概要
ストーリーは前作の続編ではなく、“もうひとつの物語”・・・
即ち別の話(パラレルワールド)となっている。割と重めだった前作に比べれば雰囲気は明るい方。
新たな銀河帝国を造らんと侵攻するクッパを倒し、例のごとく攫われたピーチ姫を救い出すのが大まかな流れ。
今作の拠点はマリオ顔の宇宙船。
ロゼッタではなく、チコの親分的存在であるルーバが案内役となる。
新顔のグライバードやモックなどのキャラクターが登場するほか、キノピオ探検隊やパマタリアンなどの前作と同じキャラクターや赤ボムなどの過去シリーズのキャラクターも随所に登場する。
操作やスターを集めて回るなど、基本的なシステムは変わっていないが、マリオの変身に関してはアイスマリオとフライングマリオが除外され、新たに雲マリオやゴロ岩マリオなどの変身形態が追加された。
また一部のステージのみだが、ヨッシーに乗ってプレイ可能になった。今作のヨッシーは特定のフルーツを食べて一時的に強化させることが可能であり、これを用いてステージを攻略していく。
キャラクターは基本的にマリオだが、特定の状況下、あるいはエンディング後は任意でルイージに切り替えることも可能。
さらに2Pはスターポインターからアシストチコになり一部の敵をスピンで攻撃できるようになった他、ヒントテレビやおたすけウィッチの登場によりサポートも拡充されている。
大ヒットしたスーパーマリオギャラクシーの続編ということもあり、売上本数は2021年の時点で1040万本以上を記録している。
マスターオブギャラクシー
本作の最終スターにしてマリオの3Dアクション作品全てに於いて最難関級と言ってもいいコース。いわゆるみんなのトラウマとして本作を代表している。
正確には、ワールドSの最終ギャラクシー「チャンピオンシップギャラクシー」のいたずら彗星スターであり、ここまでの全スターと彗星コインを集めることに加え、あずかり屋にスターピースを9999個預けたことがあると最後のいたずら彗星として出現する。
元のステージ自体がヨッシーや雲マリオ、スターキャプチャーにハンマーブロスなど様々な要素を盛り込んだ難関コースだったが、さらにそれをライフ1で固定かつ中間地点無しという条件でクリアしなければならない。
敵の配置なども巧妙に変化しており、1つのミスで全てやり直しとなるため心折られたプレイヤーは多い。無限1UPで残機を蓄えてから挑みたいところである。
また、BGMもウインドガーデンギャラクシー、エッグプラネットギャラクシー、クッパギャラクシープラントと前作の主要BGMになっている。もっとも、これら名曲がステージ難易度のせいでトラウマになる場合もあるが……
クリアすると晴れてマリオギャラクシー2完全制覇となり、あの人が星船マリオに来訪する他、Wii伝言板にコンプリート記念のメッセージが届く。