マリオ!オレたち兄弟の力、思い知るがいい!!!
概要
英語表記:Koopa Bros.
『マリオストーリー』に登場するステージ1のボス。初登場はプロローグ終盤であり、クッパを除く本作のステージボスの中では最も出番が多い。
バンダナを被った、レッド・ブラック・イエロー・グリーンの4人組のノコノコ戦隊かつ4兄弟。元々はノコノコ村に住んでいる一般住民だが、刺激を求めてクッパ軍団に入ったとのこと。ノコブロスの砦に住み着き、そこでピンキーを始めとしたボム兵たちをこき使っているほか、クッパの命令で星の精の1人・チョールを捕らえている。
他種族であるキノピオへの変装も可能であり、デアールの魔法で正体が見破られるまではノコノコ村への道を塞いでいた。
対決時にはクッパそっくりなハリボテに入り込んで挑んでくる。ただし戦闘前にノコブラックがうっかりマリオの前に姿を現したり直前の打ち合わせが丸聞こえだったりとグダグダな為、プレーヤー視点からバレバレである。防御力こそ高いものの、前座ということもあって攻撃力が低いのでガードすればノーダメージ撃破可能だが、今までの敵と比べるとガードのタイミングが掴みにくいので油断するとここでHPを削られる。
ハリボテを破壊するとノコブロス4人と直接対決となる。得意技は4人が上に重なり高速回転しながら突進する合体技「ノコブロススクリューアタック」。合体技に参加したメンバーの分だけ威力が上がるので危険。その際、リーダーであるノコレッドが指示をするが、眠りやひっくり返し等で誰かが動けない場合には、他の誰かが指示することもある。
…実は重なっている時にジャンプ以外の攻撃を受けるとバランスが崩れ、ここでもう一度攻撃を受けると合体を無理やり解除させることができる。また、ピンキーのわざ「バクハツ」だったら1撃で合体解除可能なので隠れた天敵だったりする。他にはあまり知られていないが「かみなりゴロゴロ」でも合体解除可能。
後述のものしりに書かれている通り、彼らの個々のステータスは普通のノコノコに毛が生えた程度であり、しかも合体解除後は全員ひっくり返って1ターン動けなくなるため、あとは「ファイアフラワー」等の全体攻撃アイテムを使用すれば楽に倒すことができる。
だが、起き上がっているメンバーが二人以上いると再び合体し、合体したメンバーが後ろにいた場合ハンマーやバクハツを当てられなくなるので地味に厄介。
マリオ達に敗北した後はバトルの舞台となっていた部屋の吹き抜けから落下し、ボム兵達を閉じ込めていた檻に逆に自分達が閉じ込められる羽目になる(しかもピンキーが破壊した穴が塞がれているので自力での脱出が不可能という有様)。
その後も恨み節を書き連ねた手紙をマリオに送りつけたり、強敵と名高いあのゼニノコーと過去に喧嘩をしていた事が判明したりと、少ないながらも地味に存在を思い出させるイベントが用意されている。
ステージ8では、「スーパー ウルトラ ノコブロス・ザ・グレイト」として再登場。強化されたらしいが、戦闘寸前でコワッパが乱入し、強化版の彼らとは戦うことができない。
マリオシリーズの敵側の戦隊風キャラということで、どことなく『スーパーマリオRPG』に登場したオノレンジャーを連想させる。ちなみに両者の色はオノレンジャーの5色-ピンクと極めて酷似している(ノコブロスに女性いないし……)。
なお、その風貌から『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』が元ネタではないかという噂もある。実際、海外版ではノコブロスの個人名がそれぞれ「色+Ninjakoopa」なので関連性が高い。
実力は高いものの、コワッパに瞬殺されたり、ゼニノコーにいつも喧嘩で負けていたなど少々かませ犬気味な描写もある。
クリオのものしり
クッパ???
クッパ…?
でも なんか ダサイよ
もともと ダサイけどさ…
さいだいHPは『10』で
こうげき力は『1』ぼうぎょ力は『1』だ
クッパって こんなのだったっけ?
なんだか 話できいていた クッパとは
ちがうかんじが するなぁ
ノコブロス
合体している ノコブロスだ
さいだいHPも こうげき力 ぼうぎょ力も
ちょっと わからないな
合体しているメンバーで
『スクリューアタック』っていう
こうげきを してくるよ
ハンマーなんかで グラつかせたあとなら
どんな こうげきをしても
合体が とけるよ
バクハツを 使えば いっぱつで
合体を とけるんだ
ひっくりかえせば こっちのものだ
1体ずつ たおしちゃえ!
