オメデートウ ゴザマーーーース。(ストロベリー)
はい、おめでとうございま〜す。(ラズベリー)
概要
ノコック(ノコノコのコック)たちが結婚式用に作成したウェディングケーキである。
2段重ねのケーキで、上が片言で喋るピエロ顔のストロベリー、下が普通に喋るカボチャランタン顔のラズベリーである。
カボチャ顔の癖に名前がラズベリーとはこれいかに。
出演
経緯
ピーチ姫とブッキーを追い、メリー・マリー村にやってきたマリオたち。
ところが、ブッキーはピーチ姫との結婚式を強行しようとする。
マリオは裏口から侵入し、ケーキを踏んでノコックに怒られ、強行突入の際に飛び散ったピーチ姫のアクセサリーを探し出し、彼女を連れて帰ろうとするが…
そこにノコックがケーキを持ってやってくる。
「はなよめを つれってちゃうノ!?」
「そしたら ケーキが たべてもらえないノ!」
「あ~! そんなノ…………」
「ダメダメダメダメダメ!」
と、なし崩しにノコックとの戦闘が開始される。
攻撃してくるのはもっぱらノコックのみである。
だが、ノコックは攻撃しても普通はダメージを全く与えられないので、なぜか攻撃対象指定できるケーキに集中攻撃。何回か攻撃するとノコック(見習い)が「ケーキ、動いたノ!!」と騒ぐが、構わずにもう1度攻撃すると・・・
どういうわけかケーキが襲い掛かってきてたまらずノコックは退散。
そう、このケーキこそが今回のボス「ストロベリー&ラズベリー」である。
最期
ラズベリーのHPを0にすると、ブッキーが現れる。
どうやらブッキーは「結婚式=一緒にケーキを食べること」と勘違いしていたようだ。
ケーキを煮て食おうと考えていたが、ブッカーからの提案で一口で食べてしまった。
あれだけ倒すのに苦労したストロベリー&ラズベリーを…
食べ終えると満足したようでブッキータワーへと帰っていった。
戦闘
ストロベリー&ラズベリーのタッグなのだが最初はストロベリーしか攻撃対象に取れず、しかもHPが設定されず、攻撃してロウソクの火をすべて消すと倒したことになり、ラズベリーを対象に攻撃できるようになる。初見のプレーヤーは2回行動持ちと勘違いするかもしれない。
ロウソクの火は全部で5つあり、1回攻撃するごとに1つを消すことができるが、時間を空けると再びロウソクに火がついてしまうので注意。通常攻撃を連発して早急に火を消す必要がある。
しかし、ストロベリーもそれを分かっているのか眠らせて邪魔して来るので対策はしておく事。
そうしてラズベリーとの対決になるのだが、コイツがまた曲者で、
「すなあらし」は全体にかなりのダメージを与え、しかもステータス弱体化効果付きの状態異常・恐怖にしてくる厄介な魔法攻撃。
また、「かんけつせん」は全体に大ダメージを与えてくるので、回復が間に合わないと戦闘不能者が出てしまう可能性も。
よりによってこの猛攻を凌げる回復役のピーチ姫が参入するのが、コイツらとの戦闘後というのも拍車をかける。
耐性も多いために厄介である。
属性持ちの攻撃も大半は無効化されてしまう。
数少ない弱点属性がジャンプ。
スペシャル技で攻めるなら、マリオを起点するしかない。
という事で、ここは前半後半合わせても通常攻撃が得意なクッパの出番。
クッパは魔法防御が低いので、ラズベリー戦ではこまめに回復して一気に倒し切ろう。
眠りか恐怖の対策がしてあるなら、それらを装備させておくのも忘れずに。
なお、お遊び要素として完成前のこのコンビを踏むというネタが出来、その時にノコックから「踏んじゃダメなノ!」と言われるので、弱点はある程度予想出来るかもしれない。
リメイク版
モンスターリストによると名前に反してストロベリーは一個も使われてない事について言及されている。
エンディング後に再戦できるボスの一体で、式場で再び戦うことができる。
ノコックの話によれば、最高のケーキを作るために夜通し頑張ったそうだが、案の定ケーキが襲い掛かってきてしまったらしく、それをおとなしくさせるために戦闘になる。
この再戦後のストロベリー&ラズベリーは
『ピーチを回復役として運用している旧作プレイヤー達程ギミックに引っかかる』というトラップの様なボスとなっている。
この戦闘ではロウソクは最初からついておらず、火をつければおとなしくなるのではと考えたノコックがロウソクに火をつけていく(この戦いでもノコックはダメージを受けず、倒せない)。しかし全てのロウソクに火が灯ってしまうと「おいわいキャノン」で全体にガード不可の9999の一撃必殺を発動してくる。
幸いノコックは夜通しケーキを作っていた影響で寝不足になっており、眠りにかかるようになっている。
ピーチの「ねむれよいこよ」かアイテムの「ねむりだま」でノコックを眠らせ、その隙に通常攻撃でロウソクを消しつつストロベリー&ラズベリーを倒してしまおう。
旧作プレイヤーがまず使わない技がまさかの猛威を振るう点は熟練者殺しと言える。
戦闘が終わると、ケーキをおとなしくさせてくれたお礼として、ノコックから「ふんばりブローチ」がもらえる。このアクセサリーは倒れそうになった時に一度だけ耐えることができる優れもの。
強敵との戦いでぜひつけよう。
ただし、ピーチは装備する事はほぼ無いのだが…。
ちなみにラズベリーは攻撃対象に取れないが、戦闘後に図鑑を見るとしっかり登録されている(「なにかんがえてるの」もできないので、自動で完全登録される)。
なにかんがえてるの
ストロベリー「オメデートウ ゴザマーーーース。」
ラズベリー「はい、おめでとうございま~す。」
前述の通り、ストロベリーは片言だが、ラズベリーは普通に喋る。
ストロベリー(改良品)「オーメデトウ ゴザーーーーマス。」
再戦時には「ー」の場所が変わっている。彼(?)はロウソクに火が付くとめでたいお祝いだと思うらしい。
では、戦闘後に図鑑でラズベリーの考えていることを見てみると…
ラズベリー(改良品)「いったいなにが、おめでたいの?」
この冷めっぷりである。
実際特にお祝いしているわけではないので間違いではないのだが、自分にロウソクが無いことを少し寂しく思っているようなので、ちょっと拗ねているのかもしれない。
スーパーマリオくん
展開が少し変わっており、ブッキタワーでブッキーがピーチ姫との結婚式を挙げる時に用意されたケーキとして登場。ゲームと同じくマリオたちに襲い掛かるが、決定的に違う点がある。実はケーキが動いたのはカジオーによって命を吹き込まれたためであり、本作ではカジオー軍団の一員になっていたのだ。最終的にクッキーで呼び出されたヨッシーが持ってきた「ヨッシースーツ」を着たマリオたちが食欲を増強させ食べられ敗北した。