ちょっと まちぃ! あんさん
ええ天気でおますなぁ
わいは ゼニノコーっちゅうもんですわ
どうか ひとつ お見しりおきを
ここを 通りたいんやったら
100コイン はらってもらいましょか
はらわん ちゅうのやったら 通さへんで
世の中 ゼニ ゼニ! ゼニでっせ~!!
はらう
はらわない
☞たたかう
あんさん わいと やる気でっか?
せやけど たぶん わいが
あんさんを ボコボコに しまっせ
はっきりいって わいは
メチャメチャ つよいですからなぁ
それでも たたかうって いうんでっか?
はらう
はらわない
☞たたかう
そこまで いうんやったら
しかたが ありまへんな
ちと いたい目に あってもらいましょか
概要
マリオストーリーでステージ5をクリアすると、何故かポカポカロードを封鎖している眼鏡をかけた巨大なノコノコである。
見た目はヨッシーアイランドのビッグノコノコとよく似ており、関西弁で喋る。また、ゼニという名前がつくように金にがめつい性格であり、通行しようとするものからコインを巻き上げてくる。
同作中でのノコノコは踏みつけることで事実上無力化することが可能なことや、小物臭の漂う外見と言動から、金を払うことを拒否し、興味本位で撃破を試みたプレイヤーをことごとく返り討ちにし、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた存在である。
クリオのものしり
ゼニノコーだよ
とっても がめついヤツみたいだね
さいだいHPは『70』で
こうげき力は『10』
ぼうぎょ力は『6』だ
ときどき コウラで オイラたちを
ふみつぶすこうげきも してくるんだ
コウラでの こうげき力は『3』だよ
このこうげきは うしろにいる
オイラたちも やられちゃうから
うまく ぼうぎょしてね
どうにか ひっくりかえしちゃえば
あいつの ぼうぎょ力が 下がるから
こうげきの チャンスなんだけど
こいつ ひっくりかえった
じょうたいから おきあがるとき
そのまま こうげきを してくるんだ
それにしても でっかい ノコノコだね
なんでも むかしは ノコノコ村に
すんでいたんだって
ゼニノコーの強さ
まず基本的なパラメータであるがHPは「70」、攻撃力「10」、防御力「6」でありラスボスと比較しても遜色ないパラメータの持ち主(ちなみにラスボスはHP「99」、攻撃力「10」、防御力「2」)である。特に防御力「6」というのが曲者であり、ウルトラハンマーなどを使ってもそのままではダメージを与えることが全くできないのである(同作では攻撃力-防御力でダメージを与えるが、通常攻撃だとウルトラハンマーの攻撃力「6」が最大)。そしてノコノコ系だからひっくり返せばなんとかなる、と思った多くのプレイヤーに対しては、ひっくり返っても防御力は「3」あるという鬼畜っぷり(ジャンプ攻撃はウルトラブーツでも「3」×2回なので無効化されてしまう)と、更に起き上がった時点で攻撃してくる(普通のノコノコは起き上がった直後に攻撃はしてこない)というチート性能のために回復が間に合わなくなり二進も三進もいかなくなり、敗北を喫すことが多い。
また、攻撃力が低めなものの、ノコノコ系が得意とする甲羅アタックも使ってくるが、これは仲間を含む全体攻撃であり、仲間にヒットしてしまうと3ターン行動不能にしてしまう。巨体故に甲羅のスピードが遅いことが逆に感覚の違いで、ガードのタイミングが掴みにくいのも地味に強い。
そもそも、マリオストーリーではマリオのHPはそれほど高くなく(最大で「50」)、防御力は基本的には「0」であるから攻撃力「10」というラスボス相当である時点でもかなりしんどいことになるのにダメージを与える手段がほとんどない、というから厄介である。
ちなみにストーリーで必ず倒さなければならないボス、というわけではないが100コイン払って通行した場合、再度通行する際にもう一度コインを要求されるので注意。この100コインというのもマリオストーリーのコインはカンストが999であるため、結構な大金である。逆にキノコタウンに向かう場合でも通行料を要求されるので、倒さない限りは快適に移動できない。そのため安全にノコノコ村方面に行きたいのなら地下経由で移動すればいい。
ものしりキノポンの話によれば、「村にいた頃は、かつて四人組のノコノコ(恐らくステージ1のボス・ノコブロス)とよくケンカしては勝っていた」とのエピソードが語られている。後のクッパの手下を圧勝してしまう、彼の異常な強さが窺える話である。
また、足止めを食らっているチャールズは「抜け道を探す」と発言しており、ステージ7クリア後は抜け道を見つけたらしく倒したか否かに関係なくノコノコ村に帰っている。
なお、ステージ4クリア直後に掲示板の裏に書き込みを行っていて、出現のタイミングでは表の掲示板でニュースになっている。
必勝法
そんなラスボスレベルの強さのゼニノコーであるが、実は必勝法とでもいうべき撃退法が存在し、それはねむりの状態が非常によく効くことである。そのため、何らかの手段を用いて眠らせることができればその間は攻撃し放題であり、起きたらまた眠らせるということをすれば楽勝、どころか一度もダメージを食らわずに撃退することも難しくはないのである。しかも、眠らせる手段としては比較的コストが低い「ママのこもりうた」がある為、アイテムとして用意する必要も無い。他にあまり活用の出番が無い技だがまさかの使い道であった。また、ひっくり返している間だけ狙える尻尾(実はカーソルを動かさないと攻撃できない罠)であれば防御力0でダメージを与える事が出来る為尚、楽である。
実は「ネムラセフミィ」のバッジがあれば眠らせるついでにひっくり返せるためママのこもりうたよりもかなり相性が良い。
ただしロテンのバッジ屋で75コインを支払わないと入手出来ないのが欠点。バッジのコンプリートを狙うならついでに買いに行っておこう。
また、地震ハンマーや防御力を無視する技も有効。前者に至ってはひっくり返しで弱点をさらけ出してしまうので、鉄壁の守りにもきちんと打開策が用意されている。
ボスということでまさか眠りが効くはずないだろうと思ったプレイヤーほど気づきにくい初見殺しの一つであるといえる。
土管経由でノコノコ村に行けば、ひっくり返しさえすれば弱点の尻尾に攻撃できる、眠った時に起こすのが大変だったと聞くことができ、これがヒントとなっている。
余談
スーパーマリオくんの読者ならピンと来たかもしれないが「関西弁のキャラ」「通せんぼしている敵が金品を要求して来て、断るとバトルになる」と言うのは、この漫画の定番ネタである。
スーパーマリオRPG編を収録した51巻ではマルガリータがこのネタを行っている。
関連タグ
ブラックヘイホー:同作で同じく初見殺しの強敵。
マルガリータ(マリオシリーズ):前作の敵キャラ。スーパーマリオくんでは法外な通行料を請求してマリオたちの邪魔をして来た。
カメレゴン:眼鏡をかけた大柄な爬虫類繋がり。
ギルガメ:亀の初見殺しとして有名な敵繋がり。ただしこちらはがめついプレイヤーに対するトラップである為、正反対である。