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概要

略称は「DH」(Designated Hitter)。


年間観客動員数を増やす目的でMLBアメリカンリーグが1973年シーズンより導入したのが始まり。

野球は本来投手を含めた9人で守備に就くのだが、指名打者は投手の代わりに打席に立つ打者として設定された。指名打者は守備には就かない(攻撃専門)ほか、このルールがあれば投手は打席に立つ必要がなく投球に専念できる。

守備に難があるが打撃が優れている選手や、助っ人外国人選手にこの役割が当てられることが多い。もちろんその日に登板していない投手登録の選手がDHに入っても構わないが、MLBでもNPBでもそのような例はごく僅かである。

このルールを採用しているのは、国際試合、プロでは上記ア・リーグのほかナショナルリーグ(2022年から)、日本・NPBのパシフィックリーグ、韓国のKBO、台湾のCPBLなど。アマチュアでは日本の社会人野球大学野球東京六大学野球連盟と関西学生野球連盟を除く)で採用。


DHは採用しないことも可能。近年の著名な例が大谷翔平で、彼が先発投手として登板する際、DH設定をせずに打席に立つことが多い。また、試合中にDHを解除して守備に就かせることも可能で、かつて大谷がDHとして出場した後、9回にDHを解除して救援登板し、セーブを挙げた例がある。

ただし、一度DHを採用しなかった、または解除した場合、それ以降当該試合中にDHを起用することはできない。


当初は投手とDHの兼任は不可とされていたが、大谷の活躍を契機として、MLBでは2022年から「先発投手のDH起用」(通称“大谷ルール“)が解禁。降板しても打席に入ったり、逆に代打がでても投手として投げられるようになった(あくまでも先発投手のみで、中継ぎやクローザーは適用されない。またDHが投手に入る時はDH制が解除され、以後の回はDHが使えない)。

この改正のきっかけとされたのが、2021年MLBオールスターゲームにおいて大谷が特例措置としてDHとして出場しながら先発投手としてマウンドに立ったことと言われている。

なお、2022年12月、プロ、アマ合同の日本野球規則委員会で“大谷ルール“の導入が決定した。これによりプロ野球のパ・リーグ、社会人野球、大学野球でDH制導入している所は適用される。(一部の独立リーグ大学野球リーグでは既に導入されている)


「指名打者は相手先発投手に対し、その投手が交代しない限り、1打席は完了しなくてはならない」(DHは0打席のまま代打を出すことは出来ない)とNPBの公認野球規則で定められている。先にDHを仮に決めておいて、当日の相手投手を確認してからその投手に有利なDHに試合開始時点で差し替える、といった戦術(いわゆる「当て馬」)を使うことはできない。

また、指名打者に代打を送る場合、ふつう代打として出た打者がそれ以降の指名打者となる。これは指名打者自体が投手の代打として出場していることによる。


リーグによって採用する・しないが分かれており、現在でも是非を巡って議論が絶えないルールの1つである。

  • 賛成派は「投手にかかる負担が他の選手よりも大きいため、少しでも公平性を保つべきである」「打撃に乏しい投手が打席に立つことで攻撃の連続性が損なわれかねないところをDHで防ぐことができる」「打線の穴が無くなることで投手が打者を抑える努力をより一層行うようになり、リーグ全体のレベル向上に繋がる」「投手を死球(特にビーンボール)から守れる」等が論拠。
  • 反対派は「そもそも9人で行うのが野球の原則であり、DHを加えると10人となることから原則に反している」「そもそもの始まりはア・リーグが客寄せのために導入したローカルルールであり、元々歴史的には存在しない制度であった」「指名打者制にすると代打を出す機会が減少する(=控え野手の出場機会自体が減少、監督が采配を振るう機会が減少)」「投手が打席に立たないためベーブ・ルースのように投手から打者に転向して大成するパターンが生まれなくなる」等が論拠。
  • 変わったところでは、伊東勤のように、日本シリーズでDHを採用するシーズンと採用しないシーズンを交互に繰り返せばよいという「隔年制」を提案する野球人もいる(かつて1985-86年で実際に採用されていた)。

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