概要
『スーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。
見た目は黒い服を着込んだムーチョのようだが本作のムーチョは青色の服を着ており、別々の存在として扱われている。
個人(個体?)の名前ではなく、ブッキーの直属の部下「ブッカー隊」に所属するメンバーの総称で隊員は各自「1号」「2号」「3号」などと呼ばれているが、全員本名などは不明。
基本的にストーリー上に登場するのは3号までの3個体。
全員がブッキーを慕っており彼の独特な言動にちょくちょくアドバイスやサポートを入れているが、無茶ぶりとしか思えない意見を述べたり本末転倒も甚だしい判断を下したりすることも多い。
ブッキーよりはまともに見えるが比較対象がアレなだけで結局は全員アホの子であり、特に3号は明らかなギャグ要員である。
キャラが濃いブッキーに対する不平不満はほとんど口にしないが、「なにかんがえてるの」で思考を覗いてみると賃金が低いことに関しては不満がある模様でリメイク版では有給休暇が少ないことも判明している。
ブッキータワーでは道中に1～3号がおり、接触するとバトルに突入する。
バトルで使用してくる魔法などもムーチョとは大きく異なり、ステータスもかなり高め。
ブッカー隊に所属するには意外と厳しい修業や実績を積まなければならないらしく、簡単に所属することはできないらしいため彼らの手強さは修行の成果なのかもしれない。
ただし、こちらから接触しなければバトルにはならないため別に戦いたくないならスルーしてしまっても問題ない。
1号は中に入るとすぐに対峙するが2号はブッキータワーを登る道中での居場所が分かりづらく、戦わなかった人も多かったと思われる。
ブッキーが初めてブキ96に乗って姿を現すマップではしばらく放置しているとブッキーが走って戻っていくのだが、それを追いかけると現れて戦闘となる。
3号はキラーを発射しておりスルーした後に戻ると外を眺めているが、距離を取ると再びキラーを発射してくる。
かくれんぼに失敗するとブッカー1～3号の全員とバトルする事になり、全員を倒すとそのままブッキーと連戦になる。
リメイク版ではエンディング後にブッキー共々再戦が可能で大幅に能力が上がっており、正面突破は難しくなっている。
カブトムシを追いかけながら全力でブッキー坂を走り回る日々によっていつの間にか鍛えられたらしい。
再戦時のブッキーは各ターンの開始時からとある作業に取り掛かり自分の行動順が来ると件の作業が完了後、9999の固定ダメージを与える防御不可の全体攻撃『ばくれつブキ023』で突っ込んでくるため行動する前にブッキーを攻撃して作業を妨害する必要がある。
そんな中でブッカーの1体は作業に没頭するブッキーを応援する行動に出るが、この応援行動はブッキーの素早さにバフを掛ける効果があり繰り返し応援されることでブッキーの素早さはどんどん上昇していく。
そして最終的には誰も追いつけないほど素早さが上がり切ったブッキーが毎ターン初手に『ばくれつブキ023』を繰り出してくるという地獄絵図と化してしまう。
このため、ブッキーの作業だけでなく応援しているブッカーもどうにかしなければ勝利を掴むことは難しい。
どうしても厳しいなら、ジーノカッターで強行突破してしまうのも手。
みならいと昇格イベント
ブッキータワーにある謎のスイッチを押すとイガ谷のマップが少し変化し、初めて訪れた時には存在しなかったはずの入り口が開く。
この中はブッカーみならいの修行の地となっており、実際にブッキーの部下になることを夢見るみならい個体が修行している。
みならいはムーチョと同じ青い服を着ており、モンスターとしてはこのイガ谷の隠し穴の中でしか出会えない。
彼に接近すると話しかけられた後、「マリオに勝てれば正規のブッカーに昇格できるかも」という理由でみならいとのバトルになる。
しかし、所詮はみならいなのか正規のブッカーとの実力差は明らかでそれほど苦戦せずに倒せてしまい倒すとまた修行をやり直すべくどこかへ走り去ってしまう。
実はこのイベントバトルでマリオが敗北した場合、本来はゲームオーバー扱いでセーブポイントまで戻されるはずがその場で倒れているマリオを尻目に大喜びで走り去るみならいの姿が見られ、彼が走り去った後でマリオは復活してそのまま冒険を続けることができる。
その後、ブッキータワーのある地点まで登ってみるとなんと本当にブッカー4号に昇格した彼の姿がある。
しかもこのイベント、ブッカー4号が誕生した後でも続き、5号、6号、7号、そして8号を目指す個体が現れてここでまたマリオが負けるたびにブッカーが増えていくという隠しイベントとなっている。
ただし、彼らの戦闘力はここまで普通に進めてきたプレイヤーならまず負けないほど低いのでイベントを堪能したいというプレイヤーは頑張って負けてほしい。
うっかりレベルを上げすぎると、本作のシステムの都合で頑張っても負けられなくなるので要注意(後衛も倒されなければならないリメイク版は特に注意)。
やるならスイッチを押したらすぐにイガ谷へ戻り道中で瀕死になってから挑む事。
無事に昇格した面々には話しかける事ができ、それぞれから実に嬉しそうなコメントが聞ける。
8号候補のみならいに敗北すると、それ以降はみならいが出現せずに打ち止めとなる。
何故ここに来て新たなみならいが現れなくなるのかというと実はブッカー隊の定員は7名までとなり最後に戦った個体はブッカー隊に入隊できずみならいの服のままブッキータワーで泣いており、終いにはグレてしまう。
なお、ブッカー隊の人数が増えてもストーリーには特に変化は無い(流石に最大7人であの坂のミニゲームをやらせるわけにはいかないのだろう)。
本作のエンディングではブッキーがある人物との結婚式を挙げるのだが、その会場の様子をよく見てみると…？
余談
ヤリドヴィッヒを倒した後のリップルタウンでカブト虫買い取りセンターを経営するブッカーが現れてコインを支払うとブッキー坂でカブト虫を捕まえるミニゲームが遊べるようになる。
上記の店を経営している事からブッキーと接点はあると思われるが、ブッキーに仕えている1～3号やイガ谷で修行しているみならい達のように彼もブッカー隊の一員に数えられているのかは謎となっている。
