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マリオ(映画2023)

ざすーぱーまりおぶらざーずむーびーのまりお

ここでは2023年公開の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』におけるマリオについて記載する。
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CV:宮野真守(日本語版)/クリス・プラット(原語版)

概要編集

ブルックリンに住む配管工の青年で本映画の主人公

元々勤めていた配管会社を辞めて、弟のルイージと二人で夢だった独立稼業を営んでいるが、業績は芳しくない様子。

ある時ブルックリンで起こった大規模な配水管事故に向かった際に、下水道で見つけた謎の土管に吸い込まれ、辿り着いたのは魔法に満ちた新世界

辿り着いた別世界で大冒険が始まる。


この記事では映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』での設定及びゲーム作品との差異について主に記述する。


容姿編集

赤い帽子に青いオーバーオールはゲームと同じだが、インナーの赤い服に襟があり、よく見ると前開きシャツとなっている。小柄な点はゲームと共通で、映画本編においても言及がある。


性格編集

一人称は「ボク」でチャーミングでしっかりもの。真面目で正義感の強い性格の持ち主であり、打たれ強い一方で崩れると脆く、何処か少年の様な純粋さや傷付きやすい繊細さも持ち合わせている。

更に意外に負けず嫌いで喧嘩っ早く、明らかに格上の相手であっても売られた喧嘩を買ってしまう無鉄砲さも見せる等、外交的な見た目によらず複雑な内面の持ち主である。


非常に高い身体能力を持ち、劇中では見事なパルクールを披露するが、人間の範疇を超えている訳ではないため、人智を超えた相手と戦う時はどうしてもアイテムの力に頼らざるを得ない面がある。

しかし、どんなに挫けそうな事になってもルイージや仲間達といった大切な者の為ならば何度でも諦めずに立ち上がろうとする不屈の闘志を持ち、多くの困難を乗り越え徐々にヒーローとしての秘められた素質を垣間見せていく。


本作ではキノコ嫌い」な設定になっており、「家の夕飯にキノコ入りパスタが出ると“エッ!キノコ!?”と嫌がり、隣のキノコ好きなルイージの皿にパスタ内のキノコだけを移す」、「自分がキノコ王国に来たと知ると、“何でよりによってキノコ?”不満たらたら」、「スーパーキノコを食べる事に拒否感を示し、渋っていたらピーチ姫に口に詰め込まれ…何度か食べている内に盛大に嘔吐する」…という描写がされている。

しかし、何度もスーパーキノコを食べている内に慣れてきたのか、中盤辺りから「躊躇無く自力でキノコを食べられる」程度にはキノコ嫌いを克服している。


人間関係編集

双子の弟であるルイージとの絆は非常に強く、幼い頃からいじめっ子の悪ガキからルイージを助けたりしており、現在も「弟との2人でならなんだって出来るはずだ」と信じている。


ゲームとは異なり、本作のピーチ姫との関係は「気兼ね無く付き合える異性の友人」あたりに留まっており、恋愛関係というのは、ピーチ姫に熱愛して結婚を目論んでいるクッパの邪推である。


マリオがキノコ王国とジャングル王国との同盟を賭けて戦う際の対戦相手。当初は敵対関係であったが、クッパ軍団進攻の際には共闘関係となっている。


マリオたちが別世界に来るまでは赤の他人であったが、マリオがピーチと行動を共にしているという理由から、世界を征服しようとする傍らで特別敵視されている。


家族編集

ゲームではルイージ以外に家族や親戚の立ち位置のキャラクターはほぼ登場していないが、この作品では顔立ちの似ている両親や血縁者達が登場しており、家族全員で暮らしている模様。


詳細はマリオの家族の記事を参照。


その他編集

本作では誕生当初の、『ヨッシーアイランド』以降口調に名残を残しつつも使われなくなっていた「イタリア系アメリカ人」の設定が再び使われており、序盤のスパイクやマリオの家族との掛け合いは当時のイタリア系アメリカ人の人々の事情を意識したものとなっている。


マリオの生みの親である宮本茂氏はマリオが「キノコワールド生まれ」に変わって以降もそれから割と早い段階でイタリア系アメリカ人のマリオの物語を再び作る事も考えていたらしく、本作から20年程前にマリオの家族のスケッチを小田部羊一氏と書いていた事もあり、それらの構想が本作で取り入れられる形となった。


本作の制作において宮本氏がマリオに求めたのは「人間になる」とされており、実際宮本氏は「ニンテンドー64で3Dになってだいぶ進化したけれど、まだパペットのような感じだった。今回やっと人間になったという手ごたえを感じてます」とコメントしている。


