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概要

アメリカ合衆国の北部ニューイングランド地方の中心的存在の州。州都はボストンで、同州最大の都市でもある。沿岸部には多くの湾があってシーフード料理に定評があり、内陸部は温帯落葉樹林を切り拓いた農地が広がる。ハーバード大学マサチューセッツ工科大学といった名門大学が立地して高等教育が盛んであり、その成果も応用してITやバイオテクノロジー産業も栄えている地域。

バージニア州を始めとした南部諸地域が主に奴隷を活用した農業による経済的成功を目的としていたのに対し、北部特にマサチューセッツ州は英国本土での宗教的迫害を避けて自由を求めて入植してきた人々をルーツとしている。このため、宗教的理念的な目的志向が強い風土である。

歴史

アメリカ史上でしばしば神格化される、清教徒たちの移民船メイフラワー号が到着し、プリマス植民地を築いた地である。その歴史はある意味ではアメリカ的理念の歴史そのものと言っても過言ではない。

のちにピルグリム・ファーザーズ、すなわち巡礼するアメリカ精神の始祖と呼ばれた清教徒たちは、英本土での弾圧を受けて大西洋を渡り、互いに平等な善に沿った法に従うというメイフラワー誓約を誓ってプリマスに上陸した。そして苦しい開拓生活で多数の死者を出しながらも翌年の収穫を得て、助けてくれたインディアンたちを招いて神に感謝する祝宴を開いた。これがアメリカの感謝祭の始まりであるとされる。そしてこの小さな開拓集落こそが、マサチューセッツ植民地、後のマサチューセッツ州のはじまりであった。

また、マサチューセッツ植民地総督を長年務めたジョン・ウィンスロップは、新大陸上陸前に丘の上の街という演説を行い、これも繰り返し後年の大統領たちが引用する高名な主張である。すなわち、マサチューセッツは誰からも目につく丘の上にある街のごとく、見られても恥ずかしくない理想的で公正な社会を築かなければならないというのである。

そして英国本国の圧政に対してボストン茶会事件を起こし、アメリカ独立戦争を中心となり戦ったのもマサチューセッツの人々である。さらに独立後、マサチューセッツ州となってからは産業の発展に伴って労働者の地位の平等が叫ばれ、奴隷解放運動の中心ともなった。要はマサチューセッツ州とは、アメリカ的な理想の聖地である。

一方で、最初の感謝祭から数年にしてインディアンの土地に侵略して戦争となり、多数の犠牲者を出している。また、近世魔女狩りの主舞台の一つともなり、セイラム魔女裁判が起こったのもこの地である。近代にはいると宗教的理由から禁酒運動も盛んにおこなわれ、禁酒法の混乱を生む元にもなった。マサチューセッツ州はアメリカ史の光と陰を今日に伝えている。


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