もしかして⇒キノコワルド
概要
マリオシリーズ及びその派生作品の舞台となる世界。
名称の「キノコワールド」は、『スーパーマリオブラザーズ3』の取扱説明書のストーリー解説にて明かされている。他にも『スーパーマリオRPG』では「マリオワールド」、『スーパーマリオオデッセイ』では「とある地球」と呼ばれている。
現実の世界の地球と同様に様々な文化形態を持つ国家が存在しており、キノコ王国やサラサランドの様にファンタジー感のある国家もあれば、ビッグシティやダイヤモンドシティの様に現代的な都市国家もあり、中には個人所有されている大陸も存在している。また、世界各地には不思議なワープ機能を持った土管が地面に突き刺さっており、そこから地底や遥か遠い場所だけでなく、異空間や異世界に飛ぶ事も出来る。一方で、舞台の場所が特殊的であったり、キノコ王国から見て外国であると明言されていなかったりしているが、マリオシリーズ及び派生作品の舞台になっているスポットもある。
通貨に関しては、ほぼ全ての国家が金貨である「コイン」で共通しており、どういう訳かブロックや地下に隠されていたり、空に浮かんでいたりもする。
マリオやルイージ、ワリオ、ファンキーコングが現実世界の地名や固有名詞を挙げていることから、キノコワールドは(地理的・文化的等な意味で)現実の地球と繋がっている可能性が高い。ただし『スーパーマリオオデッセイ』では前述した通りマリオシリーズの舞台の星が「とある地球」と称されており、少なくとも我々の生きる地球とは別物のようだ。
なお最初期のマリオシリーズでは、「現実の地球と繋がりのない異世界」と明確に設定されていた。これに反映して映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では明確に異世界として扱われており、マリオとルイージは地球のブルックリンの地下下水道からワープ土管を通じてこの世界にやって来る事になっている。
マリオやルイージ、ピーチ姫といった人間は勿論、キノピオ達キノコ族やクッパ率いるカメ一族、ヨッシーを始めとする恐竜族等、多種多様な種族達が共存し合う形で暮らしている。また、オヤ・マー博士やDr.クライゴア等によって優れた科学技術が生み出されている一方で、魔法や超能力、幽霊、妖精といった特殊能力や超常現象等も公に認知されている。また、2代目ドンキーコング(「ドンキーコングトロピカルフリーズ」より)やナインボルトが任天堂ハードを所持していることから、派生作品を含めたマリオ世界でも任天堂のゲームが発売されていることが分かる。
なお、異種族間で婚姻関係に至っているキャラは見られないが、クッパを始めとして様々なキャラが異種族の人物に惚れている描写が多々見られる為、その辺りの恋愛事情は割とポピュラーかもしれない。
キノコワールド各国家・地名
ビッグシティ(ニュードンク・シティ)
舞台 - 『ドンキーコング初代シリーズ』、『マリオブラザーズ』、『レッキングクルー』、『スーパーマリオオデッセイ』他
成人したマリオやルイージが、大工や配管工、ビルの解体屋等といった様々な職に就く形で働いていた都市。マリオとルイージの出身地であるキノコ王国から遠く離れた場所に存在するとされている。
『ドンキーコング』では、マリオがペットとして買っていたドンキーコングが、マリオの恋人であるレディ(ポリーン)を連れ去って工事現場で大騒動を起こしており、リメイク版ではそこから都市全体や外国でも騒動を起こして、マリオがそれを必死に追う追走劇が繰り広げられている。
『マリオブラザーズ』では、地下下水道を舞台に配管工であるマリオとルイージの二人が、土管より這い出てくるシェルクリーパー(カメ)やサイドステッパー(カニ)、ファイターフライ(ハエ)等と交戦している。
『スーパーマリオオデッセイ』では、「パワームーン」の力を使い最先端の技術を生み出し、その影響で世界有数の企業が集まる大都会となっており、「ニュードンク・シティ」という名を持っている。当作ではレディはその都市の市長を務めており、民間の人々(ニュードンカー)からは厚い支持を受けている。ビッグシティと同一かは不明だが、ファン間では同一視されることも多い。
モデルとなったのはアメリカのニューヨークで、最初期の設定ではイタリア系アメリカ人のマリオもしくはマリオ兄弟の、実際のニューヨーク内での出来事とされていた。
キノコ王国
舞台 - 『スーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオ64』、『Newスーパーマリオブラザーズ』等
マリオとルイージ二人の出身地で、現在も在住している大陸の王政国家。首都はキノコタウンで、国家元首はピーチ姫が務める。
