あ~ れ~ ま~
おまいたちは なにしにきたんだ~
たべちゃおうかな~
概要
『スーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。
名前の表記は「ベローム」ではなく「ベロ~ム」が正しい(リメイク版のモンスターリストでも言及されている)。
クッパでも丸呑みできる大きな身体に4つの目を持つ、一頭身の狛犬のような姿をしたモンスター。
作中でも他のキャラクターから「こわい」という印象を抱かれたりしているが、当の本人は食べる事と寝る事が大好きで悪意らしいものは感じにくい性格。
カントリーロードの地下には何故かこの生物を祀っている「ベロ~ムしんでん」と呼ばれる場所もあり、単なる怪物ではない可能性もあるが詳細は不明。
意外にも普通に喋ることができ、一応はコミュニケーションが通じる。
一人称は「ぼく」もしくは「おいら」で間延びした口調で話し、寝てる時が一番幸せというほどのマイペースな呑気者。
その安眠を妨害されるためかスズメ(の鳴き声)が嫌いであり、他の生物を一時的にカカシに変えて追い払おうとする。
また、「柔らかくてフカフカしたもの」が大好物でそのようなものを見ると思わず舐めてしまったり、場合によっては丸呑みにしてしまう。
去り際に「ベロベロ バハハ~イ なんだなぁ」という特徴的な挨拶を残していく。
リメイク版のモンスターリストでは名称の呼び名がしっかり解説されている他、カエル仙人がカエルになりたての若かりしころから「ベロ~ム神殿」に住んでいたことが判明する。
作中では
作中では2回戦う事になり、1戦目はキノケロ水路の最奥部に鎮座しており近付くと戦闘になる。
この段階ではまだマリオとマロの二人旅なのだが、ベロ~ムは前述したように「柔らかくてフカフカしたもの」が大好物でその条件がピッタリ当てはまってしまうマロを戦闘中に丸呑みにしてしまう事がある。
この場合はマロが一時的に戦線を離脱した状態になっており、その間にマリオが倒されてしまうと全滅になってしまうので可能な限り素早くベロ~ムを叩いてマロを吐き出させる必要がある。
しかし、ベロ~ムも『カカシスモッグ』や『すいまのみず』などこちらの行動を阻害する状態異常攻撃を多用するためこれらを上手く掻い潜りながら戦わなければならない。
序盤のボスとしてはなかなかの強敵だが、キノケロ水路のある場所に潜んでいるナンダロウを倒した時に入手する「へんしんふせぎバッジ」をマリオに装備させておくといくらか楽になる。
実は水門を閉じるスイッチを押すために鎮座しており、勝利すると自分がいなくなると水門が開くことを告げながら姿を消した。
2戦目はベロ~ムのことなどすっかり忘れた頃に訪れる事になる、カントリーロードの地下にあるベロ~ムしんでん。
ここではマロ以外の仲間(マリオも含まれる)でも丸呑みにし、さらに食べたキャラクターを吐き出した後にそのコピー体を味方として生み出す能力を獲得している。
また、眠り攻撃のバリエーションや全体攻撃が増えており、以前よりも手強くなっている。
なお、マリオ達のコピー体はここでしか戦えない珍しい敵で「なにかんがえてるの」によるコメントもそれぞれに用意されている(詳細は項目『その他データ』へ)。
マリオ達を食べた際のベロ~ムのコメントもそれぞれ違うので全て確認してみたいなら複数のセーブデータを用意して何度か戦ってみよう。
Wii U版のVCではバックアップの機能が搭載されているため戦闘前に保存しておくとかなり便利になる他、リメイク版ではモンスターリストにしっかり解説されているのでより便利となっている。
ベロ~ムしんでんには体色が金色になっているベロ~ムを見かける事があるが、こちらは正確にはベロ~ムそのものではなく、ベロ~ムそっくりの喋る「像」である。
こちらは戦闘になることは無いがある部屋の入口に鎮座しており、とあるアイテムを入手してこない限りその場から動かない。
リメイク版ではラスボス撃破してクリアした後にベロ~ムしんでんで再戦できる。
他の再戦ボス同様にステータスが強化されているがコピー体が生み出されるとベロ~ムにバリアが張られ、通常攻撃と特定属性の攻撃が0ダメージになる。
生み出されたコピー体もステータスが強化されているためなるべく早めに倒す戦術が求められる(攻撃手段によっては無視してもよい)。
再戦するきっかけはどうやらのどがチクチクしている事に悩まされていたようで、勝利した後にその原因であった「何か」を吐き出して解決した。
それこそがリメイク版におけるマロの最強武器「せんにんのつえ」であった(この武器は攻撃力に加えて魔法攻撃力も上昇する)。
ちなみにキノケロ水路に入る前にマロがカエル仙人からベロ~ムの事を教えられた場面があるが、どうやら若かりし日のカエル仙人がこのベロ~ムと出くわした事が示唆されている(使っていたであろう「せんにんのつえ」もベロ~ムしんでんで紛失していた)。
真エンディングではケロケロ湖に出ており、そのカエル仙人と対面する事となる(彼方からはベロ~ムの事をどう思っているかは不明)。
コピー体について
