概要
正式名称は「無限回転寿司戦隊・カイテンジャー」。キヴォトスに出没する戦隊ヒーローの様な格好をした5人組で、頭に寿司ネタが乗っている。
戦隊ヒーローのような格好をしてはいるものの、全く正義の味方ではないどころか指名手配されるほどの重犯罪者。独善的な正義(夢)の為に大型兵器の設計データや物資・資金の強奪などを常日頃から繰り返している。その犯罪の規模も大きく、「一度現れたら周囲が焦土と化す」という噂が流れるほど。
なお、カイテングリーンによると給料は成果給らしい。
全員のスーツに共通する意匠として、セーラー服のV襟のようなパーツとスカートが付いている。また、腰にはおそろいのホルスターを付けておりハンドガンも所持していると思われるが、使うメンバーはおらず種類は不明である。
ボディラインがはっきり出ていることからもわかるように全員女性である。
もちろんレッドも例外ではない。
最終編では「虚妄のサンクトゥム攻略戦」において「D.U.シラトリ区」防衛に参戦、美食研究会及びヒフミ、アズサに協力するという、始めてヒーローらしい活動をした。
最終サンクトゥムの守護者であるペロロジラ(色彩)においてはヒマリが虚妄のサンクトゥムのエネルギーを利用した物理法則を超越するという特異現象を起こした事により短時間とはいえKAITEN FX MK.0が巨大化して「KAITEN FX MK.∞(インフィニティ)」となり、ペロロジラと戦った。
登場コンテンツ
指名手配
デイリーコンテンツ「指名手配」では、指名手配犯としてターゲットにされている。
雑魚を倒しつつ逃げるカイテンジャーを追撃、最奥で対決という流れとなっており、体力が一定以下になると踵を返して逃げていく(火力が高い場合や足止め手段がある場合はそのまま倒すことも可能)。
大決戦・総力戦
期間限定のボスコンテンツ、大決戦・総力戦でも登場する。前半戦がカイテンジャー5人、後半戦が
奪った資金と技術を元に作った合体ロボKAITEN FX MK.0という構成。
メンバー
カイテンレッド(マグロ)
リーダーを務める熱血タイプ・・・のはずだが、非常に独善的な価値観の持ち主で、先生との会話でもややサイコなやり取りが目立つ。名乗りは『熱血のレッド』。
なお、グリーンから契約期間・給与の交渉を持ちかけられていることからレッドがグリーンを雇用しているという関係性になっており、しかも出来高制らしい。
使用武器はマグロのお寿司のようなカラーリングのアサルトライフル。
- 総力戦・大決戦:必殺技「カイテンポーズ!熱血のレッド!」でSTRIKER全体に20秒の挑発効果。挑発を受けるとEXスキルが使用不可・中断してしまうため、撃破タイムを競うという趣旨の総力戦・大決戦ではピンポイントに嫌な効果である。
- 指名手配:必殺技「カイテンジャーレッド!」でターゲット1人に対して連続攻撃。対象が動いても1マガジンなくなるまで追尾し続ける。
カイテンブラック(穴子)
クールな性格の頭脳派副官ポジション・・・のはずだが、KAITEN FXの出来栄えを見てはしゃいでいたりとロボットオタク的な部分が目立つメンバー。名乗りは『冷徹なブラック』。
武器はハンドガン。
- 総力戦・大決戦:必殺技「カイテンポーズ!冷徹なブラック!」は攻撃対象に被ダメージ増加の追加効果を与える。
- 指名手配:必殺技「カイテンジャーブラック!」で同じく攻撃がヒットした対象に被ダメージ増加効果。
カイテングリーン(カリフォルニアロール)
めちゃくちゃドライな性格で、二言目には金や勤務時間の話をするまさかの雇われメンバー。成果給や査定に繋がる作戦ではしっかりと成果を出すが、お金にならない・給料が上がらないと判断するとすぐに帰宅・脱退しようとしたりしてレッドを苦労させている。名乗りは『休出のグリーン』。
武器はミニガン。
- 総力戦・大決戦:必殺技「カイテンポーズ、休出のグリーン……」では扇形の範囲に乱射して攻撃する。
- 指名手配:必殺技「カイテンジャーグリーン!」で同じく扇形に乱射して攻撃。
カイテンイエロー(玉子)
他の癖の強いメンバーに比べるとあまり目立った発言のないメンバー。名乗りは『気合のイエロー』。
武器はスナイパーライフル。
- 総力戦・大決戦:必殺技「カイテンポーズ!気合のイエロー!」では高倍率の単体攻撃を行う。一見地味だがこの倍率自体がかなり高く、油断できない火力を持っている。
- 指名手配:必殺技「カイテンジャーイエロー!」は高威力の弾を一発発射する。追尾性能があり、狙ったターゲットが発射後に動いたり遮蔽に入っても追尾する。
カイテンピンク(エビ)
唯一女性口調で話す(全員女性だが)メンバー。比較的マジメな性格で、他4人が好き勝手するのを諌める…のだがその結果行われるのが犯罪行為なのがキヴォトス流である。名乗りは『純情のピンク』。