キノピオ達やクリボーといったキノコ族が中心となって暮らしている全体的にのどかな国で、建物もキノコ型が多い。領土も非常に広大で、砂漠地帯や寒冷地といった様々な場所が存在する一方、毒の沼の存在する森林地帯や火山地帯といった危険な場所も存在している。
しかし、火山地帯方面はあまり人が立ち寄らない場所であるのを良い事にクッパ達カメ一族が勝手に自分達の国土にしてクッパ城を構えており、「自分達もキノコ王国の住民だ」と称してはばからないのだが、度重なる形でクッパ軍団による騒動も起こしている為、国民達の多くは迷惑な思いをしている。いつ城を構えたのは不明だが、『マリオ&ルイージRPG2』にて、幼少期のクッパが幼少期のマリオやルイージと、同じく赤ん坊のピーチ姫を巡って諍いを起こしている事からも、かなり以前からである事が窺われる。
『スーパーマリオブラザーズ』で、クッパ軍団による本格的な侵略を受け、一部のクリボー達までもがクッパ側に裏切る等、国の存亡に関わる危機となったが、ビッグシティから帰国してきたマリオ・ルイージの兄弟の活躍によってクッパの侵略は阻止されている。しかし、その後もクッパはキノコ王国の支配を諦める事無く、隙あらば何度も侵略行為に出ている。
『マリオシリーズ』のゲームの大半において、この国がストーリーの最初の舞台となる事が多い。
最初期の設定ではマリオ達がニューヨークの地下にあったワープ土管からキノコワールドに迷い込むと同時に初めて訪れた場所とされており、その設定が再起用された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ではマリオとルイージがブルックリン市街地の地下水道にあったワープ土管に吸い込まれそれぞれキノコ王国とクッパが治める「ダークランド」に迷い込んでいる他、同作におけるピーチ姫も幼い頃に別の世界からワープ土管を通ってキノコ王国に迷い込み、そこでキノピオ達に育てられて人望を集めた事で国家元首となったという過去が語られている。
デザート砂漠
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した広大な砂漠の広がったエリア。岩や砂地がケーキやアイスクリームといったデザートを想起させる形となっており、周辺にはピラミッドやサボテン、ヤシの木、石像のキャラクター「イワヘム」等が点在している。水辺は殆どない代わりに、一度飲み込まれたら命は無い危険な流砂が数多く存在する。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD2に当たる場所となっている。
ミント諸島
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した広大な海に多数の小島が浮かんでいるエリア。プクプク等、海中等で活動するキャラクターが多く生息しており、巨大な沈没船も存在している。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD3に当たる場所となっている。
フローズン大地
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した雪が降りしきる雪原地帯のエリア。あちこちの地面が滑りやすい氷になっており、洞窟地帯等の天井にはつららが多く存在する。夜になると空にオーロラの発生する地帯もある。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD5に当たる場所となっている。
ソーダジャングル
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した鬱蒼とした森に囲まれたエリア。不気味な雰囲気をしている上に溶岩と同じく致死性の高い毒の沼が存在しており、更に奥地ではテレサを始めとする幽霊達が徘徊している等、より不気味な危険地帯と化している。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD4に当たる場所となっている。
ロック山脈
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した険しく荒涼とした岩山だらけとなっているエリアで、水辺等も少なからず存在する。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD6に当たる場所となっている。
マシュマロ雲海
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した空に浮かぶエリア。足場と言える陸上は殆ど存在せず、空に浮かぶブロックやリフトを足場にするしかないアスレチック場の様な領域となっている。
『Newスーパーマリオブラザーズ』ではWORLD7に当たる場所となっている。
