概要
『スーパーマリオワールド』で登場したアイテムで、どの形態で取っても「マント羽根」を取るとこの形態に変化する。
『スーパーマリオアドバンス4』ではカードeリーダーで出現する追加コースで使用可能。グラフィックは『スーパーマリオコレクション』に収録された『スーパーマリオブラザーズ3』のものにマントをつけた格好。挙動そのものは『スーパーマリオワールド』のそれと同じなので、長時間飛行可能、水中でも攻撃可能としっぽマリオの(タヌキマリオとは別方向の)上位互換的な変身になっている。ただし、マントアタックだとブロックを破壊できないためその点で差別化はされている。
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にもワンシーンのみ登場。マリオ達が作ったCM中に登場しているが、ただの黄色い布でしかないようで、マリオ達の下には椅子が丸見えというチープな出来映えになっている。マリオ曰く全財産がかかったようだが…
攻撃
Yボタンで『マントアタック』が可能となる。この攻撃は大抵のザコは一撃で倒せる。他えば、ジャンプ攻撃数発当てなければ倒せないブルを一撃で倒したり、ファイアマリオのファイアーボールでも倒せないトゲメット、カロン、ホネメットも倒せる。踏みつけさえできない小さな飛び道具の類(ブルの投げる野球ボール等)を相殺可能なうえ、更に移動しながらも使用可能なので、直線でマントが効かない相手が居ない限り無双である。恐ろしいことに水中でも使えるので、水中コースでも問題なく進める。
ジャンプ
Bジャンプ、スピンジャンプ共にボタンを押しっぱなしにすると、「非常にゆっくり落下」する事が可能となる。
後述の飛行との併用で、本来ならチビマリオの状態だったり、ゆうどうコイン・Pスイッチ等の使用が必要な隙間のあるコース(魔王クッパの谷のお化け屋敷等)を強引にクリア可能である。
飛行
この形態の最大の目玉。通常はダッシュジャンプするとある程度飛んでそのままの勢いで落ちるが、マントマリオだとそのままグングン上昇していく(場合によっては画面に映らないとこまで飛んで行く)。放っておけば落ちるが、特定の操作でマントを展開し空を飛ぶ事が出来るのである。
この飛行はコマンドを間違えない限り永遠に可能であり、滑空して高さの調整も可能である。
コースによっては開始直後にこれを使ってゴールまで飛んで終わりにもできる(画面外に「見えない壁」がある所もあるので出来ないコースもある)。
また特定の操作で、落下して周囲の敵を蹴散らす「急降下アタック」や「ボディプレス」という攻撃手段もある。一部の通常攻撃では倒せない敵も倒せてしまう(倒した敵のグラフィックがバグるが)。
ヨッシー
ヨッシーに乗ってると飛行は出来ないが、ジャンプ等の恩恵はそのまま使用可能。これを応用してチーズブリッジの隠しゴールなど、ヨッシーでギリギリまで滑空してマリオだけジャンプで離脱という戦法がある。
また通常は青甲羅(もしくは青ヨッシーで甲羅を飲む)でヨッシーに羽が生えてBボタン連打で飛ぶことができるが、マントマリオでやるとBボタンを押しっぱなしで飛べる。
総括
青ヨッシーと組み合わせて使うと、マントマリオで殆どのコースをクリア出来てしまう。やりこみ派でなければ、ドーナツ平野以降のコースで、ノーマルのマリオやファイアマリオを使う人等殆ど居ないのでは?と思ってしまうほど、「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」的な性能である。公式ガイドブックでもこの形態を推奨している。
ただし、ジャンプ中に滞空時間が長くなりがちな点を逆手に取ったコースも存在するため、例外なく万能とまでは言い切れないし、遠距離攻撃は急降下による地響き以外使えないので、ファイアマリオの出番も失われているわけではないことは留意しておきたい。
コマンド
- マントアタック
Yボタン
- 移動しながらマントアタック
方向キー+Yボタン
- ゆっくり落下
落下中にジャンプボタン押しっぱなし
- 上昇
ダッシュ中にBジャンプ+押しっぱなし
- 飛行
上昇中に↓+←(進行方向と逆方向に)
- 滑空
進行方向側の→↓操作
- 急降下アタック
滑空したまま落下
- ボディプレス
滑空中にYボタン
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降、マリオの横必殺ワザ(フォックスのリフレクターのように飛び道具を跳ね返す技)としてマントが採用されている。
スーパーマリオくんではマントアタックがカッターにも使える様になっている。
また、ゲーム上では無敵のクッパ石像ですら余裕で破壊するマリオのパンチも効かない巨大メカクッパも倒しているというワールド編の主力変身として活躍している。