概要
初登場は『スーパーマリオブラザーズ3』。
取るとタヌキの耳としっぽが生えて、パワーメーターをMAXまでためると一定時間空を飛ぶことができ、空中でボタンを連打するとゆっくり降下できるようになる。
なお、厳密にはこの縞々しっぽはタヌキではなくアライグマの特徴だったりする。
英語名は「Super Leaf」。
登場作品
スーパーマリオブラザーズ3(1988年)
初登場作品。取ると「しっぽマリオ」/「しっぽルイージ」に変身する。
原作ではアクション面で登場する際は茶色、マップアイテム版は緑色だったが、『スーパーマリオコレクション』をはじめとするリメイク版ではどちらも茶色に統一された。
上位アイテムとして「タヌキマリオ」に変身する「タヌキスーツ」があり、そちらは「地蔵マリオ」に2段変身が可能。
なお、英語圏ではタヌキが生息していないため、しっぽマリオは「Raccoon Mario」(アライグママリオ)、タヌキマリオはそのまま音写した「Tanooki Mario」になっている。
前述のようにしっぽの特徴で言えばむしろアライグマの方が正しかったりする。
マリオカートDS(2005年)
レトロコースのグランプリに「このはカップ」が登場。新規コースでいうとスターカップに準じる。
今作のこのははデザインが変更され、『3』をベースに左上が虫食いのように欠けているというデザインになった。
このデザインは続編の『マリオカートWii』にも登場している。
スーパーマリオ 3Dランド(2011年)
約23年ぶりにアクションゲームの新作にアイテムとして登場。
今作ではしっぽマリオではなく、タヌキマリオに変身する。また、ルイージの場合はタヌキではなく「キツネルイージ」に変身するようになっている。
残念ながら今回は飛ぶことはできないが、今回はボタン長押しでゆっくりと降下することができるようになっている。この仕様は今作以降のシリーズでも引き継がれるようになる。
今作からデザインが変更され、『マリオカートDS』同様虫食いのように欠けている他、他のアイテム同様目が付き、全体的に丸みを帯びたまとまりのある形になった。色合いも明るめの茶色と濃い茶色の二種類が縞模様になっている。以降のシリーズもこのデザインで統一されるようになる。
「地蔵マリオ」に変身できる特殊な「地蔵このは」も登場し、こちらは石の葉っぱのようなデザインになっている。また5回ミスすると、アシストブロックが出現し「無敵このは」というアイテムが使えるようになる。これを取ると、常時無敵状態となる「しろタヌキマリオ」に変身することができるようになる。無敵このはは、ストックすることも可能。この変身とアイテムは『3Dワールド』にも登場する。
マリオカート7(2011年)
今作ではアイテムとして登場。
カートに一定時間しっぽが生えて、後ろからの攻撃をしっぽで防いだり、弾き返すことができる他、ライバルを転倒させることができる。連打もできるが、使う度に連続でミニジャンプをするため減速していく。あまり闇雲に連続せず、ここぞというときに使った方が良い。
ただし、自分がダメージを受けたり、しっぽに攻撃が当たると消えてしまう。
Newスーパーマリオブラザーズ2(2012年)
今作では新作マリオとしては24年ぶりにしっぽマリオ/しっぽルイージに変身するアイテムとして登場する。
パワーメーターも復活し、助走をつけて飛ぶことが再びできるようになった。かつ長押しで飛べるので、『3』のときよりも使いやすくなった。
なお、ルイージが取ると3Dランド同様にキツネの耳としっぽが生える。
今作も無敵このはは登場するが、今作はタヌキマリオが存在しないため、代わりに「しろしっぽマリオ」に変身するようになった。効果は基本的にしろタヌキマリオと同じだが、パワーメーターがたまるのが早く、更にマメマリオのように水の上を走れるようになるという効果を持っている。
スーパーマリオ 3Dワールド(2013年)
上記の『3Dランド』同様、タヌキマリオとなる。
タヌキピーチとタヌキロゼッタはドレスがドロワーズのようになる。そのためピーチは『3Dランド』の写真内で変身していたときと姿が異なる。なお他の4人はタヌキだが、ルイージは相変わらずキツネのままである。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U(2014年)
初めてマリオシリーズ以外にアイテムとして出演することとなり、様々なファイターにタヌキ耳や縞々しっぽが生えるようになった。
また、今作のルイージはキツネではなく他のキャラクターと同じタヌキ耳としっぽに戻っている。
ちなみに、リュウがこれを取ってホバリングすると、阿修羅閃空の発動と似た姿勢を取るという小ネタがある (厳密にはリュウのジャンプのモーションが阿修羅閃空に似ているだけで、原作 (ここでは『II』) でも同じモーションである。むしろ、阿修羅閃空のモーションがジャンプモーションを流用したと思われる) 。結果、『タヌキの波動に目覚めたリュウ』などと一部のプレイヤーからネタにされることも。
上記のイラストのように、ウサギずきんと並んで女性陣につけるプレイヤーが多い。
パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション(2015年)
緑色のドロップとして登場。
なお、緑色のスーパーこのはは、FC版『スーパーマリオブラザーズ3』以来27年ぶりの登場となる。
スーパーマリオメーカー(2016年)
「スーパーマリオブラザーズ3」スキン用の飛行アイテムとして登場。原作とほぼ同じ。
スーパーマリオメーカー2(2019年)
ルイージはスキンが3基準であるためタヌキに戻っている。
マリオカートツアー(2019年)
2021年以降に参戦したタヌキマリオ・タヌキロゼッタ・キツネルイージのスペシャルスキルとして登場。旋風と共に勢いよく木の葉が舞い、相手を吹き飛ばす。