ドングリ平原
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場した巨大なスーパードングリの樹木が特徴的である緑豊かな草原のエリア。マリオ達はクッパの戦艦の巨大なアームで投げ飛ばされここに辿り着く事になる。
『Newスーパーマリオブラザーズ』では、該当する場所は存在しない。
7つの国
舞台 - 『スーパーマリオブラザーズ3』
キノコ王国での最初の侵略事件(マリオブラザーズ及び2)の後、クッパがコクッパで構成されたクッパ7人衆に侵略させた、7つの王政国家で構成された連合王国。キノコ王国と同様に、キノピオ達キノコ族が住人として暮らしている。
それぞれの国王達は魔法の杖を所有しており、それを奪ったコクッパ達が魔法で国王達を動物に変えてしまい、混乱を巻き起こしたが、キノピオ達から助けを求められたマリオとルイージの活躍によって解放されている。
リメイク作である『スーパーマリオアドバンス4』では、一度クリアすると、7つの国の構成図が分かる全体マップを見る事が可能になり、ストーリー中、下記の7つの王国へは逆時計回りで進んでいく事になっている。なお、最後に攻略する事になる「暗黒の国」は、空の国と氷の国の間にある。
草原の国
国全体が草原に覆われた国。他の国に比べると危険度の低い平穏な国である。
占拠していたコクッパはラリー。
砂漠の国
国全体が砂漠化している国。多数のピラミッドがあり、狂暴で攻撃的な太陽の棲んでいる場所もある。
占拠していたコクッパはモートン。
海の国
国全体が海に囲まれた複数の島で構成されている国で、幾つかの島は船で行き来する事が可能。しかし、人を丸飲みにしてしまう巨大なプクプクの棲んでいる危険地帯も存在する。
占拠していたコクッパはウェンディ。
巨大の国
複数の島々で構成された南国風の国。しかし、それ以上に特徴的なのは、巨大なクリボーやノコノコ、パックンフラワーが棲んでいる点であり、場所によっては巨大化か通常の姿に変わる不思議な空間も存在する。
占拠していたコクッパはイギー。
空の国
一見すると、草原の国と同様に平凡な草原に囲まれた国であるが、巨大な塔を登ると雲の上に存在する本来の国土へと辿り着く。雲の上なので、当然ながら地上に落下しかねない危険地帯も多い。
占拠していたコクッパはロイ。
氷の国
国全体が氷山や極寒地帯に覆われている国。地帯によっては氷の中に閉じ込められているコインや敵キャラクターが存在する。
占拠しているコクッパはレミー。
映画版では似た様な国(国民はペンギン達)がクッパの襲撃を受けている。
土管の国
国全体が土管だらけである上に、複数の島で構成されているという迷路の様な国。各地を行き来するのは大変な上に、そこら中の土管にパックンフラワー系の敵が潜んでいる危険地帯も多い。
占拠しているコクッパはルドウィッグ。
暗黒の国
他の7つの国とは異なって、国王どころか住民さえも存在せず、大陸全体が溶岩地帯や暗闇で光の刺さない危険地帯となっているという、もはや「国」とさえ呼べない国。誰も決して近寄らない場所であった為、7つの国の侵略を望んでいたクッパにとっては「拠点を築く場所」としてうってつけとなり、国の最深部となる地下にクッパ城を建造。更にそこまでの通路には、クッパ軍団の操縦する高速戦闘機や戦艦、戦車といった機動兵器を大量に配置している徹底ぶりで、クッパの支配する軍事帝国と化していた。
しかし、マリオとルイージの活躍によって機動兵器部隊は壊滅。最終的にクッパも打倒された事で、軍事帝国は崩壊を迎えている。
サラサランド
舞台 - 『スーパーマリオランド』
ピラプト王国、ミューダ王国、イーストン王国、チャイ王国の四つの王政国家で構成されている連合王国。国家元首は不明だが、姫君にデイジーがいる。
四つの王国はそれぞれ文化形態も大きく異なっており、そこに暮らしている種族も独特な者が多く、キノコ王国以上に多種多様な民族の暮らしている国となっている。ただし、チビボー等の様に一部共通した種族も住んでいる。
『スーパーマリオランド』にて、宇宙催眠という特殊能力を行使できる宇宙人であるタタンガが侵略。国民の多くがタタンガの能力で尖兵に変えられてしまい、デイジー姫も捕らわれの身となってしまったが、マリオの活躍によってタタンガは倒され、国に平和が戻っている。
その後はデイジーの登場こそ多いものの、サラサ・ランドの再登場は今のところない。
恐竜ランド
舞台 - 『スーパーマリオワールド』
スーパードラゴンと称されるヨッシーを始めとする恐竜達が棲息する地帯。国家としての機能は無く、ここに暮らす恐竜達は皆、平穏な暮らしをしていた。また、ヨースター島等、バカンス地として人気のある地帯もある模様。
