レッド「この世の悪を 守るため!」
ブラック「人々の心に、にくしみと悲しみを もたらし、」
グリーン「こんとんとした はめつの世界を 作るのよ。」
ピンク「それが、私達のはかなくも美しい りそうきょう。」
イエロー「我等、カジオー せんたい!」
全員「オノ レンジャー!!」
レッド「このスターピースは、人々に希望をあたえる星! こんな 物騒なものを、お前達に わたすわけにはいかない!!」
概要
『スーパーマリオRPG』の敵勢力でもあるカジオー軍団の一員。
レッド、ブラック、イエロー、グリーン、ピンクのメンバーからなる五人組の悪の戦隊で通称「鍛冶王戦隊オノレンジャー」。
戦隊らしくオノフォースという巨大戦艦も所有しており、各地への移動の他にピンチの時は最後の手段として起動させる。
後述の情けない理由で戦線離脱するため常にまとまりがなく、そのためグリーンの内心から戦隊解散の危機に陥っている事がわかる。
他の軍団の一員の例に漏れず、ラストダンジョン「武器世界」では量産型が登場する。
ただし、オリジナルと比べて体力が低くレッド・グリーン・ピンクかブラック×2・イエロー×2のパターンで戦う事となる。
メンバー紹介
レッド
チームのリーダーで熱血漢だが、ポーズや口上や立ち位置をよく間違えるドジな一面がある(リメイク版ではボス戦時のムービーでグリーンの左隣に立ち、次のカットで真ん中に戻っている)。
他のメンバーが2人戦線離脱すると「きはくアップ」で攻撃力を上げるためメンバーの中で特に仲間想いかもしれない。
量産型も含めて氷属性が弱点ではあるがリーダーを務めるだけあって全体的に能力が高く、量産型は「こんじょうアップ」も使う。
倒された時は目が回った事を理由に戦線離脱する。
リメイク版のモンスターリストでもリーダーなのにちょっとそそっかしい事が明記されており、この一面は量産型でも変わっていない。
ブラック
サングラスをかけたチームのサブリーダーでニヒリストだが、後述の一面もあってオノレンジャーらしくやっぱりどこか抜けている。
1ターンに2回行動で攻めてくる上にスペシャル技を喰らった時はカウンターで「ばくだんゴロゴロ」を使用する厄介な特性を持つため迂闊に全体攻撃をするとピンチになりかねない。
量産型も含めて弱点は雷属性で、魔法防御力は40とメンバーの中では低めなのである程度までHPを減らしたらマロの「かみなりドッカン」で攻撃するといいだろう。
レッド曰くサングラスは安物のようで倒された時はサングラスが割れた事を理由に戦線離脱する。
リメイク版のモンスターリストによると安物のサングラスは100円ショップで買ってきた事が判明しており、量産型となるとサングラスも共に量産されてサングラスを買う必要がなくなった事に嬉しく思ってる模様。
イエロー
語尾に「ゴワス」を付ける巨漢の食いしん坊でいつもおおらかで細かい事は気にしない性格。
見た目通りHPと物理方面のステータスが高めの典型的な戦士タイプで自分に物理攻撃してくる相手には「タックル」でカウンターする。
量産型も含めてジャンプ技が弱点で魔法防御力も60(量産型は何故か20まで下がっている)とブラックに次いで低いのでマリオの「スーパージャンプ」が成功し続ければ一撃で倒す事も可能。
倒された時は空腹を理由に戦線離脱した(レッド曰く、その割には戦闘前にカレーを食っていた)。
リメイク版のモンスターリストによると天然な性格もあってチームの喧嘩に対しても鈍感になっている事が判明しており、これも量産型にも受け継がれている。
グリーン
オネエっぽい口調をしたノッポな頭脳派でオノレンジャーで自分が一番美しいと思っている。
魔法攻撃が得意だが「かなしいうた」で沈黙状態にしてくる事もあり、量産型は「キラリりゅうせいぐん」以外の魔法攻撃は使用しなくなった代わりに「フレイムストーン」を使用してくる。
レッドと同じく量産型も含めて弱点は氷属性だが魔法防御力は120と高めだが細身からか攻撃力と防御力が最低でHPもワースト2なので通常攻撃の方が大きなダメージを与えられる。
倒された時は貧血を理由に戦線離脱しており、量産型によると目眩がするのは生まれつきらしい。
リメイク版のモンスターリストによると戦線離脱した際にレッド曰く運動不足と指摘されていたが、実際は美容のためにホットヨガをやりすぎた事による運動過多が原因と判明した。
前述したナルシストな一面も量産型は自分と同じ姿が大量生産された事で誰が一番美しいのか分からなくなったらしい。
ピンク
