概要
回転する丸ノコのような敵で、初登場は『スーパーマリオワールド』。海外名は「Grinder」。
基本的に倒せない上に見た目が完全に無機物なため基本的には仕掛け扱いなのだが、『スーパーマリオブラザーズ』のバブルや『スーパーマリオブラザーズ3』のクッキー、同じく『スーパーマリオワールド』で初登場したグルグルなど、見た目が無機物のような敵にもちゃんと敵キャラとしての名前が付けられている。これも初期は敵キャラ扱いであったため。
ただ、同じ無機物系統のファイアバーは敵キャラであったり仕掛けであったりし、『スーパーマリオワールド』のグルグルは公式攻略本では敵キャラ扱いだったが、『スーパーマリオ百科』では仕掛け扱いだったりと、キャラの扱いには不安定な部分がある。
主な登場作品
スーパーマリオワールド
初登場作品。迷いの森の砦、チョコレート島の城にて登場。
レールに沿って回転している他、レールの無いものは地を走ったり、高所からマリオめがけて飛んでくるものもあり、かなり物騒である。スピードも速め。
リメイクの『スーパーマリオアドバンス2』まではクリア後に砦や城への再チャレンジができなかったため、貴重な存在であった。
なおスピンジャンプで踏むことが可能。
実は、本作では坂滑りで倒すことができる。三角ブロックを使えば可能な他、マント飛行から着地して滑っても倒せる。倒した際のグラフィックは用意されておらず、外見がバグる。
後述するが、スーパーマリオメーカーでは無敵スターでも倒せないほか、レールを動くのが遅かったりスピンジャンプで踏めなかったりと原作より厄介である。
スーパーマリオギャラクシー2
約20年経って本家マリオにようやく再登場。3Dマリオ初登場であるためデザインも変更された。
今回は木材の床を切って落とそうとするなどノコギリらしい仕事をするようになった。
スーパーマリオ3Dランド
『スーパーマリオギャラクシー2』同様木材を切り落としてくる。
Newスーパーマリオブラザーズ2
2Dアクションゲームに戻ってきたが、今回はレールに沿って動くようになった。大と小の2種類のサイズがある。
敵というより仕掛けだからか、ほとんどの敵を倒せるゴールドマリオでさえ倒せない(他には巨大トゲ鉄球とテレドンが該当する)。
スーパーマリオメーカー/スーパーマリオメーカー2
つくるマリオにも登場。地面に配置しても『スーパーマリオワールド』のように地を這わなくなったが、「スーパーマリオワールド」スキンでもスピンジャンプで踏めない(ヨッシーやくつマリオでなら踏める)などの変更がされている。また、大きさもかなりでかい。
レールに配置してもいいが、WiiUスキンで壁に配置して壁ジャンプを妨害させるという嫌らしい使い方もできる。
2015年12月22日のアップデートにて、ガリガリを振るとどこから触れてもマリオをバウンドさせる「マルマル」に変貌するようになった。
中が空洞になっており、敵キャラを配置することもできる。また、挟まれても圧死しないため、コース作成の幅が広がった。
なお、本作は「スーパーマリオブラザーズ」スキンにのみ登場する変なキノコを取ることで変身できるガリガリのマリオ(変なマリオ)というものがあり、単にガリガリと言うとそっちの方を指しているととられる可能性がある。
『スーパーマリオメーカー2』ではオブジェクトを振って変化させる手法が廃止になったため、マルマルとは別枠になった。
おすそわけるメイドインワリオ
まさかのメイドインワリオシリーズ出演。マイクが担当する「リミックス1」のボスステージに配置されている。挙動は『スーパーマリオワールド』のものと同じ。
近縁種
- ノコギリ
『スーパーマリオワールド』のアスレチックコースでレールに沿って移動しているノコギリ。ガリガリよりも細長いが、大して恐れることはない。また、ヨッシーに乗っていれば踏める。
- ワキリ
『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場する床や天井を這う回転ノコギリ。見た目は完全にガリガリである。
- タテノコ
同じく『スーパーマリオランド2』に登場するシャフト上を移動するギザギザのカミソリ刃。
- ヤシチ
こちらも同じく『スーパーマリオランド2』に登場するシャフト上を移動する手裏剣のような回転歯。