった主な進化形ポケモン