概要
マリオシリーズではお馴染みのステージの最終地点にあるドクロが描かれた旗。『スーパーマリオブラザーズ』から登場しており、マリオが掴まって旗を落とす事で次のステージに進むことができる。
ほとんどの作品で上に行くほど高得点な設計になっており、頂上をとると1UPすることができる。また、掴まった際のタイムに応じてボーナスが起きる場合もある。
作品別
- スーパーマリオブラザーズ
初登場作品。基本的なシステムはこの時点で完成していた。デザインは白地に緑のドクロが描かれている。ゴールボーナスは下一桁が1、3、6の時に対応する数に応じて花火が打ち上がる。1発500点。
デザインや基本的な内容は『スーパーマリオブラザーズ』と変わらない。ゴールボーナスはコインの下一桁とタイムの下一桁が一致した際に花火が打ち上がる。1発500点
『スーパーマリオブラザーズ』と『スーパーマリオブラザーズ2』に登場。ボーナスは上記と同じであるものの、デザインが緑地に白のドクロと逆になっている。
カードe+コースの『スーパーマリオブラザーズ』リメイクコースに登場。原作通り掴まることができ、頂点では1UPできるものの、本来のゴールはその後ろにあるゴールパネルであるためゴール扱いにはならない。デザインはスーパーマリオコレクションのものになっている。
アクションシリーズではかなり久々の登場。デザインが一新され、黒地に白のドクロのデザインになった。また、裏ゴールのポールは赤地に白のドクロのデザインになっている。
本作でアクションシリーズ初のゴールポールの破壊ができるようになった。
ゴールボーナスは下二桁が一致した際に起き、11〜33の場合はアイテムハウスが、44〜66の場合は1UPキノコハウス、77〜99の場合巨大キノコハウスがスタート地点に出現する。また、対応する数に応じて花火が打ち上がる。
裏ゴールポールの砦が灰色に近いデザインになった以外にデザイン面の変化はあまりない。ヨッシーと一緒に乗ってゴールすると、ゴール後に手を振ってくれる。
ゴールボーナスはこちらも下二桁が一致した際に起き、11、22の場合はキノピオの家(赤・アイテムミニゲーム)が、33〜88の場合はキノピオの家(緑・1UP)が、99の場合はキノピオの家(スター・スーパースター入手)がそれぞれ出現する。対応する数に応じて花火が打ち上がるのも同様。
3Dマリオシリーズに本格的に登場。本作では掴まった際にドクロの旗がMマーク(ルイージの場合はLマーク)に変わり、Mマークの旗を持ち上げる演出に変わっている。また、頂点でゴールすると1UPに加えて旗が金色に変化するようになっている。金色の旗も収集要素の1つで、全ステージで金色の旗を達成しないと最終ステージに挑むことができない。
本作では砦ステージや飛行船ステージ、城ステージにもやや大きめなゴールポールがあり、全ステージで掴まってゴールすることになる。クッパ城のラストではピーチ姫がゴールポールにくくりつけられた状態で捕まっており、マリオが掴まることで助け出す粋な演出になっている。
コインラッシュモード時は頂点ボーナスが1UPではなく、コイン枚数2倍に変更されている。
ゴールボーナスは各ワールド数と対応するタイム下二桁(W-1→11、W-2→22、W-3→33、W-4→44、W-5→55、W-6→66、W-キノコ→77、W-フラワー→88、W-スター→99)を揃えることで、ワールドの最初にレインボーコースが登場する。レインボーコース内ではコインがたくさんもらえる他、赤コインを集めるとゴールドフラワーをストックすることができる。当然対応する数に応じて花火のおまけ付き。
ゴールボーナスは花火の他、下二桁を揃えることで対応するマップアイテムがもらえる(11〜33がスーパーキノコ、44がファイアフラワー、55がアイスフラワー、66がマメキノコ、77がスーパードングリ、88・99がスーパースター)。
『NewスーパールイージU』には様々な隠しルイージがいるが、ポール前の階段にいたり、中にはゴールボーナスを起こさないと見つけられないルイージも存在する。
本作でも『3Dランド』のようにほぼ全ステージにゴールポールがある。ラストコースに突入するためには全ステージで金色ポールクリアが必須となっている。また、それぞれのキャラクターで全コース金色ポールクリアを達成すると、対応するキャラクターのハンコを入手することができる。
なんと本作ではゴールポールが羽根を生やして逃げ出すという異例の自体も発生する。
『スーパーマリオブラザーズ』スキンと『NewスーパーマリオブラザーズU』スキンに登場。本作ではカメックの魔法を受けると消失してしまう。カメックを倒すことで元に戻すことができる。
ミニゲーム「コッキョージャンプ」の背景デザインとして登場。ジャンプをするたび旗が上がり、上がりきったら成功という普段とは逆の流れになっている。また、成功時には花火が上がる演出もある。
また、リトルキノコのキノコ王国大使館前にも初代のゴールポールに似た旗がある。ジャンプで掴まることで例の通り旗を降ろしてゴールっぽい動きをすることもできる。
幕間のクッパパートに登場。緑地に白い星がついたデザインになっている。通常時ならマリオのように飛びついてゴールすることができるが、骨付き肉を最大まで食べた状態でぶつかると巨大マリオでぶつかった時のようにそのまま吹き飛んでしまう。