しかし、この地帯に目を付けたクッパが密かにクッパ軍団を率いて侵略を開始。まず、地下にクッパ軍団の拠点となる「クッパ谷」を築いた後、地上への侵攻を行い、多くの恐竜達がクッパ軍団の傘下として従わされ、それに抵抗したヨッシー達もまた次々とクッパ軍団に捕らわれてしまい、完全制覇まであと少しの所となっていた。
そんな中、ピーチ姫を連れてマリオとルイージの二人が、ヨースター島へバカンスにやって来た事で事態が一変。クッパによってピーチ姫が拉致された後、マリオとルイージが卵の殻の中に閉じ込められたヨッシーの一人を救出。彼等三人の反抗によってコクッパ達に制圧させていた拠点が次々と解放されてしまい、最終的にはクッパ谷の拠点であるクッパ城にまで乗り込まれたクッパが対決の末に敗れた結果、恐竜ランドは解放され、平和が戻る事になっている。
『本山一城』では恐竜達の指導者的存在としてヨッシーダムスなる老恐竜がおり、また三色ヨッシー達が恐竜ランドに伝わる言い伝えとして
『蘇った大魔王が王朝を復活させる為に恐竜達に恐怖をもたらすであろう』(意訳)という物があると語っている。
舞台 - 『スーパーマリオワールド』、『ヨッシーアイランド』、『スーパーマリオRPG』等
「スーパードラゴン」とも呼ばれるヨッシーという種族の恐竜達が暮らしている島。その為、「ヨッシーアイランド」という別名でも呼ばれている。キノコ王国から南部に存在する。
マリオがこの島に最初に訪れたのは赤ん坊の頃で、コウノトリによってキノコ王国に運ばれる中、そこへカメックがやってきた結果、落とされてしまったマリオは偶然にも、そこで暮らしていた成人ヨッシーに助けられ、カメックの連れて行った赤ん坊のルイージを救う為に、「初めての大冒険」を経験する事になった。
マリオが成人になった後の『スーパーマリオワールド』で、ルイージやピーチ姫と一緒にバカンスに訪れたのが切っ掛けで、新たなヨッシーとの出会いや恐竜ランドを救う為にクッパと対決する事になっている。
『スーパーマリオRPG』では、スターピース探しの冒険の中で立ち寄り、再会したヨッシーから、島のヨッシー達を困らせているワッシーを懲らしめる為にマリオが協力。最終的にワッシーを改心させ、ヨッシー達が仲良くレースが出来る様にしている。
マリオランド
舞台 - 『スーパーマリオランド2 6つの金貨』
マリオが立身出世の末に手に入れた個人所有の土地で、国家としての機能は無い。クリボーやノコノコ、パックンフラワーといったおなじみの種族は勿論、この土地にしかいない独自の種族も生息している。マリオの居城である「マリオ城」の他に、6つのゾーンが存在する。
しかしマリオ城に目を付けたワリオが、マリオ城だけでなくマリオランド全体を乗っ取ってしまう事になったが、戻って来て事態を知ったマリオが反撃に出た結果、敗北したワリオは逃走。マリオランドは解放される事になっている。
最初期のイタリア系アメリカ人のマリオの物語の中では外伝としての面が強い『マリオランドシリーズ』の中でも一際異彩を放つ土地であり、キノコワールド生まれのマリオの物語の中での立ち位置が最も曖昧な土地でもある。
ジュエリーランド
舞台 - 『ヨッシーのロードハンティング』
キノコ王国と国交のある王政国家。ポット王とパイン王子の親子が国を治め、王家には代々、不思議な力を持っているとされている12個の宝石が家宝として存在している。
王族は人間の種族だが、エンディングの様子からもキノコ族を始めとする他の種族も暮らしている。
宝石の力に目をつけたクッパ率いる強力な機動兵器を戦力としたクッパ軍団の武力侵攻によって、12個の宝石が奪われてしまい、更にその力よって「光の世界」と「闇の世界」の二つに分かれてしまった上で双方が支配下に置かれ、ポット王とパイン王子の親子も捕らわれの身となってしまう。
しかし、ピーチ姫からの要請でやってきたマリオとヨッシーの活躍によって光の世界が解放され、ポット王も救出される。そして、拠点となるクッパ城を構えていた闇の世界もまたマリオ達に解放され、最終的に武装したクッパも敗北。パイン王子も救出されて、12個の宝石の力を解放したマリオによって、平和が戻る事になった。
スーパーマリオくんでは国こそ乗っ取られてしまったが王は脱出しており、王子も関わっている。
妖精の森
妖精のワンダの暮らしている森。古くから妖精達の暮らす伝承のあった森であったらしく、妖精の他にはハナチャンも暮らしている。その周辺には、湖や山から氷や溶岩の洞窟といった様々な自然地帯も存在している。
また、キノコ王国付近にあるカラカラ砂漠が森の近くにある点からも、この森はキノコ王国からそう遠くない場所にある事が推察出来る。
『マリオとワリオ』では、ワリオが勝手に自らの邸宅を築いて我が物顔となっており、そこへやって来たマリオ、ルイージ、ピーチ姫、ヨッシーの4人に対し、バケツを落とす等といった形でちょっかいをかけていたのだが、最終的にはワンダの手助けもあって失敗。ワリオ邸から脱走したワリオもマリオに撃退されて森は解放される事になっている。
