阿修羅閃空
あしゅらせんくう
作品によって細部は異なるが、おおまかに腰を落として大股で構えた後、片足を上げて拳を前に構えたまま、滑走するように残像を描きながら前後に移動する。
ちなみにこの移動ポーズは初出作品でジャンプ動作に使われている1フレームを流用して作られたのが始まりである。
また一部作品では後退時のモーションが異なり『風神雷神図』の雷神のように片足で直立して片腕を下げ、もう片方の腕を肘を突き出すように上げた体勢で下がる。
こちらの動作の元ネタは恐らく中国の鬼神像などでポピュラーな、片足を上げた密迹金刚のポーズ。国内では青森ねぶた祭りでよく同ポーズの阿修羅の山車が作られている。
いわゆる移動技。そしてそのジャンルの大家というべき技でもある。
発生時は完全な無敵状態であり、相手の攻撃を回避しながら背後を取って反撃に出ることに長けている。ただし、技の終わりに隙が生じるため、乱用は自身の危機を招くだけなので注意。
シリーズによって微妙に性能が変わり、発生時以外にまったく無敵判定が無い場合もあれば、発生から終了まで完全に無敵なケースも存在する。
【レバー右・下・右下or左・下・左下 + パンチorキック全押し】というコマンドの都合上、他の技が誤爆しやすい点も気を付けたい。
リュウ(殺意の波動に目覚めたリュウ)
元は海外版の隠しキャラだったが、現在では『ストリートファイター』の正史に重要な意味を成す存在。
グラフィックが一新されたスパIV以降では豪鬼とは構えが多少異なっており、移動中は前傾姿勢となる。
なお、リュウのゲスト参戦したスマブラでは、スーパーこのはを取得してホバリングを行うと、阿修羅閃空の発動と似た姿勢になるという小ネタがある。誰が呼んだか“狸の波動に目覚めたリュウ”。
ルガール・バーンシュタイン(ゴッド・ルガール)
『CAPCOMvs.SNK 2』で豪鬼と戦い、殺意の波動を吸収したルガール。
技名は「ゴッド・レーン」に改名されている。モーションも変わっており、やや片足を上げたまま腕を組んで移動する。