別名・表記ゆれ編集

マリオ(スーパーマリオ):ゲーム本編や漫画作品の彼はこちらを参照。


関連タグ編集

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

マリオの家族


以下、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』本編でのネタバレが含まれます。











































活躍(映画本編のネタバレ注意!)編集

以前はルイージと共にスパイクの経営していた配管工会社に所属していたが、スパイクのやり方に嫌気が差すと共に「もっと大きな事をしたい」と考えて独立。兄弟二人で経営する「スーパーマリオブラザーズ・プラミング」を開業し、全財産を注ぎ込んで宣伝の為のTVCMまで作っている。

しかし、仕事はトラブル続きで中々上手くいかない(腕は立つが運が悪い模様)上に、元上司のスパイクには馬鹿にされ、更に「弟を巻き添えにしている」として父親や叔父にも「本当は何がしたいんだ?」と呆れられていた。

自分自身でも、口で大きく語っていることが思うようにいかず、何も実現出来ていない現実とそれでも諦め切れない思いに悩んでおり、生まれた時から一緒であった弟のルイージや母だけが数少ない味方だった。


そんな中、ブルックリンで大規模な下水道の水漏れが発生し、大きな事をするチャンスだと考えてルイージと共に現場となる下水道へと向かい、水漏れの元を発見して止めることに成功するも、その拍子に長い間使われていなかった地下に落ちた事で、異世界である「キノコワールド」に繋がるワープ土管を偶然にも発見してしまい、先に吸い込まれてしまったルイージの後を追う形で飲み込まれてしまう。途中でルイージと合流するものの、分岐点で再び離れ離れとなってしまい、キノコ王国へと辿り着く事になった。


キノコ王国に辿り着いて早々に出会ったキノピオから、ルイージがクッパの支配するダークランドに行ってしまった事を聞かされ、ルイージを探し出す為に彼に連れられる形でピーチ城の存在する王都に向かう。

そこで対面を果たし事情を聞いてくれたピーチ姫から、彼女のセッティングしたコースをクリアするという特訓を受ける事になるが、嫌いなキノコであるスーパーキノコを何度も食しながらも、クリアギリギリまで達成させた事でピーチ姫にその資質を認められる。

そして、彼女や王国に来て最初に出会ったキノピオと共に、クッパを打倒する為に必要な協力者を募るべく、クランキーコングの治める「ジャングル王国」へと旅立つ。


その後、無事にジャングル王国に辿り着くも、今度は、クランキーの息子であるジャングルの勇者ドンキーコングと一騎打ちの対決を勢いに任せて引き受けてしまう展開になる。

ただでさえ、アウェーな環境の中である上に圧倒的過ぎるドンキーのパワーの前に何度も打ちのめされる事になるが、ネコマリオに変身した事で形勢逆転する形で制し、コング軍団と共にカートでキノコ王国へ戻ろうとする。

しかし、レインボーロードを渡っていた際にその動きを読んでいたクッパが差し向けたクッパ軍団に奇襲を受けた結果、計画は失敗。自身とドンキーは海中に落ちて巨大ウツボに呑みこまれてしまうも、ドンキーのカートの残骸に装備されていたロケットバレルを使って脱出する。


ドンキーと共にキノコ王国へと戻った後は、そのままクッパ城で行われるクッパとピーチ姫の結婚式に駆け付け、タヌキマリオに変身。間一髪の所で溶岩に落ちてしまう寸前であったルイージを救出し、ようやく再会を果たす。

その後、自身とピーチ姫の仲の良い光景を見て逆上したクッパが放ったマグナムキラーがキノコ王国へ落ちるのを防ぐべく囮となり、ワープ土管を利用して異空間内で爆発させようと考えるも、それが原因で自身やルイージだけでなくピーチ姫やキノピオ、コング達、クッパにクッパ軍団までもがクッパ城ごとマリオ達の世界のブルックリンに転送され、大混乱に陥ってしまう。


規格外なまでに圧倒的過ぎるクッパのパワーやクッパ軍団の大軍勢の前に、満身創痍となって心が折れそうになってしまうが、偶然にも吹っ飛ばされた行きつけのピザ屋のテレビに自分とルイージで作ったTVCMが映った(マリオがぶつかった衝撃でテレビが壊れたため、映像ややおかしくなっており、走馬灯が走っているようにも見える)のを目にして二人で夢を語らった時を思い出し再び奮起。ルイージがクッパの火炎放射から身を呈したサポートに回り、二人でスーパースターを取る形で共に無敵状態となり、大反撃に転じる。

無敵状態の力でルイージと共にクッパ軍団を蹴散らしていき、最後は兄弟のコンビネーションでクッパを倒し、その野望を阻止する事に成功。クッパに勇敢に立ち向かう姿を目の当たりにした両親からも見直され、ルイージと共に「ブルックリンを救った英雄」となった。


事件後、ルイージと共にキノコ王国に居を構える形で、ブルックリンとキノコ王国を行き来し配管工業を続けている。

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー ざすーぱーまりおぶらざーずむーびー

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