ポール越え・ポール抜け
一部作品ではゴールポールを飛びこすことでゴールをせずに砦の向こう側に行けたり、下から壁抜けを使うことでゴールポールの後ろに抜けてしまう裏技(バグ技)が存在する。
3D作品ではそういったことはできないものの、『3Dランド』など一部の作品ではポールの後ろの砦にスターメダルなどが隠されている場合がある。
その他のゴール
斧
『スーパーマリオブラザーズ』の城ステージにおけるゴール。主にクッパ戦にあることが多く、取ると橋が崩れるようになっている。
近年の作品だとスイッチに置き換わっていることも多い。
『NewスーパーマリオブラザーズU』ではそのスイッチと斧が合体した仕掛けが登場しており、スイッチを押すと斧が橋に振り降ろされ橋が崩れるというシステムとなっている。
ゴールパネル
『スーパーマリオブラザーズ3』のゴール。キノコ・フラワー・スターの3枚がルーレットで回っており、ゴール時にランダムで入手できる。3枚集めることで1UPでき、3枚絵柄を揃えることでキノコなら2UP、フラワーなら3UP、スターなら5UPすることが可能。この時揃えたマークが花火のように打ち上げられる。
また、2人プレイ時ならミニゲームでのパネルの奪い合いも可能。もちろんそちらで3枚揃えても1UPすることができるし、協力してマークを揃えてもいいだろう。
『スーパーマリオメーカー』ではさらに1UPキノコパネルが追加されている。
マジックボール
『スーパーマリオブラザーズ3』の砦コースにおけるゴール。ブンブンが持っている?マークの緑色の玉。『スーパーマリオワールド』でもとあるステージに登場する。
ゴールバー
『スーパーマリオワールド』に登場するゴール。ラグビーのゴールに似ており、クリアするにはくぐるだけでいいが、バーを切る高さに応じて最大で50個のゴールスターが入手できる。ゴールスターを100個以上集めるとマリオの人数を増やせるビンゴに似たボーナスミニゲームに挑戦できる。
ゴール時の画面内の敵やアイテムによってマリオの人数が増えたりアイテムが手に入る他、頂点でバーを切ると3UP。
『スーパーマリオメーカー』では頂点部分で切ると1UPできるようになっている。
鍵
一部のゲームでゴールとして登場。主にボスクリア時に入手したり、別ルートのゴールに必要。
『スーパーマリオワールド』では鍵穴まで運ぶ事で隠しゴールのクリアになる。
『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオ64DS』ではボスステージをクリアするとクッパなどが落とすことがあり、エリアやキャラクターを開放できる。
Newスーパーマリオブラザーズシリーズでは城コースをクリアすると入手可能。
マスクゲート
『スーパーマリオUSA』に登場した鷹の顔のようなゴール。キャサリンなどが持っている水晶玉を入手することで口が開く。
なお、あるステージでは……
パワースター・グランドスター
『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオギャラクシー』などにおけるシナリオ上のゴール。これらを獲得することでステージ、もしくはワールドをクリアすることができる。
シャイン
『スーパーマリオサンシャイン』におけるシナリオ上のゴール。上記のパワースターやグランドスターと同じ。
ゴールブロック
『スーパーペーパーマリオ』におけるシナリオ上のゴール。スターが虹色のブロックに囲われており、マリオ達がこのブロックを叩く事によって一部のステージを除き、ワールドをクリアする事が出来る。
コメットのかけら/ロイヤルシール
『ペーパーマリオスーパーシール』におけるシナリオ上のゴール。
コメットのかけらは各通常コースに置かれているゴール。1コースに何個か隠されており、叩いて入手することで新たなステージが開放される。中にはペパライズしないと出現しないものもある。
ロイヤルシールはボスを倒すことで入手できる。手に入れるとアルバムのページが増える。
小(リトル)ペンキスター/大(ビッグ)ペンキスター
『ペーパーマリオカラースプラッシュ』におけるゴール。『スーパーシール』と同様に小ペンキスターは通常ゴール、大ペンキスターはボスステージのゴールである。
ゴールルーレット
『ヨッシーアイランド』シリーズに登場するゴール。最終地点にある輪をくぐるとゴールになり、スペシャルフラワーのある位置に止まると様々なボーナスをゲットできるミニゲームに挑戦できるようになるルーレットになっている。このルーレットの「あたり」はステージ中に獲得したスペシャルフラワーの数に応じて増える。
漫画におけるゴールポール
『スーパーマリオくん』単行本第49巻にてようやくゴールポールを題材にした話が描かれる。マリオやルイージ本人達も長年の連載の中でゴールしたことがなかったと感じており、ゴールポールでの初ゴールをするために奮闘する話になっている。
ちなみに、単行本40巻収録の『スーパーマリオブラザーズ』の読み切り漫画や単行本44巻の表紙ではマリオがゴールポールに掴まっていたり、『スーパーマリオワールド』のゴールバーならマリオも触ってゴールしたことがある。