概要
『Newスーパーマリオブラザーズ』の通信モード専用のミニゲーム。ダウンロードプレイ対応なので片方しかソフトを持っていない場合でも遊べ、内容は双方がソフトを持っている場合と何ら変わらない(強いて違いを上げるとすればDLプレイではデータの送受信を行う必要があるので結構ロードが長いといった点が挙げられる)。
プレイヤーは各々マリオとルイージに分かれ、どちらが先に「ビッグスター」をノルマ分集められるか、残り人数を先に減らせるかを競う。当たり前だが同キャラ対決はできない。
アイテム
キーアイテム
ブロックを叩いたり、ファイアボールで敵を倒すと現れるお馴染みのアイテム。
赤コインのような役回りで、8枚集めるとランダムでパワーアップアイテムが落ちてくる。
原則としてスーパーキノコとファイアフラワー以外のアイテムはコインを集める事でしか手に入らない。
- ビッグスター
スーパースターが巨大化したような星。取得すると、破壊したオブジェクトや敵、コインなどが復活する。ルールによって3、5、10個集めれば勝ち。ちなみに残り数を有限(3、5)にして先に相手の残機が尽きた場合、規定の数でなくても勝利。
基本的にマップの特定の場所に出現するが、持っている相手を攻撃すると落とす(こちらはバウンドしながら転がり、一定時間で消える)。
- 踏まれる、体当たりされる、ダメージを受ける、ミスになる、で1つ。ヒップドロップで3つ落とす。
お互いにぶつかると両方が落とすこともあるので注意。
パワーアップアイテム
お馴染みのアイテム。スーパーマリオになれる。
特に能力は無いが、ダメージを受けても一度だけミスにならない。(ちびマリオに戻る)
こちらもお馴染みのアイテム、ファイアマリオになれる。
(初期状態とマメ以外で)ハテナブロックを叩けば出てくる事やパワーアップの中では唯一遠距離攻撃ができる事から、対戦時には重宝される。
- 青いコウラ
新アイテム。取るとコウラマリオになれる。コウラダッシュで敵に体当たりするとダメージを与えられる事や、コウラにこもっている間は一部の攻撃が効かなくなる。
しかし操作に癖があり扱いづらいのがネック。踏みつけやヒップドロップなど上からの攻撃には弱いので注意。
城コースの様な閉鎖空間で本領を発揮するロマン溢れる強化形態。コウラダッシュで相手を仕留めた際の快感は筆舌に尽くし難い。
基本的にコインを集めてドロップするのを待つしかないが、雪のコースには青いコウラになるノコノコが登場する。
取るとマメマリオになってしまう新アイテム。ジャンプ力が高くなるが、踏んでも相手にダメージを与えられなくなり、相手にぶつかると自分だけ大きくぶっ飛ばされ、(本来はビッグスターを落とすだけの)ファイアボールで即死するなど非常にハイリスクな変身。
一応、対戦ステージにもマメマリオでないと入れない場所があるが、本編と違い特に入るメリットは無い為、ほぼ罠アイテムと化している。
主にビッグスターの枚数や残機数などで有利になっている方がコインを集めるとドロップしやすい。
取ると巨大マリオになれる新アイテム。一定時間全てを壊せる無敵の変身であり、触れただけで相手にダメージを与え、スーパースターの無敵状態すらもはね飛ばしてしまう。
非常に厄介だが移動速度自体はマリオの全力ダッシュと変わらない為、障害物に引っかからずに全速力で走れば逃げ切る事が出来る。
また、コースによってはそのブロックすら破壊するパワーが逆に命取りになることも。もし相手に取られそうになったら逆に奪ってやろう。
時間が切れると元の形態がなんであれ必ずスーパーマリオになってしまう。
こちらは逆に主にビッグスターの枚数や残機数などで不利になっている方がコインを集めるとドロップしやすくなる。
取ると無敵状態になれるお馴染みのアイテム。こちらも触れただけで相手にダメージを与える。
走るにつれて移動速度が上昇し、逃げ切るのは非常に困難。
さらに巨大マリオ以外の形態とは重ねがけができ、ファイアボールで相手の動きを止めて体当たりでダメージを与えるといった嫌らしい戦法が可能。
巨大マリオとぶつかった場合はこちらが跳ね飛ばされてビッグスターを落としてしまう。(ダメージは受けない)
こちらもビッグスターの枚数や残機数などで不利になっている方がコインを集めるとドロップしやすくなる。
コース
5つの固有マップがある。コースの左右が繋がっているループ構造となっている。そのためファイアボールやコウラダッシュも画面端に阻まれることがない。
コース名は全て仮称。
草原コース
ブロックや土管の配置など『スーパーマリオブラザーズ』の1-1を彷彿とさせるのどかなコース。敵の数もクリボー数体にノコノコが一匹と少なめだが、コインが色々なところで取れるためアイテム対決の応酬になりがち。
地下コース
スタート位置以外の大部分がレンガブロックで構成されたコース。リフトを使って天井と下とを行き来したり、ノコノコのコウラを利用して敵を蹴落とすべし。巨大マリオはこのコースではやや不利かも…?
氷雪コース
雪と氷で滑りやすいコース。中央付近にはキラー砲台と大ジャンプできる回転ブロックがある。
青いコウラのノコノコがおり、コウラマリオ(ルイージ)の奪い合いになるのは必至。ヒップドロップであえて投げられる状態のコウラにして攻撃するのも手。
城コース
上下する天井に押し潰されないように気をつけながら戦うコース。閉鎖空間でボムへいをうまく使うのが勝利のカギ。
マメマリオしか入れない通路もある。
そのステージの構造上、コインを集めても巨大キノコが出現しない。
土管コース
名前通り土管だらけのコース。当然パックンフラワーが現れる。このコースだけ左右に壊せない壁があり画面のループはしないが、端にワープ土管があるためそれで左右の行き来をする。マメマリオで行ける天井裏には4枚のコインがある。
余談
『Newスーパーマリオブラザーズ』がニンテンドーDSの中でもかなりヒットしたせいかこのモードのファンが多く、有志による非公式でオンライン版が制作されている。そちらでは対戦人数が大幅に増えていたり、次回作以降で登場したアイテムも導入されているなど、かなりユニークになっている。また、本家にはないコースも追加されていたりする。
『スーパーマリオくん』でも読み切りとしてこのモードをモチーフとしたストーリーが登場している(単行本36巻収録)。