前述の通り2戦目でのベロ~ムはマリオを含む仲間キャラクターを丸呑みにし、更に食べたキャラクターを吐き出した後にその偽物を生み出す能力を獲得している。
生み出された偽物とも敵対することになり、最大2体まで出現して性能がそれぞれ異なる。
リメイク版の再戦では偽物が生み出されるとベロ~ムにバリアを張って通常攻撃の無効化は共通しているが、その他の無効化する属性は偽物によって変わる。
原作ではベロ~ムが去っても消滅はしなかったが、リメイク版では一緒に消滅するようになった。
違いは以下の通りである。
- にせマリオ
HP:200
ステータスは平均的であるが、ジャンプと火属性は一切通用しない。
物理攻撃(ジャンプ)しかしない上にボタンガードでダメージを軽減する事もできるので偽物の中では最も厄介度が低い。
再戦ではジャンプ攻撃を無効化させるバリアを張る。
- にせマロ
HP:150
魔法攻撃力が最も高く(ヤリドヴィッヒと同等)、『ほうでんげんしょう』や『でんげき』、雷属性の最強魔法技である『エレキテル』を使用してくる(たまに通常攻撃もしてくる)。
このゲームのシステム上、魔法攻撃はボタンガードで防ぐことができずベロ~ムは眠りの状態異常も仕掛けて魔法攻撃は通常攻撃とは違って喰らっても眠ったままとなるため、偽物の中でも最も厄介なキャラとなる(リメイク版では単体魔法はボタンガードができるようになっている)。
雷と氷属性の攻撃は一切通用しないがHPと防御力が低い為、物理攻撃で対策しよう。
再戦では雷属性の技を無効化させるバリアを張り、通常攻撃はソニックシンバルを使用する。
- にせジーノ
HP:250
物理攻撃力と魔法攻撃力どちらも上から2番目の強さ(正確には魔法攻撃力はにせピーチより僅差で低めであるが、にせマロ以外は魔法攻撃を一切しない)。
物理攻撃に加え、火属性の『フレイムストーン』を使用するのでにせマロに次いで厄介なキャラとなる。
魔法防御はクッパに次いで低く、火属性が弱点なのでマリオで対処したいが氷属性の攻撃は一切通用しないため注意。
物理攻撃は怒りの表情で仕掛けてくるが、この表情を正面で見る事が出来るのはこのボス戦と星のふる丘でスターピースを無視して出口に向かった時ぐらいである(リメイク版では武器を装備してない時の腕を飛ばす攻撃に変更された)。
再戦では火属性の技を無効化させるバリアを張り、通常攻撃はスターガンを使用する。
- にせクッパ
HP:300
HPと物理攻撃は偽物の中でもトップクラスで通常攻撃に加え、1.5倍もあるトゲ攻撃を仕掛けてくるのでボタンガードでしっかりダメージを防ごう。
物理防御力も高めだが魔法防御力が0とワースト1で氷属性が弱点なので魔法攻撃で対策したいところだが、にせマリオと同様にジャンプと火属性は通用しないので注意。
再戦では無属性の技を無効化させるバリアを張り、通常攻撃はドリルクローを使用する。
- にせピーチ
HP:120
通常攻撃も仕掛けてくるが、自身や敵キャラ達に『かいふく』と『だいかいふく』の回復技を使ってくる。
偽物の中ではHPが最も低いので、にせマロやにせジーノと同じく生み出されたら早めに倒した方が得策である。
再戦では氷属性の技を無効化させるバリアを張り、通常攻撃はフライパンを使用する。
その他データ
- ベロ~ム
なにかんがえてるの
1戦目…「ぼかぁ~ねむっている時が、一番幸せなんだなぁ~。」
2戦目…「ぼかぁ~食べている時も、幸せなんだなぁ~。」
3戦目…「ぼかぁ~のどがチクチクで幸せじゃないんだなぁ~。」
- にせマリオ
ベロ~ムの味覚について
「ざらざらして、ちょっと酸っぱい」
なにかんがえてるの
2戦目…「・・ ・・ ・・。」
3戦目…「!」
任天堂の主人公キャラクターは基本的に無口なので仕方がないとも言える。
モンスターリストでは「本当に何を考えているのかよくわからない」とお手上げになったが。
- にせマロ
ベロ~ムの味覚について
「やっぱりこの味が最高」
なにかんがえてるの
2戦目…「パパ、ママ、どこにいるのかなぁ~。」
3戦目…「夜のトイレ、怖いなぁ~。」
- にせジーノ
ベロ~ムの味覚について
「しぶめの味だけど美味い」
なにかんがえてるの
2戦目…「早く、スターピースを 集めなければ!」
3戦目…「スターピースとか、ほんとうはどうでもいい!」
- にせクッパ
ベロ~ムの味覚について
「固くてはっきり言って不味い」
なにかんがえてるの
2戦目…「ワガハイの 城がぁ~~。」※
3戦目…「賀破々々(ガハハハ)!」
※リメイク版では発言に漢字が使われるとモンスターリストで解説されているため「我輩」表記に変更。
英語版では大幅に変更されており、こちらはRを巻き舌で発音していることで見分けられると解説されている。
- にせピーチ
ベロ~ムの味覚について
「甘くてモモの味がする」
なにかんがえてるの
2戦目…「美しいって、つみよねぇ~~。」
3戦目…「ねえキノコ大臣、私ってやっぱり、美しいよねぇ~~?」
意外かもしれないが本山一城など漫画版のピーチ姫はこういうキャラになることが多い。