1773年、英国の植民地政策(特に「茶法」と呼ばれる実質増税政策)に反発した植民地(後のアメリカ)の住人が、英国領であったボストンの湾において、貨物輸送船に積まれた342箱の茶箱を海に投げ捨てた事件のこと。
「茶会」(ティーパーティー)と呼ばれるのは、船から投棄された茶葉によって海が紅茶色に染まったから…ではなく、この事件を起こした市民たちが「ボストン湾をティーポットにする」と宣言して行動を起こしたからである。
また、翻訳時にparty(この場合は一団とか一行とかの意。RPGとかのパーティーメンバーのパーティーみたいな)を、宴会、茶会などの意味と間違えて誤訳してしまったからとも。
また、2009年~2011年あたりに米国で勃興した、保守派市民による草の根運動に端を発する反オバマ・反「大きな政府」化の運動"ティーパーティー運動"もこのボストン茶会事件から名を取ったものである。