しかし、『ワリオの森』にて、懲りずにワリオが森の支配に再び乗り出し、配下やモンスター達で制圧した後、自分の物として「ワリオの森」と名付けて支配していたが、ワンダと彼女に協力したキノピオによってモンスターや配下達はおろかワリオも撃退され、再び平和を取り戻している。
ヨス湖
ヨッシー達の暮らしている湖。ワリオが落としてくるのはヨッシーの卵の殻。
名前は「ネス湖」がモデルと思われる。また、『スーパーマリオオデッセイ』ではキノコ王国に同名の湖がある。
くもとり山
森に囲まれた山岳地帯で、名前通り山々の山頂周辺に雲が掛かっているのが特徴で、マントガメが棲息している。ワリオが落としてくるのは樽。
氷の洞窟
周辺が氷に覆われている洞窟で、ドラボンが棲息している。ワリオが落としてくるのは土管。
炎の洞窟
煮えたぎるマグマの流れている洞窟で、ウンババや炎を吐く壺であるツボーンが棲息している。ワリオが落としてくるのは壺。
プクプク海
海洋生物達の暮らしている海であり、プクプクやブクブクが棲息している。ワリオが落としてくるのはクラゲ。
バルーンブリッジ
雲の上にある空中庭園で、ジュゲムが棲息している。バルーンブロックという定期的に膨張と収縮を繰り返す特殊なブロックが存在する。ワリオが落としてくるのは雲。
カラカラ砂漠
灼熱の砂漠地帯で、サンボや壁を駆け回る炎のグリグリが棲息している。ワリオが落としてくるのは帽子。
『マリオカート』シリーズ等にもしばしば登場し、レース場として利用されており、また「カラカラタウン」と呼ばれる街やキノコタウンからカラカラ砂漠を通った交通手段である機関車『K64』の走る線路も敷かれている。ちなみに『マリオカートWii』では、「カラカラ遺跡」と呼ばれる遺跡もある事が判明している。
ワリオの庭
ワリオ邸の周辺に存在する庭で、名前はワリオが勝手に名付けた物である。パックンフラワーの様な危険な植物が棲息し、更にワリオによって、通路が迷路の様に改造されている上にあちこちに仕掛けが施されている為、迂闊に近寄る事の出来ない危険地帯と化している。ワリオが落としてくるのはパックンフラワー。
ワリオ邸
妖精の森の支配を目論んだワリオが自らの拠点として建てた邸宅。ワリオの庭以上に複雑な仕掛けがある上に広大で、ワリオがブルドック号に乗って自由自在に飛び回れる程。ワリオが落としてくるのはドラム缶。
最終的にワリオはマリオによって撃退されている為、本邸も取り壊されたと思われる。
キッチン島
舞台 ― 『スーパーマリオランド3 ワリオランド』
海賊団『ブラックシュガー団』が拠点としている危険な島。島の各地には、海賊団の団長であるキャプテン・シロップの本拠地の「シロップ城」だけでなく、非常に高価な財宝が隠されている危険地帯が幾つも存在し、最も早く本拠地にまで辿り着くルート前の海では、ブラックシュガー団の海賊船であるティーカップ号が遮る様に停泊している。
ブラックシュガー団の財宝を狙って乗り込んできたワリオによって、各地に隠された宝は奪われてしまい、最終的にワリオとシロップの直接対決の末、自棄になったシロップがシロップ城を自爆。その後、ブラックシュガー団はこの島を放棄したと思われる。
DKアイランド
舞台 - 『ドンキーコングシリーズ』
ドンキーコングなど主にゴリラや猿などジャングルにいそうな動物が多く住んでいる。全体的に大自然に囲まれた地帯の為、南方に存在する場所であるのは確かである。
ちなみに、初代ドンキーコングことクランキーコングの故郷もここに当てはまると思われるが、登場時期の関係上「DKアイランド出身」とは明言されておらず、関連性は不明。だが、クランキーの故郷はキノコ王国の近くとされており、DKアイランドがキノコ王国の領域に当てはまらないが、キノコ王国の隣国である可能性が高い。
実際に、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ではキノコ王国の隣国の「コング王国」としてコング達の故郷が登場している。
ケロケロ湖
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
キノコ王国の南方方面に存在するマロやカエル族達の暮らしている広大な湖で、カエル仙人が治めている。北方にはキノケロ水路に通じている巨大な滝が流れている。住人であるオタマジャクシ達は、店を経営していたり、「メロディ・ベイ」で、作曲家であるキノコフスキーに協力していたりする。
住人達によると、世界中の噂が風に乗って集まって来るらしく、マリオの噂は勿論、彼とマロの二人がベロ〜ムを倒したという噂も、それが起きたすぐ後に知れ渡っている程。この結果、カエル仙人は、湖から動く事が無くても、膨大な知識を持っているに至っている。