武器はグレネードランチャー。
- 総力戦・大決戦:必殺技「カイテンポーズ!純情のピンク!」ではカイテンジャー全体の攻撃力を上昇させる。
- 指名手配:必殺技「カイテンジャーピンク!」では何かに接触すると大爆発するグレネード弾を発射する。位置取りによっては遮蔽物などに当たって起爆することもある。
使用ロボット
KAITEN FX MK.0
戦隊のお約束、合体ロボのような見た目の「KAITEN FX MK.0」を操縦する。ゲーム的な意味は特にないが、ビークル形態から変形合体するというお約束も踏襲している模様。
「無限回転・SUPER海老マシンガン」「無限回転・HYPER鰯ミサイル」「無限回転・ULTRAお皿シールド」などの武装を使用できるほか、「無限回転・MEGA玉子オーバーチャージ」による自己強化などが可能。最大の必殺技は手に持った剣による「無限回転・FINAL鯖スラッシュ」。
見た目は格好良いが、実は装甲が段ボール製のハリボテという致命的な弱点がある。そのためか、ボスとして出現する際の装甲属性は重装甲ではなく軽装甲になっている。
KAITEN FX Mk.1
MK.0が先生率いる生徒たちによって破壊された後、急遽製造されたありあわせの2号ロボ。
頭部から直接手足が生えているような格好をしており、腕部は工業用のロボットアームをそのまま使っている、頭部と脚はメンバーカラーに着色されているが腕部はそのままなど、継ぎ接ぎ感が目立つ。
イベント「新春狂騒曲第68番」にて、盗んだお賽銭などを使って調達された新機体として登場した。MK.0と違い工業用メカの部品を流用したためか装甲は金属製になっており、重装甲ボスとして登場した。
KAITEN FX MK.∞
明星ヒマリ主導で研究されていた、サンクトゥムタワーに集まったエネルギーを転換、物質を3分間だけ巨大化させられるという秘密兵器によってMk.0が巨大化した姿。生徒たち&KAITEN FX MK.∞ vs. 色彩ペロロジラという変則的な戦いを繰り広げた。
専用BGM
ゲーム上での戦闘場面が多く、複数の専用BGMがある。なお、作曲はすべてKARUT氏。
- Denshi Toujou!(戦闘:指名手配)
- Fevertime(総力戦:KAITEN FX Mk.0 前半戦)
- Kaiten Screw!!!(総力戦:KAITEN FX Mk.0 後半戦)
- Kaiten Hurricane!!!(最終編:カイテンジャーvsペロロジラ)
余談
ペロロジラ(色彩)戦が解放された2023年2月5日(日曜日)にカイテンジャーがtwitterトレンド入りし、放送している戦隊の内容が内容だけにこちらの方がスーパー戦隊なのでは……という声も散見された。
パロディとは言え、戦隊ものにしては珍しくブルーが不在である(本家戦隊でブルー不在は23年時点パトレンジャーのみで、5人戦隊では前例がない)。というかカイテンジャーと配色が同じ戦隊が存在しない。一応ネタの候補としてはいわゆる「光物」や「青魚」と呼ばれるイワシやアジ辺りが挙がるし、少なくともそっちの方が視認性や知名度としてはカリフォルニアロールより適切で、水産物として統一性もありそうだったが……
また、宇沢レイサのモモトークで送られてくる「友達と撮った写真」に、カイテンジャーグリーンと似たヘイローの生徒が描かれていることから、彼女が(バイトで)グリーンをやっているのではないかという説もある。ただし、カイテンジャーのヘイローは極めてシンプルな円形で、モブ生徒も同様のため事実かどうかは今のところ不明。他にもOPで描かれている5人組のモブ生徒説などがある。
KAITEN FX MK.0は全体的な構造や外見が『超新星フラッシュマン』に登場するフラッシュキングのオマージュが多大に含まれている。というのもフラッシュマンは1989年に韓国で一番最初に放映された戦隊シリーズであり、非常に根強い人気があるためである。そのため、後にGOD BRAVE STUDIOにてプラモデルとして商品化された際にはパッケージがDX超合金FLASH IN BOXのオマージュになっていたりと非常に愛を感じる構成になっている。
関連タグ
はま寿司 スシロー:奇遇にも虚妄のサンクトゥム攻略戦開始とほぼ同時期に「他の客が注文した品を勝手にとって食べる」「共用品や設備に口や唾液をつける」などの迷惑行為(何の因果か「寿司テロ」をもじって「寿司ペロ」と呼ばれた)を撮影した動画(およびそれらに対する警察への被害届や損害賠償請求など企業側の対応)が騒動となったこともあり、ペロロジラ(色彩)をそうした迷惑客に見立ててKAITEN FX MK.∞の活躍を「企業からの鉄槌」とネタにする声も上記の戦隊ネタ共々上がった。なお、こちらに関しては偶然の一致によるものである。