「その後は…… 旅に出ます。 もう一度 あの人に会うために……。」
概要
はるか後の現代、彼女の名は伝説となり、ラムダに降臨したふたりの女児の赤子が生まれ変わりとされて、それぞれベロニカとセーニャと名付けられた。後の双賢の姉妹である。
ローシュとは恋人同士であったが、仲間であったウラノスが邪神の影響を受けたことでローシュを殺害してしまう。邪神を倒すことができなくなったことで遥か彼方に星として封印した。
ローシュを失った悲しみを抱えたセニカは彼と再会する方法を探し、時を越える手段を知る。忘れられた塔にたどり着き、時渡りを試みるも勇者の力を持たないため失敗しそのまま力尽きてしまった。
その直後セニカはヨッチ族のような姿に変わり、以後人としての記憶を失い「時の番人」として世界を見守る存在となった。
主人公が邪神を倒した後元の姿に戻り、主人公から勇者の力を譲り受けると過去へと旅立ちローシュと再会を果たした。
性能
彼女が使用していたとされる「聖賢のローブ」「聖賢のサークレット」「ときのおうしゃく」は全てセーニャの最強装備である。
また、これらの装備は全て回復魔力の大幅な増加効果があるが、攻撃魔力への補正はほぼない。
従って、彼女は攻撃呪文が使えるにもかかわらず呪文による攻撃は初めから捨てていたと考えられる。
普通に考えればパーティ構成が勇者・賢者・戦士・魔法使いであったために回復役がセニカしかおらず、攻撃魔法は魔法使いウラノスに完全に任せて回復に専念していたと考えるのが自然である。
その一方、その魔法使いのウラノスは勇者を背後から襲う際に攻撃魔法ではなくわざわざ短剣を使用したり、魔王になった際もメラゾーマまでしか使用してこない、グランドクロスという「特技」を編み出すなど魔道士らしくない面がいくつか見られる。
それ故に、ローシュの時代は『ドラゴンクエストⅥ』や『ドラゴンクエストⅦ』のように攻撃呪文より特技の方が圧倒的に便利な環境で、それ故にセニカはMPを攻撃呪文に割くのは無駄だから回復呪文に専念し、一方のウラノスは劣等感を募らせてた結果あのような悲劇が起きてしまったと考えることもできそうである。