概要
『Newスーパーマリオブラザーズ』で初登場した変身。巨大キノコを取得することで一定時間この姿に変身することができる。
スーパーマリオを遥かに凌駕するほど大きなサイズになり無敵化。どんな敵や障害物、果てはゴールポールやボスさえもなぎ倒して進むことができる。壊した障害物や倒した敵によってゲージが溜まり、1目盛り溜まるごとに時間切れ時に1UPキノコが入手でき、最高で5個の1UPキノコを入手することができる。敵キャラやブロックは少なく、キラー砲台や土管は多く溜まる。
ヒップドロップをすると周りに振動が走り、時々コインやクリボーが落ちてきたり、周りのオブジェクトを振動で壊すことも可能。
ただし、狭い空間では変身することができない。また、マグマや穴などの即死系トラップでは死んでしまうので注意が必要。
時間切れ後は、巨大キノコ取得前がどんな変身だったとしても必ずスーパーマリオになる。
作品別
- Newスーパーマリオブラザーズ
1-1から登場するほか、マップ上の巨大キノコの家へ行けばキノじいがストックアイテムとして巨大キノコをくれる。
使いきってもゴール時のタイムが77・88・99のゾロ目になっていれば巨大キノコの家が出るので問題なし。そのため、いつでもどこでも巨大マリオに変身することができる。
また、先述の通りボスにも有効な変身であり、どのボスもこの変身で一回踏んでしまえば倒せる。クッパJr.だろうがサンボワームだろうがボスクリボーだろうが、果てはほねクッパでもクッパ親子でもこの変身でワンパンすることができる。
対戦モードの「マリオVSルイージ」でも無敵マリオを一方的に押し返すことができる唯一の変身であり、形勢逆転も狙える最強の変身。ピンチとなっている方がコインを集めないと登場しないが、このモードでは横取りも可能なので、いたぶり尽くすことも可能。
ただし、ブロックだらけのコースで不用意に飛んでしまうと、足場のブロックを壊して通れなくなってしまうため注意が必要。またブロックは壊せるが地形そのものは無視できないので、ステージによっては籠城されて不毛な時間を過ごす羽目になったりする。
土管から登場する以外では登場しなくなったため出番が激減。またストックアイテムに入れることができなくなるなどいつでもどこでも変身することはできなくなった。
それでも敵や物を壊す力は相変わらずで無類の強さを持つが、同作には別方向のぶっ壊れマリオが登場しているためそちらに出番を譲ったというべきか。
本作から巨大化終了時のBGMがやや変化した他、効果が切れた時に出る1UPキノコはゴールポールを潰した時に3個出るのみとなった。
ハテナブロックに入っている他、大きなウサギが持っているものもある。
複数人で変身できるようになったが、ストックアイテムに入れることはできない。また、巨大化ゲージが消えており1UPのごほうびもなくなった。
巨大マリオではなく巨大ルイージとして登場。
前作にて巨大化デビューを果たしたルイージが、現実世界でも巨大キノコを取得しこの姿になる。ハンマーで弾き飛ばしたところをマリオがタイミングよく踏みつけて攻撃するタイプのブラザーアクションとなっている。
余談
- 『スーパーマリオくん』にて
実は漫画『スーパーマリオくん』第一巻で早々にこれが出ている。『Newスーパーマリオブラザーズ』は2006年発売なので、実に15年も前に登場している(まあ「巨大化」という特段捻りのない形態だからというのもあるだろうが)。
ただし変身方法は異なっており、「ベーだカプセル」というアイテムを使用するものとなっている。
その他にも同作では「スーパーマリオワールド」編の「ニコニココイン」による巨大化(顔のみ)や「6つの金貨」編の「マクロゾーン」の金貨の力、「NewスーパーマリオブラザーズWii」編のスーパーキノコを大量に摂って変身する「メガでかスーパーマリオ」など巨大キノコ登場以前はもちろん、登場以後でも様々な巨大化方法がある。中にはただの霜膨れや殴られすぎたことによるたんこぶなどギャグ補正の影響で巨大化することもある。
- 3つで1回分
開発段階では3個取って初めて変身できるタイプだったらしい。
開発段階故に背景や地形・ブロックなどのデザインも製品版とは大きく異なっている。
- その他の巨大化について
2004年発売の『スーパーマリオ64DS』に登場したスーパーキノコは巨大化する能力となっている。本作ではデフォルトで3頭身マリオ=スーパーマリオなので、2Dマリオにおけるマリオ(ちびマリオ)は登場しないからだろう。
ほとんどの敵を触れるだけで倒せたり、普段壊せない障害物を壊すことができたりと『Newスーパーマリオブラザーズ』における巨大マリオの要素を先取りしているが、無敵ではないため、ドッスンなどに潰されるか、途中でパワーフラワーやへんしん帽子を取ると上書きされて効果が消えてしまう点に注意。この作品では残機がセーブデータに反映されず、たとえ100(最大値)でも0(実質1)でもゲームを起動する度に残機4にされるという仕様なので、これらのテクニックは重要度が非常に高い。
また巨大マリオと違って効果時間中に連続で8個以上の敵・障害物を吹っ飛ばすと以降1UPするという性質があり、スーパーキノコが2つあって10UP以上できる「バッタンキングのとりで」のシナリオ3以降は残機稼ぎに適している(シナリオ1と2はスーパーキノコの代わりに1UPキノコが出る)。
ただ周囲が奈落なので勢い余って落ちないように。また上記の事故も全部「とりで」で起きる。
ステージによっては1UPキノコが多めに配置されているが、それでも6個が最大(ファイアバブルランド)で、「とりで」の1・2は最大5個、3～7は3つ。これでも破格の高確率である。
※しかしとりでの最上階にある木に体当たりすると無限1UPが可能。
『マリオパーティ4』には対象を巨大化する能力を持つ「デカキノコ」というのがあったが、これはスーパーマリオメーカーシリーズに登場した「でかキノコ」とは異なる。
また同作には小さくなれる「チビキノコ」も登場しており、マメマリオの要素も先取りされていた。
『スーパーペーパーマリオ』にはスーパースターを取った変身の「巨大ドットマリオ」という類似した変身が登場している。ほとんどの作品は無敵マリオになるのでなかなか新鮮な光景である。
『NewスーパーマリオブラザーズWii』には登場しないが、代わりにクッパが巨大化するシーンがある。まさに対照的であり中々興味深い。
関連イラスト
関連タグ
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ギガネコマリオ…他の巨大化するマリオの変身
