概要
2007年11月7日発売。マリオパーティシリーズの一つで対応機種はNintendoDSとなっている。略称は「マリパDS」。『マリオパーティアドバンス』以来の携帯機専用のタイトルでパーティシリーズでは実質10作目。ハドソンが開発に関わった最後の作品。日本国内の売り上げは216万本を記録する大ヒットとなり、後に『スーパーマリオパーティ』(あちらの日本国内の売上は317万本である)が発売されるまで、マリオパーティシリーズの中で一番高い売り上げを達成していた作品だった(海外を含むと、『スーパーマリオパーティ』が発売されるまで、『マリオパーティ8』が1番となっていた)。
モード一覧
ストーリーモード
ある夜、5つの流れ星が地上に落ちてきて、偶然マリオが流れ星の正体である「ひかるピース」の一つを拾う。翌朝、お馴染みの仲間達とこのピースは何なのかと話し合っていた時、クッパから招待状が届いた。
「いつもイジワルばかりしてゴメンね。お詫びの印にパーティをしますおいしいご馳走を用意するからマリオくん達も来てね♪ クッパ」
どうやら、いつもマリオ達に意地悪ばかりしてきたからお詫びのしるしにご馳走を振舞いたいらしい。
疑いながらもご馳走がいっぱい並べられたクッパ城に来たマリオ達だが、案の定罠だった。マリオ達はクッパの「ミニミニのつえ」で小さくさせられ「ひかるピース」を強奪されてしまう。
その後、カメックによってクッパ城より遠くに置き去りにされてしまった一行。ミニサイズになって見る景色に興奮し歓喜しながらも、クッパを倒し元のサイズに戻るという新たなる冒険にマリオ達は旅立っていった…というシナリオを基にボードゲームをしながらクッパの元に向かうモード。
パーティモード
ルールを自分好みに設定してボードゲームをプレイするモード。
マップは「ハナチャンのガーデン」、「キノピコのおんがくしつ」、「ドンキーコングのせきぞう」、「カメックのとしょかん」と、ストーリーモードクリア後に開放される「クッパのピンボール」の5つで遊ぶことができる。なお、遊ぶことはできないが、遊び方のヘルプではキノピオのふんすいのマップを見ることができる。
ミニゲームモード
大まかに6つ用意されている。
- フリープレイ…ストーリーモードやパーティモード等で集めたミニゲームで遊ぶモード。
- かちぬきバトル…決められた回数のミニゲームをして、どのプレイヤーが一番先に勝てるかを競うモード。
- バトルカップ…予めミニゲームを5つ決めた後に勝ち数を競うモード。
- スコアアタック…10種類のミニゲームをプレイして、タイムや得点に応じてもらえるポイントの合計を競うモード。
- ボスタイムアタック…連続でボス戦をして、全員倒した際のクリアタイムを競うモード。このモードのみ一人用オンリーとなっている(残りの5つは一~四人用となっている。)。
- ミニゲームブリッジ…ミニゲームで競いながら、中央のロケットを目指すモード。
エクストラモード
二人プレイ専用のモード。このモード限定のミニゲームである「ドロー&キャッチ」と「カラーテリトリー」をプレイできる。
パズルモード
旧作に登場したパズルゲームが収録されているモード。ストーリーモードをクリアすると新パズルゲームが開放される。
ダウンロードプレイ
『マリオパーティDS』のソフトを所持している人でも、 持っていない人でもプレイできるようになるマルチプレイモード(最大4人)。
ギャラリーモード
ミニゲームで出した記録やフィギュアやエンブレムなどのアイテムを確認できる。
主な登場キャラクター
プレイアブルキャラクター
ストーリーモードのキャラクター
ハナチャンのガーデンに登場。パックンフラワーに鉢植えを奪われて困っている。
キノピコのおんがくしつに登場。ティンパニをハンマーブロスに占領され困っている。
ドンキーコングのせきぞうやプロローグなどで登場。こいつらもクッパに招待されていたが、途中でカロンと出会ってしまい、ドンキーコングが石像にされてしまう。助け出すと一目散にクッパのもとへと向かっていく。