ローズタウン
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
ケロケロ湖の付近に存在する自然に囲まれた町。近くには恐竜ランドの迷いの森に引けを取らない迷宮の様な森である「ハナチャンの森」が存在する。また、スターロードからの使者であるジーノは、この町の宿屋で暮らすキノコ族の少年・トイドーの所有していたジーノ人形に乗り移って仮の身体としている。
『スーパーマリオRPG』では、カジオー軍団の一人であるユミンパによって無差別に矢が撃ち込まれており、それに当たってしまった人々は身動きが出来なくなってしまったが、カエル仙人に頼まれたマリオとマロ、そしてジーノの活躍によってユミンパが倒された結果、元の平和を取り戻した。
ドゥカティ
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
チョロプーの様なモグラ族達の暮らしている街であり、巨大な鉱山である「ドゥカティ炭鉱」の麓に築かれている。炭鉱では珍しい物が掘り出される事も多く、それを売っている「掘出し物屋」も存在する。他にも、アイテム取引屋、花火屋といった他の町には無い特殊な店も存在している。また、炭鉱の奥地ではトロッコを走らせるレールが大規模に敷かれているのだが、危険な為か、現在は使用されていない。
マリオ達が訪れた際、モグラ族のある一家の娘であるダイナが、弟のマイトを連れて炭鉱に行ってしまった結果、炭鉱に落下したスターピースの影響による崩落で出られなくなってしまう事態となり、住人に頼まれたマリオ達がダイナ達を救う為に炭鉱に乗り込む。そしてスターピースが回収され、ダイナ達も保護された結果、事態は収束した。
ブッキータワー
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
ドゥカティの西部に存在するブッキーの居住地である逆四角錘状の塔。かなり高い塔である上に内部も複雑で、様々な仕掛けが施されており、途中のカーテンの中に入るとマリオの姿が『スーパーマリオブラザーズ』時代へと逆戻りしてしまう展開も。また、先祖に敬意を持っているブッキーの方針で、1階のロビーには歴代のブッキーの肖像画が飾られており、それぞれの代の顔を覚えてご先祖ルーム前の肖像画の前で順番通りに挨拶すると、ご先祖ルームに入れる仕掛けとなっている。この部屋には、以前ブッキーに噛み付いて怒りを買ってしまったワンワンが鎖に繋がれて閉じ込められており、助けるとクッパの装備品となる。
『スーパーマリオRPG』では立ち寄った際に途方に暮れていたクッパと遭遇し、彼が仲間に加わる。そして、カジオー軍団の襲来で飛ばされてしまったピーチ姫も塔の最上階に幽閉されており、彼女を救い出すべくマリオ達はブッキータワーに乗り込む事になる。
メリー・マリー村
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
ブッキータワーの西部に存在する村。精錬された美しい雰囲気が特徴で、大きな結婚式場となっている教会があるのが最大の特徴。リゾートホテルがある事でも有名で、スィートルームでの1泊の料金こそ高いが、シャワーやルームサービスが利用出来る。
『スーパーマリオRPG』では、ナンシーとキノの若いキノコ族のカップルが結婚式を挙げようとしていた途中で、勝手にブッキー一派が乗り込み、ブッキーとピーチ姫の結婚式が行われようとしていたが、そこへマリオ達が乗り込み、乱闘の末にブッキー自らが引き下がった事で結婚式は阻止(?)されている。
その後、村は平和を取り戻す事になり、ナンシーとキノの結婚式も無事に執り行われている。なお、パイプオルガンを弾いている人に話しかけると、キノコフスキーの作曲した祝いのメロディを聴く事が出来る。
リップルタウン
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
商業において盛んな街。店の品揃えが良く、ドゥカディのモグラ族と同じ種族によって営まれる健康食品店も存在している。他にも、キノコ大好きボーイやカエル仙人の弟子といった特殊な人物達も暮らしている。また、南方の海にはジョナサン・ジョーンズ率いる海賊団のアジトとなっている沈没船が存在する。
『スーパーマリオRPG』では、海に落下したスターピースをジョナサン・ジョーンズが回収した結果、それに目をつけたカジオー軍団のヤリドヴィッヒが街を占拠して住人に成り済ます事になり、マリオによってスターピースが回収された後、ヤリドヴィッヒが本性を現して手にしようとするが、ジョナサン・ジョーンズの妨害やマリオ達に倒された事で失敗。街も解放され、元の活気を取り戻した。
モンスタウン
