概要
ポケットモンスター金銀に登場する予定だった没ポケモン。キリンリキの進化前。また、ソーナンスの遠い原案とも考えられる。
ビジュアルはキリンリキともソーナンスとも異なり、ゴーストが双頭になったようなデザインをしている。
基礎データ
進化
ツインズがキリンリキに進化するレベルは、開発中であるため、17であったり29であったりと設定に変動がある。
図鑑説明
いつも うずを まくように
2つの あたまが うごいている。
なぜか いつも とけいまわりだ。
備考
『ポケットモンスター金・銀』に登場する予定だったポケモン。キリンリキの進化前として設定されている。
また、ソーナンスの遠い原案だったのではないかと考えられている。
公式ではないが英語では「Twinz」と表記される。
キリンリキとの関係
製品版のキリンリキは、シッポの先端に顔のようなものがあるデザインだが、開発中のキリンリキは双頭とも呼べるデザインをしており、異なる顔を持つおどろおどろしい姿になっている。
そのため、キリンリキのデザイン改定に伴い、ツインズが進化前という設定も没になったと考えられる。
ソーナンスとの関係
ツインズのスロットにはのちにソーナンスが当て振られるようになった。
ソーナンスも尻尾に顔(目)のようなものがあるデザインをしているため、キリンリキの進化前という設定が没になったツインズが、ソーナンスの遠い原案になったのかもしれない。
後にこのスロットにはカゲボーズ(カゲボウズとは別)という名前のポケモンが当てはめられ、製品版ではソーナンスになった。
デザインの変遷
ツインズは開発段階でいくつもデザインが変更になっている。
開発段階での名称は全て「ツインズ」であるが、海外ではあくまで非公式に、デザインごとに違った名称で呼ばれていることがある。
初期のツインズ
Pixivにもイラストが投稿されている。ゴースあるいはゴーストが双頭になったようなデザインをしており、最も早い段階で流出したデザイン。
ツインズ、あるいは「Twinz」といえば、通常こちらの姿を指す。
中期のツインズ
1999年6月13日時点でのツインズのデザイン。
初期のツインズが2つに分離した姿をしており、繋がった2つの姿は完全に離れている。
手がなくなり、口は赤くなっている。頭部はトゲトゲしたデザインで、ゴースよりも、よりゴーストに近くなっている。
英語では「Twinzed」と表記されることがある。
後期のツインズ(白い姿)
「Nintendoスペースワールド'99 ベータ版」でのデザイン。
デザインは明らかに仮のもので、かつてのツインズの面影はなく、白い洋梨のようなシルエットに片目をつぶった目だけがついているようなものになっている。
英語では「Twinbuffet」と表記されることがある。
後期のツインズ(ソーナンスの原型)
前述の「後期のツインズ(白い姿)」から、デザインが更に洗練されたもの。ファイル名から「PM2F_202.CBB」とも。
片目のデザインはそのまま、造形はかなりソーナンスに近づいている。全身がゼリー状のような形状で、見た目はおどろおどろしい姿になっている。
このころからツインズとカゲボーズという名前が混合するようになっている。
英語では「Malbuffet」と表記されることがある。
後期のツインズ(キリンリキの進化前)
「Nintendoスペースワールド'99 ベータ版」で、後ろ姿のみ確認できる。
最終的なキリンリキのデザインにかなり近いものになっているが、全身の色合いが赤く、尻尾の先端の顔のようなものは目玉が一つだけ、角も一本だけであり、鬣がない。
それまでのツインズとは異なり、キリンリキにより近く、多くの共通点をもつ姿をしており、まさに進化前といったデザインをしている。
英語では「Girarig」と表記されることがある。
進化系
謎のポケモン「みてい05」
ツインズはキリンリキに進化する設定だったが、さらにキリンリキがレベル34で「みてい05」というポケモンに進化するという設定もあった。
「みてい05」はデザインも明らかになっていないため、今となってはどのようなポケモンだったのか知りようがない状態となっている。
関連タグ
リキキリン:キリンリキの進化形。ついでに図鑑(パルデア図鑑)の番号はツインズと同じNo.193である。
没になった主な進化前/ベイビィポケモン