クッパ城到着後、ドンキーコングがご馳走を探し回ってクッパに激突し、そのはずみで落としたミニミニのつえを無意識に踏んで破壊。おかげでマリオ達は元に戻り、最終決戦へと繋がっていく。
カメックのとしょかんに登場。ノコじいが本に封印されたことで困っている。ボス戦ではノコじいの入った本に乗って戦うことになる。
ボスキャラクター
ハナチャンのガーデンに登場。マップではファイアボールを吐いて攻撃してくる他、ボスとしては吸い込み攻撃をしてくる。
キノピコのおんがくしつに登場。マップではティンパニを叩いてキャラをランダムに飛ばしてしまう。ボスとしてはティンパニの演奏対決になる。
ドンキーコングのせきぞうに登場。マップでは棺桶の中におり、蓋を閉じてスタートかスターの前にキャラクターを飛ばす。ボスとしては魔法のスイッチを押して倒すことになる。
カメックのとしょかんなどに登場。マップではアイテムを変える魔法などで邪魔をしてくる。ボス戦は2段階ありかなり長い戦いになる。
クッパのピンボールやクッパマス、ラスト5ターンイベントに登場。ボス戦では変身ベルトを使ってブロックの姿になって現れる。
その他のキャラクター
ミニゲームブリッジに登場。時々現れてイベントを起こしてくる。
ギャラリーモードで名前のみ登場。
アイテム
ボードゲームで使えるアイテム。従来のマリオシリーズのアイテムで他のマリパシリーズにも登場するスーパーキノコなどのアイテムは登場せず、ほとんどが新たに登場したオリジナルアイテムとなっている。ただし効果は他の作品のアイテムに似たものとなっており、『スーパーマリオパーティ』で登場したアイテムは本作のアイテムの名前が変更された物が多い。
- サイコロサイコロ
サイコロを一度に2つ振れる。他作品における「キノコ」と同じ効果。『スーパーマリオパーティ』以降は「ダブルサイコロ」として登場。
- サイコロサイコロサイコロ
サイコロを一度に3つ振れる。他作品の「スーパーキノコ」と同じ効果。『スーパーマリオパーティ』以降は「トリプルサイコロ」として登場。
- はんぶんサイコロ
1〜5の目しか出なくなるサイコロ。買値は1コインであり、ハズレアイテムとしての側面が強いが、狙い目でうまく数字を出しやすいアイテムでもある。他作品の「のろいキノコ」と同じ効果。
- ワープサイコロ
ランダムな位置にワープできるサイコロ。CPはあまり使ってこない。
- よこどりぶくろ
指定した相手からランダムにアイテム及びしかけマスを1つ奪うことができる。
- スタードカン
スターの位置に直接ワープできるアイテム。その分料金は高額。『スーパーマリオパーティ』以降は「金の土管」という名称で登場。
- ミラクルセンサー
使用後に必ず隠しブロックを叩くことができる。基本的に長いターン数設定時でないとショップに並ぶことがない。
- ミラクルぶくろ
スタードカン、ミラクルセンサー、サイコロサイコロサイコロを入手できる。こちらも長いターン設定にした上で終盤でないとショップに並ぶことがない。
しかけマス
青マス(プラスマス)、赤マス(マイナスマス)に仕掛けられるアイテム。他作品のカプセルに近いが、止まらないと効果がなく、すべて使い切りであるため使い勝手は異なる。自分や自分と同じチームメイトが仕掛けたマスに止まると5コインもらえる。
- 10コインうばいマス
止まった相手から10コイン奪う。
- 20コインうばいマス
止まった相手から20コイン奪う。
- ばしょこうかんマス
止まった相手と自分の現在位置を交換する。
- コインこうかんマス
止まった相手と自分のコイン数を交換する。最下位からの逆転には有効だが、高順位で使うと逆にマイナスになることもあるため注意が必要。
- 1スターうばいマス
止まった相手からスターを奪う。
- 2スターうばいマス
止まった相手からスターを2枚奪う。
- ミラクルコインマス
止まると隠しブロックのようにコインを大量入手できる。
- ミラクルスターマス
止まると1〜3枚スターを入手できる。
関連イラスト
関連タグ
マリオパーティ ニンテンドーDS マリオシリーズ スーパーマリオ