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
改心したモンスター達が平和に暮らしている地下街。カントリーロードの地下通路、ベロ~ム神殿を通過しないと辿り着く事が出来ず、誰でも容易に立ち寄れる場所ではなくなっている。キノコ族と思われる「モンスターばあさん」が街を取り仕切っており、住居は岩壁を掘り起こす形で造られている。
なお、街にあるカギのかかった扉は、「クリスタルのカギ」が無ければ開けられず、開けると強大な力を持った存在であるクリスタラーが待ち構えている。
『スーパーマリオRPG』ではスターに関する情報からスターピースがあるかもしれないと考えたマリオ達が立ち寄る事になるが、そこにあったのはスターピースでは無く、歌って踊れるヒトデナシの女の子だった。しかし、モンスターばあさんから雲の上の世界やその行き方について教えてもらう事になる。
クッパ軍団の隊長格で行方を晦ましていたノコヤンとクリジェンヌの二人が暮らしており、ノコヤンはジャッキー道場に入門し、クリジェンヌは店を経営。クリジェンヌはいつかクッパが来た時の為に装備品を用意していた。また、ただで停泊できる場所では、レイホー、カロン、テレサの三人で構成された「アンデッド3」から、「お札探しゲーム」を要求され、探し当てるとゆうれい勲章が手に入る。
クラウンカジノ
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
ビーンズバレーに隠されている秘密の隠し通路を通って辿り着く事の出来る、クラウン兄弟の経営するカジノ。会員制となっており、カジノに入る為にはまずブッキータワーにいるクラウン・兄のジャグリング勝負に勝利して「ブリリアントカード」を貰わなければならない。カジノ自体の運営・管理はクラウン・弟が担当しており、スロット、ブラックジャック、あっちむいてホイのゲームを行う事が出来る。
マシュマロの国
舞台 - 『スーパーマリオRPG』
マロの故郷で、雲の上にある王政国家。マシュマロの様な外見をしたマシュマロ族達が中心になって暮らしている。過酷な砂漠地帯に険しい崖を越えた先にあるビーンズバレーにある巨大な豆の木を蔦って行かないと辿り着く事が出来ない。王室専用の温泉があるのだが、その下には危険な活火山である「バーレル」火山が存在する。
『スーパーマリオRPG』では、悪女・マルガリータによってマロの両親である国王夫妻が捕らわれの身となり、彼女の部下であるブサイクな鳥・ドドを行方不明になっていたマロ王子と偽る形で国の実権を握られてしまっていたのだが、帰国してきたマロやマリオ一行の活躍によってマルガリータとドドの二人が追放され、国の実権は再び国王夫妻に戻っている。
ワリオランド
舞台 - 『ワリオランド2』
ワリオがマリオに対する対抗心から、海賊の保有していた宝等から得た財産を使って手に入れた個人所有の土地。中央には、ワリオの築いた城である「ワリオ城」が存在し、城の大きさはマリオ城に引けを取らないが、マリオランドに比べると土地の面積はかなり狭い。
『ワリオランド2』ではワリオに酷い目にあわされた事への復讐を望んでいたキャプテン・シロップ率いるブラックシュガー団が乗り込み、ワリオ城を滅茶苦茶にしてワリオの財産を盗み出す事件が発生しているが(ルートによっては城を乗っ取っている)、最終的にワリオの執念深さの前に敗北。ブラックシュガー団は撃退され、ワリオはワリオランドの奪還に成功している。
なお、現在は下記の通りだがワリオの本籍ではなくなっている可能性がある。
ドルピック島
舞台 - 『スーパーマリオサンシャイン』
イルカの形をした、モンテ族とマーレ族が多く住む南国の島。キノコ王国からは飛行機に乗って行く程、かなり遠い地で、リゾート地として人気がある模様。
本編のプロローグでキノコ王国を外国扱いしたことから、現実のフィリピンやニュージーランドような、島そのものが一つの国として成り立っている可能性が高い。ただし、プロローグでマリオ一行の意見をろくに聞かず冤罪で刑務所に連行したことから、ドルピック島の司法制度に問題がある様子を窺わせる。
マリオに父親を倒されたクッパJr.による復讐の為に島中がインクだらけにされてしまったがクッパJr.は倒され、島は再び平和を取り戻した。
この島の近辺には、カニ・ウミガメ・クラゲ・熱帯魚の形をした島も存在している事が、プロローグでの飛行機内のマップで確認できる。
マメーリア王国
舞台 - 『マリオ&ルイージRPG』、『マリオ&ルイージRPG1DX』
キノコ王国の隣国である王政国家。マメラ女王とマメック王子の親子が国を治める。
主に豆をモチーフとした種族が多く住んでいる。
ワッフル王国
舞台 - 『ペーパーマリオRPG』
