概要
『スーパーマリオRPG』に登場する敵キャラクター。
パックンフラワーの派生種の一体だがその中では珍しく、名前に「パックン」とは付かない。
間違いやすいが「クイーン」ではなく「クィーン」表記が正しい。
ビーンズバレー最奥の土管に他のパックンフラワー(パックンブルー)と同じように植えられており、トンダリヤに水を与えられると「つぼみ」が現れて戦えるようになる。
道中の土管のパックンはスルーできるが、クィーンフラワーはビーンズバレーのボスでもあるため戦闘は避けては通れない。
そんなクィーンフラワーだがヤリドヴィッヒのヤバさに隠れているもののこちらも本作を遊んだプレイヤーにトラウマを植え付けたかなりの強敵でもある。
最初はつぼみが一つの状態で戦闘が始まってそれを倒すと新たに水を与えられてつぼみが二つ現れ、さらにそのつぼみも倒すと今度は三つのつぼみが出現する。
これも打ち破ると「ちょっぴり刺激が強い水」を与えられ、改めて復活した二つのつぼみと共に本命のクィーンフラワーが出現する。
そして出現した後の最初の行動で全体攻撃魔法の「さくらふぶき」を繰り出してくる。
この「さくらふぶき」、風流な桜吹雪の演出の直後にマリオ達全員にガード不能の魔法ダメージを与えた上に「キノコ状態」にしてしまうという非常に恐ろしい魔法攻撃である。
キノコ状態になると微量に回復するが3ターンの間は一切行動できないため全員がキノコにされてしまうとそのまま壊滅的な被害を受けかねない。
しかも普通にプレイしていた場合、大半のプレイヤーが「さくらふぶき」を初めて見るのはこのクィーンフラワー戦であるため完全初見の必殺技に油断していたプレイヤー達は例外なく地獄を見せられた。
また、単体キャラを状態異常に陥れる「ねむけのかふん」や「カカシのかふん」、「かきゅう」「ほのおのかべ」といった火属性の魔法も使用してくるため単純なゴリ押しだけで突破することは難しい。
もちろん復活したつぼみも引き続き攻撃を仕掛けてくるため、こちらも倒す必要がある。
対策としては氷属性が弱点であり、マロの「ユキやこんこん」やアイテムの「こおりだま」を使用すると大きなダメージを与えられる。
「さくらふぶき」でキノコ状態になると全滅の危機に陥りやすいのでパーティー全員に「へんしんふせぎバッジ」を装備させておけば「カカシのかふん」も防げるのである程度はマシになる。
ちんぼつ船で「あんしんバッジ」や「セーフティーリング」を入手していれば「ねむけのかふん」も防げる上に後者は火属性の魔法も無効化されるので回復に特化したピーチに装備させておけば一気に有利になれる。
クィーンフラワーと二つのつぼみを倒すと完全に撃破した形となり、トンダリヤは逃走する。
そして土管に入った先にあるブロックをジャンプで叩くとブロックの中から豆の木が伸びていき、雲の上に存在するマシュマロの国への道が開かれる。
「なにかんがえてるの」を使用するとつぼみは「見てんじゃねぇよ!!」とキレられ、クィーンフラワーは「水もらって、スクスク。花の命、短し・・・・」と刹那的な事を考えている。
スーパーマリオくんでも強ボスとして登場。
CMのパックンの真似をしてマリオの変装をしたりしていた。
またMinecraftの『スーパーマリオ マッシュアップ』ではウィザーのテクスチャに適用されている。
リメイク版
初報のPVに登場しており、多くのプレイヤーのトラウマとなった「さくらふぶき」でパーティーを壊滅させる映像が流れていた。
モンスターリストの解説ではつぼみはまだ開いてない状態の花という意味に反して大きな口を開けて攻撃する事に、クィーンフラワーはどう見ても桜ではないのに「さくらふぶき」を使う事についてそれぞれツッコまれている。