「オノレンジャーの紅一点」と呼ばれる唯一の女性メンバーで下記の使用技から他のメンバーを援護する事が多いヒーラー担当。
基本的に「かいふく」「だいかいふく」といった回復魔法を多用するが、眠り状態にするシャボン玉やクィーンフラワーも使用していた「さくらふぶき」など状態異常技を使用する事もある。
HPはメンバーの中でもっとも低く量産型も含めて弱点は火属性なのでマリオの「スーパーファイア」で真っ先に倒したいところ。
レット曰く厚化粧だったそうで倒された時は化粧が崩れたという理由で戦線離脱した。
リメイク版のモンスターリストによると「紅一点」の意味を理解しておらず「ピンク一点」だと心の中で思っているらしく、色を塗ってくれない事に不満を抱いている量産型も同じく意味を理解していない上にさらに「私には色がないのに」と思っている。
作中の動向
バーレル火山でマリオ達がカイザードラゴン(ドラゴンゾンビ)を倒して6つ目のスターピースを手に入れようとしたところに突然現れ、スターピースを横取りする。
その場から逃走してマリオ達と追いかけっこを繰り広げるが火山の頂上で追いつかれてしまったためやむを得ず戦闘となる(予めヒノピオのヒノマートで回復とアイテム調整をしておくといい)。
オノレンジャー全員が倒されると追い詰められたレッドは最後の手段としてオノフォース本体を起動させるもこれも倒された事でオノフォースは墜落してしまい、鍛冶王戦隊オノレンジャーは壊滅する事となった。
なにかんがえてるの
レッド「しまった!さっき ポーズまちがえた!」
ブラック「レッドのポーズ ちがってたよなあ。いいんかい?」
イエロー「みんな ひとつにまとまってて いいカンジでごわス。」
グリーン「そろそろ かいさんか・・・・」
ピンク「レッドの立ち位置、おかしいわねえ。」
レッドがポーズを間違えた事を気にしてるのをブラックとピンクが察しており、まとまりがない事にグリーンは諦観しているのに対してイエローは逆の反応をしている。
量産型レッド「この世の悪を 守るのだ!!」
量産型ブラック「まだ、チームのメンバーが 決まってねぇよ!」
量産型イエロー「はらへったでゴワス」
量産型グリーン「めまいがするわ。これは、生まれつきよ。」
量産型ピンク「色ぐらい ぬってほしいわ!」
量産型もまとまりがなかった…。
余談
漫画作品『スーパーマリオくん』では残念ながら全員未登場となっている。
ただし、オノレンジャーではないもののスーパー戦隊をパロったオリジナルの敵であれば何度か登場している。
SFC版の本作が発売された当時のスーパー戦隊シリーズは『激走戦隊カーレンジャー』で、後に同作の劇中で「暴走戦隊ゾクレンジャー」という悪の戦隊ヒーローが出てきた(ただし、発売日当時カーレンジャーはまだ第2話でゾクレンジャーの登場よりこっちのがずっと早い)。
また、当時のスクウェアのゲームには本作発売よりも先駆けてSFC『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!』に「完熟戦隊ハードマン」という敵側の戦隊が登場していたりも…。
攻略本『スーパーマリオRPG 星空からのおくりもの』では「鍛冶王戦隊オノレンジャー」の紹介ページにて特撮番組風タイトルロゴが掲載されている(参考)のだが、ロゴの文字や配置が明らかに『超力戦隊オーレンジャー』(カーレンジャーの前の戦隊)っぽい感じになっていた。
それから27年の時を経て発売されたリメイク版ではボス戦開始時の見え切りムービーで、更に戦隊物らしいカットやポーズを披露した。
なお、リメイク版が発売された当時のスーパー戦隊は『王様戦隊キングオージャー』。
2023年時点までの本家スーパー戦隊において、同じ5色の戦隊は登場していない。
赤・緑・黄・黒・桃の5色が揃っている戦隊は3つあるが、オーレンジャーとジュウレンジャーは追加戦士込み、キュウレンジャーは元から9人、追加戦士登場により12人とかなりの大所帯。と言うか青不在の戦隊も警察戦隊パトレンジャーのみ。
ブラックを青にすればゴレンジャー、グリーンを青にすればゴーグルファイブを始めとしたオーソドックスな編成になる。
関連イラスト
関連タグ
間宮菜月:オノフォースの考えていた事を実際に実行したスーパー戦隊の一員。
マンモスレンジャー、オーグリーン、メガブルー、マジグリーン、ゴーオングリーン、ゴセイブラック、トッキュウ4号、オウシブラック、ドントラボルト、ブンオレンジ:いずれも斧が固有武器の戦士。