ノコレッド
ノコレッドだ
ノコブロスたちの リーダーだ!
…でも ただの ノコノコだよ
さいだいHPは『5』で
こうげき力は『1』 ぼうぎょ力は『1』だ
ぼうぎょ力が すこしあるけど
ノコノコと いっしょで
ジャンプで ひっくりかえせるんだ
おきあがったメンバーで 合体して
『スクリューアタック』を してくるから
できるだけ はやく ひっくりかえそう!
ノコブラック
ノコブラックだ
黒って けっこう カッコイイかも
さいだいHPは『5』で
こうげき力は『1』 ぼうぎょ力は『1』だ
ぼうぎょ力が すこしあるけど
ノコノコと いっしょで
ジャンプで ひっくりかえせるんだ
おきあがったメンバーで 合体して
『スクリューアタック』を してくるから
できるだけ はやく ひっくりかえそう!
ノコイエロー
ノコイエローだ
黄色といえば カレーだけど
かんけいあると おもう?
さいだいHPは『5』だ
こうげき力は『1』 ぼうぎょ力は『1』だ
ぼうぎょ力が すこしあるけど
ノコノコと いっしょで
ジャンプで ひっくりかえせるんだ
おきあがったメンバーで 合体して
『スクリューアタック』を してくるから
できるだけ はやく ひっくりかえそう!
ノコグリーン
ノコグリーンだ
見た目は ふつうの ノコノコだよ
さいだいHPは『5』で
こうげき力は『1』 ぼうぎょ力は『1』だ
ぼうぎょ力が すこしあるけど
ノコノコと いっしょで
ジャンプで ひっくりかえせるんだ
おきあがったメンバーで 合体して
『スクリューアタック』を してくるから
できるだけ はやく ひっくりかえそう!
BGM
曲名は「ノコブロスアタック!」。『スーパーマリオブラザーズ3』のブロス戦BGMをアレンジしている。
余談
- 公式イラストではノコブラックの色が若干青くなっており、また発売前のゲーム画面では青いノコノコがリーダーを務めているらしきシーンが存在する事から、ファンの間で「当初はノコブラックではなくノコブルーが当初メンバーに入っていたが、同じ青いノコノコであるカメキと被ってしまう事から青から黒に変えたのでは」と考察されている。なお、元ネタ疑惑のタートルズも青がリーダーである。
スーパーマリオくんのノコブロス
原作通りノコブロスの砦のボスとして登場。
「この手の漫画に登場するチームキャラの1人はギャグキャラになる」という例に違わず、メンバーの中で唯一、ノコイエローがギャグキャラになっている。
最初はゲーム通りクッパのハリボテで登場するが、偽物であることがすぐにマリオにバレてしまったため、それを知らなりフリをしていたマリオに、ふざけて何度も呼び出されたため、大破する。
その後は合体技の「スクリューアタック」でマリオ達を苦しめるが、上記のノコイエローが弱点をバラしてしまったことで崩れてしまい、バラバラになったところをカメキの「シュビビンコウラ」で倒される。
学年誌版(マリオストーリー特別編)ではキノピオやルイージ、ピーチ姫やヨッシーに変身しマリオを騙そうとしたものの、ノコレッドの変身がいまいちで甲羅が見えたり、口がノコノコのものだったりしてしまったため怪しまれ、さらに罠も不発に終わったうえ逆に引っかかってしまうほどマヌケ。直後にカメキが合流し正体がバレたものの、落とし穴を使ってマリオたちを閉じ込めることに成功する。
その後はノコブロスの砦にクッパ本人が来てしまい、変身する間もなく出番がなくなってしまった。
また、1巻の13話ではノコブロスに似たコンセプトのノコノコチームである「ミュータント忍者戦隊ノコノコマン」が登場しており、向こうも変装が出来るという共通点を持つが、変装の際に甲羅がそのままだったり、黒ではなく青ノコノコがメンバーに入っている、顔につけるバンダナが頭頂部まで広がっていないという相違点が存在している。
「ミュータント忍者戦隊」の名の通り「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」が元ネタであるため、青ノコノコがリーダーである(「ノコノコマン」の方は、電子戦隊デンジマンなどの戦隊名のパターンの1つ「◯◯マン」が元ネタである)。