「ルイージの冒険」で名前が登場した国。エクレア姫がいるらしいが、名前だけの登場なので具体的な雰囲気は不明。
ほうき星の天文台、及びその他宇宙関連
舞台 - 『スーパーマリオギャラクシー』及び『2』
ロゼッタの所有する特大宇宙船であり、「スーパーマリオギャラクシー」ではここがホームとなった。宇宙に存在しているため、厳密に言えば国ですらない。
宇宙そのもので見た場合、タタンガやオービュロン等宇宙人のキャラが存在している他、マリオファミリーの他ビッグキューちゃんやドリブルとスピッツ等生身で宇宙空間でいても平気なキャラが多いなど、実際の宇宙とは違って宇宙空間の中では無害のようだ。(ただし「スーパーペーパーマリオ」では、異次元の世界であるせいか生身で存在することは出来なかった)
遥か西の国
舞台 - 『マリオバスケ3on3』
キノコ王国へバスケットボールのスポーツを伝えたとされる国。ファイナルファンタジーの世界線と繋がっている可能性がある。
ダイヤモンドシティ
舞台 - 『メイドインワリオシリーズ』
ワリオの出身地。ここではワリオがゲームを製作する会社である「ワリオカンパニー」が建っている。
キノコ王国は人間が少ないが、ダイヤモンドシティ付近の地域含めここではアシュリーを始めとした人間が多く住んでいるのが特徴。その為、幼稚園から大学まで教育機関が多くかなりの都会であることが分かる。
反面、下記のようなキノコ王国及び隣辺の地域に見られるような種族は殆ど見られない。
帽子の国・カブロンなど
舞台 - 『スーパーマリオオデッセイ』
テレサに似たような容姿のカブロン人、ガイコツのような見た目をしたアッチーニャ人と、国ごとに様々な種族や特有のローカルコインが特徴的となっている。詳細はオデッセイの記事を参照。
なお、月の国も存在しているが、月がステージとなっている作品は「スーパーマリオランド2 6つの金貨」も存在していた。また、そこのローカルコインは後述する「スーパーマリオギャラクシー」に登場したスターピースとなっている。
フラワー王国
舞台 - 『スーパーマリオブラザーズワンダー』
キノコ王国から少し離れた所にある王国。フロリアン王子とポプリンが住んでおり言葉を話すおしゃべりフラワーや不思議な力を持つワンダーフラワーがある。
異世界の国
サブコン
舞台 - 『スーパーマリオUSA』
現実の世界とは異なる夢の国。その為、一部では同じ場所をグルグル一周してしまう等、現実的にあり得ない構造となっている部分もある。
元々は妖精たちが住んでいたのだがマムーによって制圧され、ドリームマシンでモンスター達の生息する世界に変えられてしまい、テレパシーの形でマリオ一行に助けを求めた。
ただしエンディングではマリオの夢オチであることが語られており、実質上マリオ世界には存在していない事となっている。
なお、原作にあたる「夢工場ドキドキパニック」では「夢宇界(ムウかい)」という名前であり、そちらは本の中の世界という設定であった。また、ヘイホーやキャサリン等と言ったキャラはマリオシリーズに吸収された。
ハザマタウン
舞台 - 『スーパーペーパーマリオ』
キノコワールドではなく異世界であり、次元と次元の狭間にある町というだけあって従来のマリオシリーズとは一風変わった不思議な雰囲気が漂っている。
異世界なので当然といえば当然だが住民も完全オリジナル種族であり、キノピオなどのおなじみの住民は一人もいない。
ようせいの国
舞台 - 『スーパーマリオ3Dワールド』
キノコワールドに存在する透明な土管を抜けた先に広がっている別の世界。7人のようせい姫の出身地で緑のようせい姫がマリオ達に助けを求めた。
ネコの国
舞台 - 『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』
キノコワールドに突如現れた黒いインク溜まりからマリオが迷い込んだ世界。ここに存在する敵キャラクターはほとんどがネコ化している。
作中では黒く凶暴化したクッパを沈静化させるために、クッパJr.と共にこの国を駆け回ることになる。
コネクタルランド
舞台 - 『マリオ&ルイージRPGブラザーシップ!』
その他
他にも『どうぶつの森』の村や町、『ゼルダの伝説』のハイラル王国(時系列は不明)も同じ世界に存在しているのではないかという説がある。
『Splatoon』の町である「ハイカラシティ」や「ハイカラスクエア」、「バンカラ街」は同じ世界に存在している疑惑こそあるものの、あちらの世界では約12000年前に哺乳類が絶滅している為、さすがに無理があると考えて良さそうである。
尚、「スーパーマリオメーカー2」のストーリーモードではこれらの作品群から「歌っておどれる1号・2号」、「美少女な研究者」等の関連キャラクターらしき人物の依頼を受けることができるが、
一種のお遊び要素のため真相はハッキリしない。