この記事は、ゲーム『マリオシリーズ』に登場する毒キノコについて掲載します。普通の毒キノコに関してはこちらを参照。
概要
毒キノコとは、マリオシリーズに登場するパワーアップアイテム。
これを取ると、マリオは「ポイズンマリオ」となり、毒の球であるポイズンボールを放って敵に攻撃する事が出来る様になる。(ルイージの場合はポイズンルイージとなる)。
近年では、毒の沼地帯をスイスイと泳ぐ事が出来る様にもなっている。
関連タグ
…というのは、真っ赤な嘘である。
真の概要
初登場は『スーパーマリオブラザーズ2』で、本作が「『スーパーマリオブラザーズ』と明確に差別化された要素の一つ」となっているアイテム。
マリオ(ルイージ)が取った瞬間、ダメージを受けてしまう仕様となっており、スーパーマリオやファイアマリオが取れば、ちびマリオへと戻ってしまい、そのちびマリオが取れば1ミスになる仕様となっている言わば罠アイテム。
近年では、「小さくなってしまう」という共通点を持ったアイテムとして『マメキノコ』が登場しているが、こちらは「ジャンプ力が強化される」というメリットがあるのに対し、毒キノコの場合はダメージを受けるだけで基本的にメリットは一切無い。
スーパーキノコや1UPキノコに比べるとやや暗い色合いをしているだけと、あまり違いのないデザインとなっており、それ故にゲームを初プレイするプレイヤーにとっては初見殺しな物となっている。おまけにスーパーキノコと同様に移動スピードはクリボー達よりも早く、踏み潰しやファイアボール等で排除する事も不可能な為、敵キャラクターとして見るなら非常に厄介な存在と言えるだろう。
しかし、『スーパーマリオコレクション』に収録されたリメイク版の『スーパーマリオブラザーズ2』や、それ以降に発売された作品に登場する際は、紫色をベースにした禍々しい色合いや目つきをしている等、毒キノコに相応しい凶悪な雰囲気を持った物となっており、差別化は容易に可能となっている。
実はアクションシリーズではあまり登場機会が無く、『スーパーマリオブラザーズ2』(及びそのリメイク)を除くと代表的な登場作品は『スーパーマリオ3Dランド』しかない。しかも後者の場合だと、一度出現するとマリオに食わせようとしつこく追い掛け回してくるという新たに面倒な特性まで持っている。
だが、それでも罠アイテムとしての面白みがある為か、アクションシリーズ以外の作品ではその後も何度かちょくちょくと登場しており、知名度は上がっている。
各作品の役割
マリオカートシリーズ
『スーパーマリオカート』にのみ登場。
マリオグランプリでCPU状態のピーチ姫とキノピオが設置する形で使用してくる妨害アイテムで、取ると縮んでしまう。
前方からの設置はある程度の予測が出来る為に避け易いのだが、後方からの設置だとギリギリで回避しないといけない展開も少なくない為、非常に厄介。
おまけに誤って取ってしまった場合だと、小さくなった挙句に後方からの車両に更に踏み潰されてしまうという二重の意味での厄介さもある等、単純にスピンだけさせない分、登場する妨害アイテムの中でもかなりのタイムロスを強いられる嫌な物となっている。
デザイン的には『スーパーマリオブラザーズ』に登場したスーパーキノコに若干似ている。
ペーパーマリオシリーズ
基本的に使用者を毒状態にするという明らかなハズレアイテムとして登場する。
ただし、料理の素材としては結構優秀で、「いつまでもふたりで」と合わせることで経験値稼ぎに使える「しれんのなべ」が生成できたり、回復アイテムとして使える「ウルトラキノコ」の精製などはこれを使うと作りやすい。
『ペーパーマリオRPG』では緑色をベースにしたデザインになっており、たまにHPを全回復するギャンブル要素がある。また、スロットで毒キノコが揃ってしまうとHP・FP・スターポイント・観客が半分になってしまうというとんでもないハズレ効果がある。
『ペーパーマリオスーパーシール』でも相変わらず毒状態にするアイテムとして登場するが、本作では毒状態を攻撃してきた相手に移すことができるのでまるで使えないわけではないが、毒を移すことになるとパーフェクトボーナスはもらえなくなってしまう点に注意。W2-1にある扉を開くのに必要。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。
スーパーキノコよりも色が若干黒ずんでおり睨んでくるような目つきをしているが、戦闘中はかなりわかりづらくなっている。
取ると小さくなって吹っ飛びやすくなり、攻撃のリーチが短くなる。同時に機動力も下がるが、キャラによっては一部の技の機動力が逆に上がったりする。
逆に当たり判定も小さくなるので、攻撃を避けやすくなるのがメリットと、単なるマイナスだけのアイテムでは無くなっている。
その他作品
ドンキーコング(GB版)
主にジャングルのステージ等で登場。文章表記ではキノコとなっているが、マリオを小さくしてしまう効果等から毒キノコとほとんど同じ効果である。
ドンキーコングもしくはドンキーコングJr.が投げつけてくる。これを取って小さくなってしまうと、物が持ち上げられない、梯子を上れない、バック転が出来なくなる等、多くの制約を科せられる事になるが、逆にこのサイズにならないと通過出来ない場所もある等、うまく活用せざるを得ない部分もある。
ちなみに、エンディングではスーパーキノコと同様にマリオを大きくするキノコが登場する。
ルイージマンション
ルイージが取ってしまうと小さくなる仕様で、実質的には毒キノコと同じ効果である。
また、取って小さくなる際にコイン数枚を落としてしまい、更にオバキュームを使用出来なくなってしまう事でオバケに対して無力になってしまう等、プラスとなる利点が一切無い、完全なマイナスアイテムとなっている。
類似アイテム
取るとダメージを受ける効果のもの
くさったキノコ…『スーパーマリオメーカー2』にてシーンスキンを地上+夜に設定すると出現するようになるアイテム
体を縮める効果のもの
その他の効果
キノコ…『スーパーマリオRPG』にてモンスタウンで武具屋を営むクリジェンヌの子供達が「お手伝い」として売ってくれるアイテム。一見すると普通の回復アイテムのキノコにしか見えないが、実は使ってしまうとキノコ化してしまうというとんでもない物となっている。お手伝いを頑張る子供達には悪いが、絶対に買わない様に。
真の関連タグ
毒キノコ:一般的な毒キノコはこちらを参照。